【桐壺161-③】古文単語~「ありがたし」☆
こんばんはあいです。
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■【文(ふみ)】…①手紙 ②書物 ③漢詩、漢学
■【(連体形)+なむ】…~してしまいそう、きっと~だろう
■【かく】…このように
■【ありがたし】…めったにないほどすばらしい
■【よろこび】…お礼
■【かへりて(は)】…かえって
■【悲し】…①悲しい ②愛しい
■【べし】…~はずだ、~だろう
■【心ばへ】…心の向き
■【おもしろし】…趣深い、すばらしい
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今日はこの中から、
「ありがたし」についてお話しします。
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現代でも「ありがたい」という言葉がありますよね。
でも、古文の「ありがたし」は、語源に忠実に訳出するのが基本です。
つまり、「有り難い(=あることが難しい)」という語源です。
【ありがたし】
①めったにない、珍しい
要するに「ありえない」ことですね!
そこから、さらに、「ありがた」きものの対象に目が向きます。
②実現が困難である、できそうもない
③生きていくことが難しい、暮らしにくい
…等々、状況と文脈によって、様々に訳出できます。
また、
ありえないほど素晴らしい、めったにないほど優れている、といった、プラスの意味で使うことも、古文では多く見られます。
④(めったにないほど)尊く優れている、もったいない
さらに変化して、
⑤感謝にたえない、ありがたい
「ありがたし」は、古文の中でよく使われますので、
1つひとつ、訳出を押さえて、本番に備えたいですね♪
【ありがたし】
①めったにない、珍しい
②実現が困難である、できそうもない
③生きていくことが難しい、暮らしにくい
④(めったにないほど)尊く優れている、もったいない
⑤感謝にたえない、ありがたい
(o^-')b
【ありがたし】は語源に忠実に理解し、
文脈に応じて訳出に幅を持たせましょ♪
☆その他の重要古語☆
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【古文】
文など作り交はして、今日明日帰り去りなむとするに、かくありがたき人に対面したるよろこび、かへりては悲しかるべき心ばへをおもしろく作りたるに、
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、もう一度イラスト訳を復習してね♪
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あいでした