今週発売の注目ゲーム 3月3週の再訪 | アドベンチャーゲーム研究処

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アドベンチャーゲーム(AVG・ADV)の旧作から新作まで、レビュー+紹介を主として取り上げるブログ。(更新は不定期)
取り上げる範囲は家庭用のみです。

【今週発売のADV】

女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。(初回購入特典「こころが水着に着替えたら。」ダウンロードカード同梱)
3DS『女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。』
販売:D3パブリッシャー 開発:インテンス

脱出ゲーム×学園恋愛ものという変わり種な設定と、
あざといにもほどがあるタイトル名から一部で注目を集める
3DS『女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。』が登場。
現実世界での学園生活と、夢の中の密室世界での脱出を意中の女の子と並行して行うのを基本に、
選択によってヒロインごとにルート分岐し(このためフローチャートの移動機能も収録されている)、
脱出パートは自分が調べるのではなく、女の子へ指示を出すタイプとなっており、
シチュエーションごとに必要そうな道具を見回して探し、
タッチパネルで文字入力(直接文字を書くのと、タイプライターを選択可能)するという、
往年のコマンド入力式ADVを近代向けにしたような内容となっているのが特徴。

販売、開発元から見て恐らく、同社が以前展開したPSP『密室のサクリファイス』と同じく
脱出ゲームに女の子とストーリーを加えて付加価値を出す路線かと思われるが、
それにしては女の子のグラフィックスはローテクっぷりが半端でない辺り、
SIMPLEシリーズで慣らしたD3パブリッシャーらしいというか、
インテンスにビジュアルを求めれるかは『THE廃屋病棟』で察したというか。
ついでに、初回特典は非売品のDLCシナリオという珍しい形式を採用している。
個人的にはあってもなくてもどうでも良いストラップをつけるよりは、ありがたい。

いや、買わんが。



【今週発売のゲーム販売】

ポケモン+(プラス)ノブナガの野望 (初回限定特典:「ノブナガの黒いレックウザ」カード 同梱)

DS『ポケモン+ノブナガの野望』

旧DS向けに『ポケモン』と『信長の野望』というおよそ客層が合致しないブランド同士が
まさかのコラボレーションを果たした『ポケモン+ノブナガの野望』がついに発売。
自国の領地を拡げ全国統一を目指すというコンセプトはそのままだが、
およそ日本史然とした世界観は「ポケモン」の客層にマッチさせるため、
キャラクターデザインは『戦国無双』をデフォルメしたものを採用し、
シミュレーション部分も戦闘が6対6によるS・RPG的フィールドバトルとなっており、
『信長の野望』冠はあくまで戦略シミュレーションとしての象徴という印象だが、
まあコーエーの狙いは任天堂市場への客層開拓と考えれば妥当なアレンジか。

戦闘部分は「ポケモン=ロボット」「ブショー=パイロット」と解せば
概ね『スーパーロボット大戦』シリーズと同じルールなようだが、
属性による戦略性、ポケモンとブショーの相性、フリーマップ化やスカウト要素など、
ポケモンらしさと、シミュレーション的な部分も融合しており、
多すぎるマネジメント要素のような嫌われがちな要素は極力避けた
新参ユーザーも楽しめる間口の広めな内容を目指しているそうなので、
『ポケモン』ファンや子供層を取り込めればジャンルの底上げにも繋がりそうだが…。

シャイニング・ブレイド 予約特典:春の新生活応援ファンディスク 付き魔法少女まどか☆マギカ ポータブル (完全受注限定生産版) 「限定契約BOX」 特典 生フィルムコマ&特製カスタムテーマセット付き

PSP『シャイニング・ブレイド』
PSP『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』
PSP『ウイニングポスト7 2012』
PSP『ときめきメモリアル Girl’s Side Premium ~3rd Story~』
PSP『アムネシア レイター』

PSPでは『シャイニング』シリーズの新作が登場。
生活SLG+RPGという『ルーンファクトリー』路線につき走った
前作『シャイニングハーツ』とは打って変わって従来のRPG路線へ先祖返りしており、
独自システムとして仲間のステータスに影響を与えるフォースソングや、
仲間と連携攻撃や追従させるバトルシステムなど戦略性を持たせる新要素はあるものの、
売り方もゲーム内容も既存のユーザーへ訴求したものとなっているようだ。

また、昨年放送されネットを中心にムーブメントを巻き起こした
『魔法少女まどか☆マギカ』のゲーム版がPSP向けに登場。
アドベンチャーとダンジョンRPGを交互に行うのが基本のゲームプレイで、
TV版をベースに分岐してゆくマルチシナリオ形式を採用しているのが特徴。
そもそも『魔法少女まどか☆マギカ』自体を放送ネット外なので観ていな上に、
原作脚本の虚淵玄氏の作品は『Phantom』くらいしか遊んでないのでコメントしようがない。

