2014.7.1 石鎚山 (成就社) お山開き夏期大祭 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。

石鎚山・夏期大祭

毎年7月1日はお山開き、10日間の夏期大祭が始まった(^_^)。

今年も先達会符を持って行こう。

やはり石鎚山を極める意味で重要な日、昨年は土小屋から登り分岐の鳥居で

御神像が登って来るのを待った、やはり今年は石鎚山表参道成就社から御神像

と一緒に登って行こう ('-^*)/

既に昨日中に、西條の石鎚神社本宮から御神像は成就社まで来ている。

本来なら御神像は一昨日前に僕が歩いた今宮道を信者により担いで登ってくる

のだが現在はロープーウェイに乗って成就社までくるらしい、時代の流れと言う

ものは恐ろしい( ̄_ ̄ i)

1日朝6時半から成就社本殿で御神像の出発式が始まる、7時より赤鉢巻・青鉢

巻・黄鉢巻をした3グループの信者団体により御神像を担いで石鎚山へ20分毎

出発していく。

朝6時のロープに乗り成就社へ、はっきり言ってこの大祭中は白衣を身につけた

信者の方ばかりで何となく白い服でなかったら気まずい感じがする勢いである。

僕も今日ばかりは白衣と石鎚神社の鉢巻をして行ってみる事に(^_^)。

この大祭期間中に成就社から行くのは始めてである、だがこの大祭期間中は

駐車場は倍額の1000円となり売っている物ほとんどがお祭り価格で高くなって

いる、貧乏人にはつらいとこだが仕方ない。

成就社に着くと慣れない装いだが傍目からは信者に見えるかもしれない、ただ

自分的にはここに居る信者の人たちとはまた違う意味であり「たった一人だけの

石鎚信仰」とでも言おうか?早く言えばただ変わっているだけだが(^_^)。

今日は天の囁きがあり話せば長いが何故か御神像を担ぎ上げる青鉢巻団体

の青い鉢巻を持っている。

僕は気が弱いので途中から少しだけロープをひっぱらせてもらおう ('-^*)/

と思い後を追うように成就社出発 ! !

今日は自分的にもいろいろな課題と宿題を持って成就社から登ったのだが一日

振り返り今日ほど充実した日は今までにも無かっただろう。

「やはり石鎚山はすばらしい~」という事である。





石鎚山が見えちょる
この大祭は雨の確立が高いのだが
今日はふらない(^_^)。

いつもとは違う成就社

7時から順次各御神像が出発していく
今年の1番手は赤鉢巻で大分の組合

神門まで行きまた引き返して来る

行ったり来たりわざとロープを押して
蛇行して走っていく
まだこんなに勢いのいい信者さんがいるんだな~
と思えば感極まるものがある(・_T)

転倒者続出 ! !
しゃがれる勢いだ ! !

続いて青の鉢巻は早い話が愛媛県の団体

同じく蛇行して行ったり来たり

案外、若い人が多いのだが
見た事がある人はいないので登山と信仰と
言うものはまた別ものである

青色も神門を駆け下りていった

僕もそろそろ行こう。
本殿横に各組合の手続き所があり
なんでもない人もここで登山切符の手続きをする

僕は松山なので中予崇敬組合の所で
登山切符の手続きをする。
先達会符を持っているので切符代500円は免除される
切符が無ければ神門はくぐれないし
本日のみ女性はだめ
神門から先は男のみであるが成就社で
お手伝いをしているのは女性信者さんが多い


さぁ青色の鉢巻を巻いて行こう
本当なら出発式にも参加できるし
最初から御神像を引っ張って行けるのだが
走るのが遅いし息切れするので僕には無理 ! !
年はとりたくないものである(>_<)

手続きをしてる間に黄色が出てきた ! !

無事に神門を潜り八丁へ ! !

高くて買えない (>_<)

ここで青色に追いつき先に行かせてもらう
ほら貝を吹く人はまさに修験者である

夜明峠から石鎚山 ! !

さすがに走って行く訳ではないが
皆手ぶらでお茶すら持っていない ! !
なんまいだ~なんまいだ~と叫びながら登っていく
僕は気が弱いので後ろを静かについて行く事に(^_^)。

いよいよ御神像が1の鎖を駆け上がって行く

ロープに身を任せ跳ねながら登っていくが
タイミングを外すとロープは引っ張られているので
ひこずられて顔面ずりずりになるとか(>_<)
ロープも急には止まらないって事だ ! !

僕も今日は鎖場を行く

すばらしい光景だ ! !
二の鎖を信者が登っていく、今も昔も同じ光景だ

いよいよ二の鎖
鎖場は前後を引くロープを持った信者が先に上まで上がる
信者が上がるまで御神像は下で待つのだ

僕も先に上がる事になったが
ロープは地面につけない様に登る

気が付けば逃げれない位置に居て
一緒にロープを引っ張る事に
だが感無量('-^*)/

やはり皆と同じペースで登るのは疲れる
手からロープは離せんし退く事ができない(>_<)

へろへろになって3の鎖へ ! !
いつも通行止めだが今日は登れる

ここも逃げように逃げれん ! !
下から御神像が勢いよく上がってくる
よぃよぃ~こりゃまいった (>_<) !
上を見るとテレビカメラが数台が待ち構えている

10時前ヘロヘロになって弥山へ ! !
天狗岳はガスの中だ

後ろに続いて御神像が勢い良く上がってくる

広場で御神体を担ぎ上げて神殿に奉納し
神殿前で難しいお祈りが始まる
○%△$?□# え~い ! ! え~い ! !

この大祭中はものを言う
石鎚神社先達会符
一緒に引っ付いているお守りは知る人ぞ知る
頂上社にしかなく販売もされていないお守り

第35裏行場王子社

ひとまず天狗岳へ逃げよう
少ないとはいえゆっくり弁当も食べれん ! !

おおおおおおおおおおおおおおおお ! !

やはり鎖場での格闘のせいだろうか
せっかく作ってきたゆで卵はバリバリぷにゅぷにゅで
ファミマのお弁当は潰れて平行四辺形だ
割り箸は折れてなかった。

ここでも少し早いが
最終王子の第36天狗嶽王子社で記念撮影

 
やっぱり弥山はすごい

ここはいつものように

そして静かになった弥山へ這い上がると
片隅で1人静かにお弁当を食べてたきゅん さんが待っていてくれた
そんなはずは無いが偶然でもなさそう(^_^)。
更に見渡すと薮漕ぎ大先達エントツ山さんまで居た ! !

今日はここで大きな目的がある
今年のGWの時に九州の石鎚神社でお会いした宮司さん
この大祭中に会う約束をしていた。
あの時戴いたお守りを手に声をかけると覚えていてくれた。
お忙しい中ご祈祷までしていただき
本当にありがとうございました。


ガスが覆いながらも一瞬の青空


14時10分下山開始
赤いよだれかけが新しくなっとる
朝は白色だった、お供えももらったよう

4回は休まな登れない

朝預けていた御朱印帳をいただきに本殿へ

成就社でいただいた御朱印
日付がいい~ (^_^)。
「やはり石鎚山はすばらしい~」
 
今日はまだ西之川で宿題があるのだ ! !



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