15/7/20(月)内房 | 三度のメシよりボート釣り

三度のメシよりボート釣り

3代目「さぶろく丸(ヤマハU-19BF)」で東京湾を疾風怒濤縦横無尽に駆け回り釣り三昧。
ヒンカーズジャパンメンバー募集中で~す。

台風11号~~~~ぅ!
ノロい!
ノロいぞ~ぅ!

先月13日以来、ひと月以上釣りに行けていない……
廃人寸前のあひです。

しかもせっかくの三連休だというのに、11号のせいで、土日はアウト。
最終日の月曜も可能性50%ですが、ここは行くしかない!
さらに12号も発生してますよ!と来た日にゃ「12号、来たらコロス!」と、にわかに狂暴化してしまう私でしたが、殺意に気圧されて、自ら低気圧になられたようです。
メデタシメデタシ。

珍しく前日(日曜)早めの20:15出発。
外房の港を目指します。
釣行が月曜ですから、目一杯釣りをしてしまうと、翌日の仕事に差し支えます。
でも、昼揚がりではもったいない。
なので、ボートは無理でも陸っぱりの夜釣りならできるのでは?と、外房の港でアジングを試みます。

うーむ、陸っぱり自体チョー久し振り!
ロッドスタンドで突っ立ったまんま眠っていたメバル・アジ用タックルをば積み込み、フックやワーム各種、遠投用のフロートなど小物類をボックスに入れます。

ボート釣りを始める前は、内房~外房でメバリングやアジングをやったものです。
リールはシマノのスピニング2000番、ラインはPE0.4号。リーダーがついてなかったので、フロロ2号を結束します。
2号だとリーダーが勝ってしまうな。

アジをやるなら、内房より外房ですよね。
内房は上総湊~岩井間の地磯や港、防波堤などくまなくやりましたが、メバルは出てもアジが出ることは滅多にありませんでしたね~。

かと言って、外房はそれほど詳しくもなく、記憶を辿りながら、いくつか港を覗いてみます。
現地着23:15。
待ち合わせ場所が見つからなかった相方の宮ちゃんとも無事合流できましたが、風が強くて釣りになりません!
風下にキャストしたリグは遥か彼方まで飛んで行きますが、風上だと反転して後ろへ飛んでいく始末。

一度飛び過ぎて、向かいの防波堤にフックが引っ掛かり、引っ張ったらPEが高切れする始末。
やっぱりリーダーが強かったみたいです。

いくつか港を回りましたが、風も強く、水面もバチャバチャ波立っており、魚の気配は皆無。

少し仮眠もしたいし、2:00頃アジングを切り上げ、内房の目的地に向かいます。
房総半島を横断すること35km。
ここは、ボート初心者時代(約6年前)に1、2度出したことがある浜です。
駐車スペースが少ないのと、50cmほどのコンクリの段差が難ですが、他は申し分なし!
ちょうど車2台の空きもあり、夜明けまで車中で待機です。
浜に寄せる波は、ややザパーンですが、出せないほどではなさそうです。

海快晴の予報は、早朝風4m波1.2m、そのあとやや波が収まり0.8m。午後はまた波が上がるようです。
ちょうど午前中のみ良い具合。

4:30にセッティング開始、5:00エントリーです。
「うわっち!」
スターンからボートを入れたら、波が打ち込んで来ました。
もたもたできん!
速やかにボートを回し、岸離れ。


思えば、ボート釣り初心者の頃は、エントリーで苦労したものです。
今と違ってインフレータブルだったからと言うのもありますが、打ち寄せる波でボートが横を向いてしまい、あわや転覆!?の危険もありました。
また、乗り込みに手間取って、すぐに漕ぎ出せず、浜に打ち上げられたり。
今となっては良い思い出ですけど。

今日のゲレンデは、岸から500mほど進めば、水深30mになる結構ドン深な地形です。
さらに500m進むと水深60m、もう500m行くと100mに達し、その先は水深600mまで落ちていきます。
深場も近くて便利ですね。


