き、今日もまた枕が上がらなかったダボハゼ太郎 です...ぜっぜっぜっ...

(起きてるじゃないか)

だからそれは無理矢理...

き、昨日も枕が上がらない状態だったにも拘らず10時半には無理矢理起きまして。ぜっぜっぜっ...

(無理矢理という時間か、10時半が)

2週間ぶりのお休みですよ!

...お休み...お休みの筈がぁ!

(違うの?)

き、昨日はおしるし程度でしたが、今日も多少シコ踏みが入りまして。ぜっぜっぜっ...

で、でも昨日で終わったと思ったのに。ぜっぜっぜっ...


で、考えたんですけどね。

明日お休みにしてしまってはどうでしょう?

(また始まった...)

さすれば明後日まで黄金の4連休!わはははは

(↑休むことを考えると元気になる)


今日だってきちんと休めてないんだぞ!

明日明後日休んだってたったの2日だ!

(だから昨日は遊びに出たんだろうが)

うっ...昨日も余りにも疲労困憊で一端はキムヌク君 のリサイタルも諦めかけた位なのに...

(違うだろう?正確には)

は、実は...


無理矢理起きた後まず寒い季節は毎朝恒例の窓拭きをしまして。

(↑窓拭き少女 ハゼ太郎)

でないと結露が酷いから。

3か所もあるから一々雑巾絞ってだな...

ううっ、マッチ売りの少女のようなイメージ...

(そんなかわいいもんか)

それからどうしてもやらなければならなかったシコ踏みをほんの少し。


その後新聞読みながら朝食兼昼食をもそもそととっていたのですが...

休みの日は極端に弛緩し、動作も鈍くなる上溜まり溜まった疲労で更に感覚も鈍り...

気が付いたら「ええ!もうこんな時間?!」

そこでさっさと立ち上がればいいものを、リサイタルの後ついでにあちこち回るつもりだったので、しっかり食べておかねばとまだ食べ続け...

汚れた食器を長時間放置しておくのも嫌なので、洗いものも片付けて...


それから大慌てで支度...の筈が...

こういう時に限ってフン君が引きも切らない。

(...)

1週間忙しくて出が悪かった分が溜まっていたらしい...

駆け込んだ時には既にかなりの腹痛だった。

しかし...

このままでは間に合わない!

かと言ってフン切りを良くしておかねば途中でまた腹痛になっても困る。

疲労も酷いし...やはり諦めようか...?


だが一端行くと決めた以上、行かなくては気が済まない。

キムヌク君の為にオシャレもしたのだ!

(何の意味がある...)

いえ、気分で...

なのにフンの為に諦めるなどプライドが許さない!

(↑フンとプライドのはざまで揺れ動くハゼ太郎)

それにフンの為に行かないなど、キムヌク君にも申し訳が立たないではないか。

(...)


...などと思う間もフン君の方は「フンフン♪」とご機嫌で引きも切らず...

ばかものー!

普段からもっとこの調子で出ていればここでこんなに時間とることもないとういうのにー!

「何をー!出たい時に出してくれないからだろうが!」(←フン君)


だがここで冷静になろう。

1曲目は弁当屋の長調ソナタ。

別に逃しても良いではないか。

弁当屋は短調の4大ソナタと、あとやはり短調のソナタ数曲を除けばピアノ曲は駄作ばかり。

この日の第3番ソナタがどんな曲か思い出せないが、まぁ駄作だろう。

(注:ここでハゼばかが「駄作」と言ってるのは自分の好みに合わないものを指しているので、長調ソナタが好きな皆さん、気にしないで下さい)


というわけで、1曲目は逃しました。

(既に恒例だな...)

別にそんなつもりはないですが...

最近多いなー。

初めて行くホールだったので、駅から少し迷ったし。

紀尾井ホールとかいう所です。


しかもあまりに疲労で飛んで行くつもりが重い体を引きずってやっとの思いで到着。

ご、ごめんよー、キムヌク君。

でもこちらも歩くのさえ辛いほどで...

ズーリズーリと重い体を引きずるのが精一杯。

帰りなんて、歩きながら目がふさがって来る位で...

電車の中で座れてもぐーったり...


でも遅れたのは別に構わなかったよ。

着いたら第2楽章だったんだけど、館内で待ってる間流されてるのを聴いても、やっぱり駄作だった...

駄作のくせに4楽章まであってね。

随分待たされたなー。


そういえばプログラム紹介がまだでした。

前半:ベートーベン「ピアノソナタ第3番 ハ長調」

    ブラームス「バラード第1番 ニ短調〈エドワード〉」、「同第2番 ニ長調」、「同第3番 ロ短調」、「同第4番 ロ長調」

後半:リスト「ピアノソナタ ロ短調」


ブラームスから中に入れてもらってちょっと驚き。

随分小さなホールでしかも2階席は殆どガラガラ。

ええ?!

