源氏イラスト訳【夕顔19】忌むことの
「…忌むことのしるしによみがへりてなむ、かく渡りおはしますを、見たまへはべりぬれば、今なむ阿弥陀仏の御光も、心清く待たれはべるべき」
など聞こえて、弱げに泣く。
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【源氏物語イラスト訳】
「…忌むことのしるしによみがへりてなむ、
訳)「…身を清めて慎むことの効果により生き返って、
かく渡りおはしますを、見たまへはべりぬれば、
訳)このようにお越しくださるのを、見させていただきましたので、
今なむ阿弥陀仏の御光も、心清く待たれはべるべき」
訳)今は、阿弥陀仏のご威光(お迎え)も、心清らかに待つことができましょう」
など聞こえて、弱げに泣く。
訳)などと申し上げて、弱々しく泣く。
【古文】
「…忌むことのしるしによみがへりてなむ、かく渡りおはしますを、見たまへはべりぬれば、今なむ阿弥陀仏の御光も、心清く待たれはべるべき」
など聞こえて、弱げに泣く。
【訳】
「…身を清めて慎むことの効果により生き返って、このようにお越しくださるのを、見させていただきましたので、今は、阿弥陀仏のご威光(お迎え)も、心清らかに待つことができましょう」
などと申し上げて、弱々しく泣く。
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■【忌(い)む】
■【の】
■【しるし】
■【に】
■【よみがへり】
※【よみがへる】
■【て】
■【なむ】
■【かく】
■【渡り】
※【渡(わた)る】
■【おはします】
■【を】
■【見たまへはべりぬれば】
※【見】
※【たまふ】
※【はべり】
※【ぬれ】
※【ば】
■【今なむ】
※【なむ】
■【阿弥陀仏(あみだぶつ)】
■【の】
■【御光(おんひかり)】
■【も】
■【心清く】
※【心清(こころきよ)し】
■【待たれはべるべき】
※【待た】
※【れ】
※【はべる】
※【べき】
■【など】
■【聞こえ】
※【聞こゆ】
■【て】
■【弱げに】
※【弱げなり】
■【泣く】
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「忌むことのしるし」…
「阿弥陀仏の御光」…
う~ん; 仏教用語満載!!
またイラスト解釈でご説明しますねっ♪
(▰˘◡˘▰)