【帚木292-2】「風病」とは☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木292-2】「風病」とは☆

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今回は「風病」について

では一気に見ていきましょう!!

ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

↓今回の源氏物語↓

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「…声もはやりかにて言ふやう、

『月ごろ、風病重きに堪へかねて、極熱の草薬を服して、いと臭きによりなむ、え対面賜はらぬ。…』…」

イラスト訳はこちら→

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【源氏物語~これまでのあらすじ】

桐壺帝の御子である光源氏は、輝くように美しく、帝の寵児であったにもかかわらず、亡母の身分の低さにより賜姓「源氏」として臣下に降格します。五月雨が続くある夜、宮中の宿直所で、光源氏は義兄で親友の頭中将と、女性論の話になり、そこに友人の左馬頭、藤式部丞が加わって、さらに話は盛り上がります(雨夜の品定め)。左馬頭の2人の妻の話、頭中将の失踪した愛人の話が語られ、式部丞は昔つき合った才気煥発な女性の話をします。


 

【風病(ふびゃう)】

風の毒に犯されて起こる病気。風邪も含み、発熱して苦痛を感じる。

Weblio古文辞典「風病」より



 

もちろんこれは、その名のとおり、

風邪(かぜ)」のことですよね!


 


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そういえば、以前大人気だった韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」で、


 

王様の病の正体を解明する、クライマックス・シーンにおいて、

「傷寒症(しょうかんしょう)」というのが出てきました。




「傷寒症」というのは、現在で言うところの「感冒」のようなものだと思いますが、


皇后様が、一度「風邪」という言葉を使っていました。

おそらく、これが日本の「風病」なんでしょうね。


また、王様の側室になったヨンセンは、

懐妊時に「風熱(ふうねつ)」であることが判明。

風熱とは、現代でいう「高血圧症」のことでしょうね。


 

実は、当時の医療技術では、

正確に熱も測り得なかったでしょうし、

 

もしかすると、37度くらいの微熱や鼻水くらいでは、

風病」とまでは称さなかったかもしれません。


 

風疹…?

インフルエンザ…?

(((゜д゜;)))




 


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他の国などと、つなげてみるのも面白いですね~♪

(◎´エ`◎)


 

 

ご意見・ご指摘等があれば、コメントお願いします。

では次回の講釈もおたのしみに☆

(o^-')b

 

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今回のイラスト訳はこちら⇒

 

 

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