だってキムヌク君て2006年にリーズ国際ピアノコンクールで史上最年少且つアジア人初の優勝を果たし、その前にもエトリンゲンとクララ・ハスキル両コンクールで優勝してるんでしょ。

2006年というと、まだ17歳の頃。

いや私はコンクール歴は当てにしないが...

実際来ようと思ったのは先日の演奏 が良かったからだし。


でも日本人てそういうのに弱いんじゃないの?

これがヨーロッパ人だったら...

同じ経歴のヨーロッパ人だったら...もっと違ったのではないか?

ぶるぶるぶる...

みゅーじ君の時 ほど極端ではないが...

だからある程度耐性はできていて、ショックはそれほど大きくはなかったが...

ぶるぶるぶる...

(どこが耐性ができている)

自分の耳で判断しろよ、自分の耳で!


大体、上記のような話題性があったにも拘らず、また隣国であるにも拘らず、これが日本デビューリサイタル、つまりこれまで日本に招かれていなかったこと自体が不思議だ。

私はコンクールとか全然興味ないのでこれまで知らなかったけど。

先日の都民フェス(第4弾だよーん)に行かなかったら、この先も知らなかったところだ。

これだけの逸材を。


でも変だな...

当日券買った時、空いてる席として表示された席数はそんなになかったよ。

もしかして...雨だから来なかった人とか結構いるのかな?

あと招待券貰って来なかった人とか。

失礼な奴らめ!

クソサギフンさん の時ならともかく。

はっ、待てよ...

来るのを忘れたバカな人もいるのでは...?

フッ、バカな奴...

(自分に言え→音楽月間突入...
...


しかし失礼な!

未来のヴィルトゥオーゾ、キムヌク君だぞ!

いや既にその片鱗が見える、この若さで。

完成度で言うならみゅーじ君よりずっと高いだろう、現時点で。

と言っても既に完成されてその後の伸び代がないというのとも違う。

そういうスケールの小さい完成度ではない。

君とは違うのだよ、怖ダル君

(余程怖ダル君が気に食わないらしい...)

そうではなくて...


何であやつのデブリサイタルはこの紀尾井ホールの3倍位もあるようなサントリーで完売だったのだ!

(...デブリサイタル?)

あ、デビューリサイタルです。

どうもダルデブ 以来気に食わない奴のデビューはデブになってしまって...

(ダルデブも遂に気に食わない奴に堕してしまった...)

なんて話はどうでもいい!

ピアニストとしての力量と才能を考えればどう考えてもおかしいのだ!


では今回私はキムヌク君のリサイタルに満足したかというと...

前半は...そうとも言えない。

君、選曲が悪いよ。

大体曲の趣味が悪いらしい。

弁当屋にいたく惹かれるのだそうだ、子供の頃から。

それならそれで4大ソナタのうちの1曲でも持ってきてくれるならともかく...

まぁ今回遅れたからいいけど。

(...)


次のブラームスもいけない。

(自分の趣味で決めるな)

実はブラームスのバラードを聴いたのはこれが初めてだった。

と、この時気が付いた。

(うっうっうっ、可哀想に...やっぱり魚類の頭では...)

ホットケっての。

ブラームスでバラードということでもう少しドラマティックなものを想像してたんだけど...

何かなー...

美しくもなく、激しくもなく...


同じく美しくないなら彼の「2つのラプソディー」の方が聴き応えがあるな。

あれにはたぎるような激情がある。

だから弾くのも好きだ。

実は昨日まだ簡単な方の2番を帰りにスタジオで弾いたらまた腱鞘炎が悪化してしまったけど。

ふぇーん、痛いよー!


バラードも3番だったか4番の途中で非常に哀愁を帯びた美しい部分があって、そこだけは良かったな...

でも曲のせいもあって、前半は全体的には先日の決然とした演奏とはかなり違ってどうも今一。

演奏のせいというよりは曲が悪いんだけど。


この日の弁当屋とブラームス、どちらも若かりし頃に作曲した作品だそうで...

だから余計に音楽性に乏しいような...

キムヌク君自身がまだ若いから若い頃の曲に惹かれるのかな?

どこがいいんだか...

あれだけの力量と音楽性を持ちながら、君、センスが悪いよ。

(自分の趣味で決め付けるなよ)


後半は...圧巻でしたな...

実はこの曲もそんなに好きなわけではないのだけど...

リストのピアノ曲ってどうも今一まとまりが悪いというか、訴えかける部分がぼやけるというか...

オケ曲はあんなにいいのに。

やっぱり自身があまりに超絶技巧だったから、どうしてもそれを披露するような曲構成になってしまったのかな?


それにしても...

何という音幅の広さ!

これこそがこの若さにしてヴィルトゥオーゾの片鱗!

