【桐壺52-③】「おはし~」☆
おかえりなさいあいです。
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■女房
■慕ひ~
■いかめし
■おはし~
■けむ
■かは
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今日は、「おはし~」と接頭語的に使われる尊敬語についてです。
おはし着きたる心地
直訳したら、
いらっしゃり着いたお気持ち
(((( ;°Д°))))
なななんか、不自然ですよねーヽ(;´ω`)ノ
けれど、『源氏物語』では、ほんとよく出てくるんですよね~;;
■「おはし~」
■「おはしまし~」
■「思し~」
■「思し召し~」
他にもありますが、今回はこれだけ確認してみてください♪
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■「おはし~」
■「おはしまし~」
これらは、普通に尊敬語として訳出すればかまいません。
おはし着きたる心地
訳)お着きになったお気持ち
■「思し~」
■「思し召し~」
これらも、基本、尊敬語で訳出すればいいのですが、
「お気持ちが~」などと、「思」のイメージをもたせてあげたら、覚えやすいかと思います。
宮、和泉式部に思し移りにしかば<大鏡>
訳)宮は和泉式部に、お気持ちが移ってしまわれたので
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よく用いる「おはし~」「思し~」の語は、
古語辞典にはけっこう載ってますので、
訳出がしにくい場合には、調べてみるといいかもしれませんよ♪
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【今回の重要古語】
■女房…お付きの召使い
■慕ひ~…後を追って~
■いかめし…厳かだ、厳めしい
■おはし~…お~なさる
■けむ…~ただろう【過去推量】
■かは…①~か【疑問】、②~か、いや~ない【反語】
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【原文】
御送りの女房の車に慕ひ乗りたまひて、愛宕といふ所にいといかめしうその作法したるに、おはし着きたる心地、いかばかりかはありけむ。
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あいでした
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