源氏イラスト訳【夕顔34】憎しと | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【夕顔34】憎しと

「憎しとこそ思ひたれな。されど、この扇の、尋ぬべきゆゑありて見ゆるを。なほ、このわたりの心知れらむ者を召して問へ」

とのたまへば、入りて、この宿守なる男を呼びて問ひ聞く。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

憎しこそ思ひたれな。

訳)気に入らない思っている

 

 

されどこの尋ぬべきゆゑあり見ゆる

訳)けれどこの尋ねなければならない理由がありそう思われるのだから

 

 

なほこのわたり心知れ召し問へのたまへ

訳)やはりこの辺り事情を知っているような召し呼ん尋ねよおっしゃるので

 

 

入りこの宿守なる呼び問ひ聞く

訳)入って行っこの家の番人である男を呼んで尋ねる。

 

 

【古文】

憎しこそ思ひたれされどこの尋ぬべきゆゑあり見ゆるなほこのわたり心知れ召し問へ

のたまへ入りこの宿守なる呼び問ひ聞く


【訳】

気に入らない思っているけれどこの尋ねなければならない理由がありそう思われるのだからやはりこの辺り事情を知っているような召し呼ん尋ねよおっしゃるので入って行っこの家の番人である男を呼んで尋ねる。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【憎(にく)し】

■【と】

■【こそ】

■【思ひ】

■【たれ】

■【な】

■【されど】

■【この】

■【扇(あふぎ)】

■【の】

■【尋(たづ)ぬ】

■【べき】

■【ゆゑ】

■【あり】

■【て】

■【見ゆる】

※【見ゆ】

■【を】

■【なほ】

■【この】

■【わたり】

■【の】

■【心知れ】

※【心知る】

■【ら】

■【む】

■【を】

■【召し】

※【召(め)す】

■【て】

■【問(と)へ】

■【と】

■【のたまへ】

※【のたまふ】

■【ば】

■【入)い)り】

■【て】

■【この】

■【宿守(やどもり)】

■【なる】

■【男(をのこ)】

■【を】

■【呼び】

■【て】

■【問ひ聞く】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

あ――

光源氏も、惟光の不機嫌さに

気づいたようですね;

 

やっぱり言い訳すんのかーい!

(σ・∀・)σ

 

 

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