【帚木220-3】「口つき」という単語の覚え方☆
勉強お疲れさま~あいです。
月…イラスト訳
火…イラスト解釈
水…重要古語
木…イラスト訳
金…イラスト解釈
土…重要古語
日…アメンバー記事
という具合で更新しています☆
物足りない方は、過去記事もお楽しみくださいね
【今回の古文単語】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■【手つき】…ここでは腕前の意
■【口つき】…和歌の詠みぶり
■【たどたどし】…滑らかでない
■【ず】…打消の助動詞「ず」の連用形
■【見聞く】…見たり聞いたりする
■【~わたる】…ずっと~する、~し続ける
■【~はべり】…~です、~ます
■【き】…過去の助動詞「き」の終止形
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今日の古語詳解は、「口つき」について☆
では行ってみよ~♪
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今回のイラスト解釈で、
「手つき、口つき」に関しても、詳しく解釈していきましたが…
「口つき」という語は、古文でもけっこうよく出てきます☆
ヽ(゚◇゚ )ノ
【口つき】
①口のかっこう、口もと
②物の言い方、歌いぶり
③牛や馬の口を取って引く人、口取り
(※『全訳古語例解辞典』 より)
一節一節、しっかりとイメージを持って読んでいかないと、
途中でわけのわからない登場人物を、
勝手に作り出しちゃったりして…
(;゚;∀;゚;)
この手の古語は、
ある程度、意味を識別できなくちゃならないんだけど、
意味イコールで覚えてしまうと、
上記のような失敗もしてしまいます;;
ヽ((◎д◎ ))ゝ
何度も書いていますように、
古文単語は、次の4つに大別できます☆
●プラスイメージ単語
●マイナスイメージ単語
●プラス・マイナスイメージが文脈で変わる単語
●プラ・マイどちらのイメージでもない単語
今回の「口つき」は、
最後の4つめに該当します。
これらの単語群は、意味イコールで丸暗記できるような、
意味の1つしかないものもあるんですが、
その多くは、今回のように、幅広い意味のある古語です;
((((((ノ゚⊿゚)ノ
このような単語は、
ある例文に出てくる意味を、
決して意味イコールで覚えてはいけません!
…まちがいのもとです;;
(→o←)ゞ
意味イコールで覚えられる古語は、
「あい流!絶対丸暗記単語 」に一覧で載せてますので、
また、お時間あるときに、ご覧になってください♪
しかし、それ以外の単語で、覚えておきたいものはね
一語一語の語意で覚えておこう!
これにつきます!
つまり、「口つき(=牛飼い)」と覚えるのではなく、
「口」に「つくもの」というニュアンスを理解する。
「口」→口、言葉、飲食、開口部…
「~つき」→~の様子、~に付くもの…
これに、古文常識も考慮し、
(※詳しくはこちら→【帚木220-2】イラスト解釈 )
その場その場の意味を理解していきます。
もちろんこれは、
多くの古文に接していくことで、
体感していってほしいものです。
今回出てきた、「口つき」のニュアンス☆
1つのストックとしてくださいね♪
(o^-')b
● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木220(原文)
「…手つき口つき、みなたどたどしからず、見聞きわたりはべりき。…」
自力での現代語訳が難しい場合は、
下のリンクも復習してね♪
● 本日の古語~過去記事リンク~
■て(手)
■はべり
(※その他重要古語一覧はこちら )
あいでした