【空蝉47-1】さかし、されども
「さかし、されども」とをかしく思せど、「見つとは知らせじ、いとほし」と思して、夜更くることの心もとなさをのたまふ。
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【源氏物語イラスト訳】
「さかし、されども」とをかしく思せど、
訳)「そうだなあ。しかし…」と、興味深くお思いになるけれど、
「見つとは知らせじ、いとほし」と思して、
訳)「見たとは知らせまい。かわいそうだ」とお思いになって、
夜更くることの心もとなさをのたまふ。
訳)夜が更けることの待ち遠しさをおっしゃる。
【古文】
「さかし、されども」とをかしく思せど、「見つとは知らせじ、いとほし」と思して、夜更くることの心もとなさをのたまふ。
【訳】
「そうだなあ。しかし…」と、興味深くお思いになるけれど、「見たとは知らせまい。かわいそうだ」とお思いになって、夜が更けることの待ち遠しさをおっしゃる。
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■【さかし】
■【されども】
■【と】
■【をかしく】
※【をかし】
■【思せ】
※【思(おぼ)す】
■【ど】
■【見】
■【つ】
■【と】
■【は】
■【知ら】
■【せ】
■【じ】
■【いとほし】
■【と】
■【思し】
■【て】
■【夜更(ふ)く】
※【更くる】
■【の】
■【心もとなさ】
■【を】
■【のたまふ】
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