【帚木292-1】声もはやりかにて言ふやう
【古文】
「…声もはやりかにて言ふやう、
『月ごろ、風病重きに堪へかねて、極熱の草薬を服して、いと臭きによりなむ、え対面賜はらぬ。…』…」
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「…声もはやりかにて言ふやう、
『月ごろ、風病重きに堪へかねて、、極熱の草薬を服して
訳)『何ヶ月もの間、風邪が重いのに堪え兼ねて、高熱の薬草を服用して、
いと臭きによりなむ、え対面賜はらぬ。…』」
訳)とても臭い状況により、ご面会していただくことはできません。…』」
【古文】
「…声もはやりかにて言ふやう、
『月ごろ、風病重きに堪へかねて、極熱の草薬を服して、いと臭きによりなむ、え対面賜はらぬ。…』…」
【訳】「…声も早口で言うには、
『何ヶ月もの間、風邪が重いのに堪え兼ねて、高熱の薬草を服用して、とても臭い状況により、ご面会していただくことはできません。…』…」
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■【はやりかなり】
■【言ふやう】
■【月ごろ】
■【風病】
■【極熱(ごくねち)】
■【草薬】
■【服す】
■【いと】
■【なむ】
■【え~(打消)】
■【賜はる(たまはる)】
■【ぬ】
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