このリストで聴かせたとんがった怒涛の音!

同じくリストの「死の舞踏」を弾かせてみたいと思ってしまった。

かと思うと揺りかごに揺られているかのような優しい優しい澄んだ音...

同じ曲の中で...!

同一人物かと思うほどの音の幅の広さがある...!


...つまりはこのキムヌク君もやはり曲想の振れ幅を増幅 するノリ易いタイプということか...?

カールおじさんと相性が良かったわけだ。

(カールおじさん?)

いや年代の違いから言って、やはりあちらはおじさんの方が合っているかと、あれから考えを改めまして。


そういやおやつのカール だけでなく、ミドルネームをとってハインツのデミグラスソース位言えば良かったな...

どうも貧しさからか、おやつのカールしか思いつかなくて...

カールおじさんの名前はカール・ハインツ・シュテフェンスです。

ついでに「エロイカより愛をこめて」に出て来るエーベルバッハ少佐の名前はクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハです。

(聞いてないが...)

いや、あれのお陰で世界の情報部にやたらと詳しくなりまして。

(↑知識の源泉が新聞とマンガ)


あ、言っとくけど、先日CIAは結構バカ らしいと書いた根拠はこれに出て来るCIAがステレオタイプのおバカなアメリカ人だからじゃないよ。

あれは笑えるが。

CIAが絡んだ作戦でうまく行ったのって、あのもう一つのSeptember 11 位のもので、後はへまばっかりしてるしょうもない機関と聞いたことがあるのだ。

つまりはバカということね。

(...)


話を元に戻そう。

指揮なら増幅タイプでも、それを実際に音にする個々の楽器に委ね、その結集で結果的に音楽的幅が増幅されるわけだけど、ピアノの場合は...

たった1台でたった1人でこの音幅を出すというのは...

フッ、だからこそピアノは1台でオーケストラとも言われるのだが...

だから幾ら指揮が男のロマンと言っても、他の楽器ならともかくアシュケナージのじさまがピアノから一切離れてしまったことに疑問を感じてしまうのだ。

(他の楽器の奏者が怒るぞ)

うーん...やっぱり自分のやってる楽器が好きなんだよ、誰しも。

(音の幅なんかないだろうが、おまえの場合)

それは好きに弾いてるだけですから。

(↑何でも怒涛のハゼ太郎)


しかもキムヌク君、あれだけの難曲でミスらしいミスもなかった...!

しかも音楽性豊かなゆりかごと怒涛の演奏。

いや私は怒涛だけでもいいのだが。

(↑やっぱり趣味全開のハゼ太郎)

素晴らしい!

いや後半だけでも聴きに行った甲斐があるというもの。


アンコールも良かったな...

こちらは再びゆりかご風だったけど、美しくて哀愁もあって...

知らない曲だったけど、何だろう、あれ?

通常出口辺りにアンコール曲が張り出されるんだけど、カサ探す方に気を取られて見て来るの忘れちゃった...

惜しいことしたな。

(↑単細胞なので一つのことに気を取られると他は忘れる)


それにしても...

小さいホールでの無名の(?)ピアニストのリサイタルではいつも気になるのだが...

客席が始終ざわついてるのは何とかならんのか!

特に1階席後ろ側の何人か!

何しに来てるんだ、ばかものー!


演奏中に物音立てられるとどれだけ気を削がれるか、どれだけ集中力を削がれて腹立たしいか、知ってるか、ああ?!

私だったら演奏やめてピアノをブン投げたくなるところだ。

(どうやってブン投げるんだ...?)

演奏中に気を削がれるのはそれ位腹が立つということなのだ!

2階最前列だったから、上から熱湯かけてやりたかったぜ!

(...熱湯?)


昔々の演奏会では客席からの咳一つで腹を立てて演奏放棄して帰った演奏家もいるという。

今の時代では考えられないけど。


キムヌク君も座ってから弾き始めるまでにかなり時間を取るタイプ。

つまりそこで集中力を高め曲のイメージに浸りきってから弾き始めるのだ!

それを...よくも邪魔してくれたな!

どうして無名の演奏家をこうもなめてかかるのだろう?

ぐ、ぐ、ぐやじいー!!!


これにめげずにまたおいで、キムヌク君。

それでもう少し趣味のいい選曲をしてくれたまえ。

(...)

君なら...あのリストの演奏からいくと...

同じくリストの「死の舞踏」は勿論、ラヴェルの「夜のガスパール」なんかも今度弾いてもらいたいね。

上記ブラームス「2つのラプソディー」も。

あと...いきなり玉虫君はまだ早いとしても、まずはスクリャービン辺りをやって更にその後玉虫君にも挑戦してみないか?

果たして玉虫君の音を出せるか未知数だが...

君になら挑戦する資格はあると思う。

フレー!フレー!キムヌク君。


キムヌク君応援歌でした。