【夕顔61-2】下二段活用の動詞について☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【夕顔61-2】下二段活用の動詞について☆

源氏物語イラスト解釈ですラブラブ

 

では今日も行ってみましょう~♪

ヽ(○・▽・○)ノ゙

 

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今回の源氏物語

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いとねたく、負けてやみなむを、心にかからぬ折なし。

   上矢印

訳と内容が不明確の人は、まずイラスト訳からどうぞ☆
夕顔61のイラスト訳はこちら

 

 

 

これまでのあらすじ

 

天皇(桐壺帝)の御子として生まれ、才能・容姿ともにすぐれていたにもかかわらず、亡母(桐壺更衣)の身分の低さにより臣籍降下して源氏姓を賜った光源氏

ただ今、「4.夕顔(ゆうがお)」の巻です。源氏が新たな恋人、六条御息所の所に通っていた夏の頃の話。源氏の従者である惟光の母は、光源氏の乳母でもありました。この乳母が病に臥していた見舞いに、源氏は五条まで出かけます。家の門が開くのを待つ間、夕顔の花が咲く隣家に目をとめ、その花の名を尋ねたことをきっかけに、その家の主人夕顔が和歌を寄越してきました。興味を持った光源氏は返歌をし、その後、今夜の目的であった六条御息所のもとへ訪れますが、心の隅に、五条の隣家のことが残るのでした。従者、惟光は、隣家のことを調べて光源氏に報告します。

 

「夕顔」の巻 をはじめから読む⇒

『源氏物語』の登場人物はこちら⇒

『源氏物語』の目次一覧はこちら⇒

 

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 ☆ 下二段活用動詞 ☆

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動詞や形容詞の見分け☆

 

分かったら見分けがスムーズにいくのですが、

慣れていないと、何が何やら…って感じですねぇ;

 

(°Д°;≡°Д°;)

 

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)

 

こういう書き込み式の文法ノートで

慣れるまでしっかり学習していきたいですね。

 

 

 

 

では、今回の文法問題、行ってみましょう!

   サゲサゲ↓  サゲサゲ↓  サゲサゲ↓

いとねたく負けやみなむを、心にかからぬ折なし。


問)傍線部ABCの用言の活用の種類と基本形をそれぞれ答えよ。

 

よく出る、重要古語ではない動詞や形容詞☆

 

 

言葉自体は、現代でもあるものなので、

意味は分かると思うのですが…

 

活用のしかたが、現代とは異なるので

こういう場合は、活用の問題として

よく入試に出題されます。。。

 

 

 

ねたし【妬し】

【形容詞:ク活用】

…くやしい。しゃくにさわる。いまいましい。腹立たしい。憎らしい

 

まく【負く】

【自動詞:カ行下二段活用】

①負ける。敗れる

②気がひける

③相手の主張に従う。譲る

 

やむ【止む】

【自動詞:マ行四段活用】

①おさまる。やむ

②途中で終わる。なくなる。とりやめとなる

③(病気が)なおる。気持ちがおさまる

④死ぬ。死亡する

 

 *Weblio古語辞典(学研全訳古語辞典)より

  

 

特に注意したいのは、

下二段活用の基本形です。

 

 

 

「負ける」としか言いようのない、この動詞☆

古文では、基本形「負く」なんですって!

((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃

 

 

こういうの、慣れていくしかないですよね!

チュー

 

 

 

 

 

 

正解……

ク活用形容詞 「ねたし」

カ行下二段活用動詞 「負く」

マ行四段活用動詞 「やむ」

 

 

 

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