【帚木88-②】古文解釈~「おのがじしは塵もつかじ」とは? | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木88-②】古文解釈~「おのがじしは塵もつかじ」とは?

おはようございますラブラブあいです。

 

このイラスト解釈は、毎朝7時ごろに更新していきます。

毎日読むクセがつけば、着実に古文目線が身についてきますよ☆

途中からお越しの方は、【これまでのあらすじ】を読んでくださいね。



↓今日の源氏物語はコレ↓

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「…容貌きたなげなく、若やかなるほどの、おのがじしは塵もつかじと身をもてなし、…」
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【源氏物語~これまでのあらすじ】

桐壺帝の御子である光源氏は、臣下に降格してからも継母である藤壺宮を忘れられないでいました。ある五月雨の降る夏の夜、宮中の宿直所で、光源氏は頭中将(源氏の義兄)と、女性論の話になり、そこに友人の左馬頭、藤式部丞が加わって、さらに話は盛り上がります。「品定め」とは、身分を定めるという意味。頭中将は、女性の身分を3つに分け、その品定めをします。左馬頭はそれを受けてこう論じます。

今回は、「おのがじしは塵もつかじ」の解釈です
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「おのがじしは塵もつかじと身をもてなし」を30字以内で解釈せよ。


※後に解答例を載せておきますので、あなたの答案と照らし合わせてみてくださいね!


 

字数制限のある問題は、多くの国公立二次で出題されています。

 

要約の練習にしてもそうなんですが、

書くべき骨格があって、それに出題者の意図に応じて肉付けしていく作業が必要になってきます。

 

特に、字数制限のある解答では、

出題者が何をどこまで求めているかを瞬時に理解して、答案を作ることが大切なんです♪

(o^-')b


 

【字数制限の現代語訳(解釈)問題】

1.まず、一語一語に即した訳出をする。

2.主語、目的語などの不足部分を補う。

3.状況など分かりにくい内容を説明する。
 



 

2や3は、字数を確認しながら、順々に内容を増やしていきます。
特に、3については、言葉により字数も大きく変わってきます。


日ごろからの練習が大切ですね♪

(●´エ`●)

 

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おのがじし / は / / も / つか / / と / 身 / を / もてなし

訳)それぞれ / は / 塵ほこり / も / つく / まい / と / 身 / を / 振る舞い
 

はい。

ここで、字数を確認してから、

 

■誰の行為か
■何の行為か

 

を、書き加えていきます。

 

ここでは、「おのがじし=それぞれは、訳しにくいので、

女性自身」と意訳してもいいでしょう。


 

「塵」とは、

塵(ちり)やほこりなどの小さなゴミのこと。



引用「と」があることから、「つかじ」の【】は、打消意志ととらえられます。



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女性自身が、どういう振る舞いをしている状況なのか、

理解できましたか?

(●´エ`●)

(解答例)

女性の方でもそれぞれが、ほんの少しの汚れもつかないようにしようと、身のこなしも丁寧に立ち振る舞って(49字)


 

解答ポイントは、

①「おのがじし」の内容

②「塵もつかじ」の訳出

③「身を振る舞い」の状況説明

 

この3つです。

あなたの書いた答案を、それぞれのポイントに照らし合わせて、自己採点してみてください♪

(o^-')b
 

今回の源氏物語イラスト訳はこちら→
 

今日も最後まで読んでくれてありがとうございました☆

夕方5時ごろに、本日の重要古語を更新しますね♪
あいでしたラブラブ