【夕顔69-2】左馬頭の諫めとは?
源氏物語イラスト解釈です
では今日も行ってみましょう~♪
ヽ(○・▽・○)ノ゙
――――――――
今回の源氏物語
――――――――
「…げに、これぞ、なのめならぬ片はなべかりける」と、馬頭の諌め思し出でて、
訳と内容が不明確の人は、まずイラスト訳からどうぞ☆
夕顔69のイラスト訳はこちら
これまでのあらすじ
天皇(桐壺帝)の御子として生まれ、才能・容姿ともにすぐれていたにもかかわらず、亡母(桐壺更衣)の身分の低さにより臣籍降下して源氏姓を賜った光源氏。
ただ今、「4.夕顔(ゆうがお)」の巻です。源氏が新たな恋人、六条御息所の所に通っていた夏の頃の話。源氏の従者である惟光の母の見舞いに行ったところ、夕顔の咲く隣家の女性と和歌のやり取りをします。
一方、同じく身分のさほど高くない空蝉のことも心に残っており、また、空蝉の身代わりに抱いた軒端荻のことも引っかかっています。空蝉の気持ちを見定めてから…と思っている間に、夫である伊予介が帰国してきました。
――――――――――――――――
☆ 「左馬頭」の「諫(いさ)め」とは? ☆
――――――――――――――――
覚えてますかっ? 左馬頭☆
「雨夜の品定め」に登場した、
光源氏たちに恋愛指南する、
馬寮(馬の官吏をする役所)の長官です。
馬頭なので、さほど身分は高くないですが、
めちゃくちゃ、タラタラ長く、くっちゃべってましたよねー!
((((((ノ゚⊿゚)ノ
このブログで言うと…
2010年12月から2012年8月まで、
ちょっと時期は空いたりしましたが、
ずっと左馬頭の恋バナでございます。
その中で、「諫め」と出てくるのは…
という部分です。
(※2012年8月27日イラスト訳より)
【諫め(いさめ)】
【名詞】
…忠告。戒め
*学研全訳古語辞典(Weblio古語辞典)より
左馬頭は、
自分が女に浮気されたエピソードを出し、
愛する女に浮気されることが、どれほど心痛むかを
懇々と説いていました。
光源氏は、
自分の愛した女性(空蝉)の夫である
伊予介と対面し、
その人となりに好印象を抱いたからこそ、
自分の不埒(ふらち)な行いに
罪悪感を抱いたのでしょうね。
…あの長かった左馬頭の話☆
こういう所につながる伏線だったわけですね!
Σ(・ω・ノ)ノ!