午前のみの短時間勝負ですから、色々はできません。
ましてや、ボートが出せるかどうか分からなかったので、テンヤえびの準備もなし。

タイラバ、ジギング、泳がせ、深場を想定してタックルを積みました。
岸近くは波も穏やかで「これで波高1m?」という感じでしたが、沖へ出るとうねりを伴って波が大きくなってきました。
ピッチも短めなので、要注意です。
がんばって60mダチ辺りまで来ましたが、横波でコケても困るので、引き返します。

水深45mラインを流し釣りです。
潮は間もなく上げ止まりを迎えますが、風があるのでボートは0.7~0.9km/hで流れます。
ちょうどいい。

宮ちゃんは買ったばかりのタイラバロッドのお試しです。
専用ロッドを初めて触りましたが、ティップが細くて張りがあるんですね。
これならわずかなアタリも見逃さないです。
それに安価な割に、軽くて高級感もあります。
さすがシマノ。
リールは手持ちのイッツICVを組み合わせています。
そのタックルにタイラバサビキをセット。

私はジギングタックルに激安100gのジグをセット。リアのアシストフックの具合はどうでしょうかね。

海底は基本砂地のようですが、所々ツブ根があるようです。
表層~中層を通り過ぎるベイトの反応も時々出ますが、群れが小さい。
宮ちゃんにサビキを落としてもらいますが、うまくタイミングが合いません。
一度サビキに豆アジが掛かりましたが、取り込み失敗で海へ帰られました。

やがて、宮ちゃんのタイラバに待望のアタリ!
アワセも決まって、ティップがグングン引き込まれます。
後で聞いたら、ほぼ向こうアワセだったそう。
サクサスフックはすごい。

いいしなりです。楽しそぅ~!
竿先の叩き方はタイらしくないですね。
カサゴかな?
そして、出たのは……


じゃーん!
体高のあるイトヨリ~!
40ちょいですね。
刺身が旨いですよ。

宮ちゃんタイラバでの初釣果。
おめでとう~!
タイではなかったけど。

私はスロジギとインチクの二刀流。
時々モゾッとするアタリはありますが、ヒットしません。
スロジギのリアフックは、特に根掛かりが多いということもありません。
釣果につながってないので何とも言えませんが、今日のところは及第点でしょうか。


満潮を過ぎ、下げに転じる潮変わりのチャンスタイムですが、アタリ自体乏しいので、ランドマーク的な○島方面へ向かってみます。
ちょうど風裏になっていて釣りやすそうです。

イケスに係留された、チヌのかかり釣り?らしきボートが数艇見える、○島の手前まで来ました。
切り立つような断崖絶壁です。
遠目に見ても分かりますが、近くで見ると一層迫力があります。
そのまま海中に落ち込む地形で、島そばでも30mの水深があります。
ここから風に流されながら、北に進む計算です。

宮ちゃんが、
「あ!シイラがいますよ!」
と海面を指差します。
見ると、ゆらーりボートの回りを回るように、メータークラスのシイラが悠然と泳いでいます。

買ったばかりの偏光グラスの使い心地は良好です。
海中のシイラがハッキリと確認できます。
度付きですので、偏光グラスを外すと何も見えません。
なので、基本掛けっぱなしですが、逆パンダに日焼けするのもイヤなので、眼鏡も持ってきました。
結局面倒ですね。

海の神様に奉納して以降、まだキャスティングタックルを購入できていないので、とりあえず100gのジグをアンダーハンドでキャストしてみます。
着水のボチャン!という音には確実に反応して、スーッと近寄って行きますが、すぐにジグを見切ってしまいます。

宮ちゃんはポッパーをキャストしてます。

「よし!掛かった!」
見ると、シイラがジャンプ!
潜られてはジャンプ!を数度繰り返しながら、少しずつボートに寄せます。
最後のランディングでひと暴れし、タモからシイラが飛び出した際に、ポッパーのフックがタモに絡まりました。
最悪のパターンです。
強引にボート内に引き上げましたが、大暴れです。


ボートの底板などが血まみれです。


写真分かりにくいですが、サイズは80でした。
「持って帰りますか?」
宮ちゃんが私に聞きますが、あまり美味しくないと聞きますし、何よりイケスやクーラーに入るサイズではありません。
ストリンガーがあれば良かったのかもしれませんが、リリースです。
シーラさん(メスです)は、ゆっくりと海へお帰りになりました。

「あ、でも頭と尻尾落としたら、クーラーに入るんじゃないですか?」
むむ、確かに!
それ、早く気づいてよ。

「んじゃあ、もう一匹」
と言うことで、宮ちゃんが次に掛けたシイラは先程と同クラスの80。
よく見ると、チヌ釣りに使いそうな小さなポッパーです。
フックサイズも#6程度。
「よくこれで2本も揚げたね!」
驚きですが、やはりフックが伸されてました。

すぐに血抜きをして、頭と尻尾を落とします。


尻尾デカいですね。
競りで見る、マグロの尻尾を連想させます。


ぎゃあ~っ!
こっち見てる~!

頭もデカいなぁ。
この子もメスでした。

その後宮ちゃんは、タイラバで良型カサゴをゲット。
これで一気にタイラバの虜になりますね。

ワタシはと言うと、ここまでインチクでエソのみ。

台風直後で底荒れしてるからでしょうか。30mまでの浅場は、潮が濁り気味です。
活性も高いとは言えません。
水深40mを越えると海の色が深い青に変わってきます。夏の海の色です。

「あー、インチクもスロジギもダメだなぁ」
とぼやくと、宮ちゃんが、
「イワシやればいいじゃないですか」
と。
確かにサビキでイワシが2尾釣れましたが、それではあまりに少な過ぎる。
「冷凍イワシ持ってきたんですよ」
「あら!そうなの?」
そういうことであれば。

ヒラメ仕掛けを取り出し、早速生き餌による泳がせ釣り開始です。
2匹とも使い終わったら、冷凍イワシを使用します。

しばらくすると、竿先を叩くアタリが出ました。
何だ?
マゴチか?
ヒラメか?

違和感を感じさせないように、ラインのテンションを一定に保ちつつ、引き込みにアワセを入れます。

ブルブルブル……

よし、乗った!
でもそんなに大きくないなぁ。
揚がってきたのはヤツでした。
エソ。
ガッカリ。


こんなんも出ました。
トラギス。
あまりイワシと大きさ変わりません。
トラギスは泳がせに使えると、何かで見たことがあります。
すぐ死ぬイワシより保ちも良さそうです。
味はイワシの方が上だろうけど。

その後、アタリもなくタイムアップを迎えてしまいました……
12:00沖揚がり。
浜には海水浴客の姿がありますが、まばらです。
シロギスの投げ釣りをしてる人がいるくらいですから、海水浴客の少なさがよく分かります。


いいショットですね。我ながら。
写ってるのは宮ちゃんです。

海上はギラギラ太陽が照り付けていても、風があって涼しく感じます。
心地良いくらいです。

しかし浜は、熱を十分に吸収した砂のせいか、むわ~ん!とした暑苦しさ。
やっぱ夏ですね。
私はこの容赦のない夏の暑さが、昔から大好きです。
仕事をしてる平日は「この暑さ許すまじ!」と心底憎たらしく思うのですが、釣りのときは180度変わります。
自分勝手なものです。

で、片付けを終えて向かうのは、いつものばんや。
こんな暑いのに風呂!?
と思われるかもしれませんが、これがまた気持ちいいのです。
潮まみれの汗を流すと、さっぱりとしますよ。

その後は君津の山岡家で反省会(昼飯)。

せっかく早めに揚がっても、3連休の渋滞で、千葉市内から船橋までノロノロ。
あー、ケチらずに高速乗れば良かった。
帰着は19:00前。

またもや自分はボーズ(エソとトラギスのみ)のくせに、宮ちゃんからシイラとカサゴを貰って帰りました。
アザーッス!

シイラ食べるの初めてなので、色々試してみまーす。

次回は館山湾、8月1~3日の予定です。


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