あとはDSで発売された『ときめきメモリアルGirl's Side 3rd Story』を
グラフィックスをLive2Dでアニメーション化しシステムもパワーアップしたPSPリメイク移植版くらいか。
ここ数年のアドベンチャーのグラフィックス的な進化を見ていると、
フル3D化によるモーションキャプチャーかLive2Dでイラストそのものをアニメーションさせるか、
という2択になって来ているわけで、実際触れれるアニメ化はして来ているのだが、
テンポやシステムへ落とし込まれているように感じないので、更なる進化に期待したい。

スロッターマニアV BLACK LAGOON

PSV『FIFA ワールドクラスサッカー』
PSV『スロッターマニアV BLACK LAGOON』

何故この時期にあえてVitaでスロットSLGが出るんだろうか。
それが一番の疑問。

マスエフェクト 3 (初回特典:武器・アーマー入手コード、XboxLive48時間ゴールドメンバーシップコード 同梱)迷宮塔路レガシスタ

PS3・XBOX360『マスエフェクト 3』
PS3・XBOX360『SSX』
PS3『迷宮塔路レガシスタ』
PS3『真・三國無双 Online ~龍神乱舞~』
PS3『ウイニングポスト7 2012』

据置機市場では海外の大作RPG『マスエフェクト3』が発売。
『スタートレック』ライクな壮大な世界観と、多数に用意された選択肢による分岐という
シリーズの売りを継承しつつパワーアップを果たした三部作の完結編で、
シリーズ初のオンライン戦闘やモード選択を収録したゲーム的にも集大成となっている。
商業的には国内で知名度が低いこともあって、電撃と組んだプロモーションも行っているが、
なにが狙いがよくわからないものだらけ、というのがなんとも海外ゲームらしい。

PS3向けには日本一ソフトウェアから『迷宮塔路レガシス』が登場。
ジャンルは今時珍しい2Dトップビューによるダンジョン探索アクションRPGで、
パーティ編成による戦略性や、キャラクターの成長に絡むエナジーフレームシステム、
そして充実したキャラクターのカスタマイズ機能がゲームとしての特徴。
開発はADVでもおなじみシステムプリズマが手掛けているため、
同社の展開する『クラシックダンジョン』シリーズの流を汲んでいるとも言えるのか。
どうも画面的には質素で、日本一ソフトウェアには同じくトップビューのRPG
『魔女と百騎兵』が控えているだけに地味さが否めないのは残念。
果たして日本一に『魔界戦記ディスガイア』以外の有力IPが生まれることはあるのだろうか。

【コメント】
広島カープの嶋重宣がトレードされてショック…というほどでもないか。
下手すれば地方球場より狭かった旧市民球場で三塁打を量産したあの守備は忘れれない。

PSP『うたの☆プリンスさまっ♪Repeat』 出荷本数 10 万本突破(AKB通信)

シリーズ通算で30万本到達直前というのもすごい。
デビューから2年足らずでここまで成長すれば、そりゃブロッコリーも左団扇だ。

『俺の妹P続』伏見つかさ先生、二見鷹介P、三木一馬副編集長が読者からの質問に答えます! そして今週のプレイ映像は黒猫!(電撃)

原稿用紙の枚数自慢がないと、ガイズウェア!って気がしないな。

GDC 12: PS3ではまだ出来ることがたくさんある-『Kara』のDavid Cage氏(Game*Spark)

未来に絶望はない! Xbox 360『ルートダブル』Aルートの予告ムービーが公開(電撃)
『ルートダブル』4コママンガ第4回! 主人公・笠鷺渡瀬が記憶喪失となった理由とは? 犯人はこの中にいる!?(電撃)



果たしてDLCは売れているのか。マーケットリサーチ会社によるDLC市場の実情レポート(4Gamer.net)

レビュースコアと売り上げの関係は?海外会社の調査データが公開(Game*Spark)

海外でメタスコアに信用があるのは解った。

『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』パッケージイラスト&先着特典を公開!!(Gpara.com)

P4Uはペルソナ4の正当な後継作です――「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」について,ディレクターの和田和久氏にインタビュー(4Gamer.net)

とりあえず修学旅行まで来たぞ。そろそろ飽

『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~』のゲームシステムが公開(ファミ通)

PS Vita版『PSO2』画像公開!将来はPC版の最高描画レベルに近づく予定(Gpara.com)

『ルーンファクトリー4』モンスターがお嫁さん&お婿さん候補に変身…!!(Gpara.com)

3月9日はミクの日? ザクの日? ならいっそミクザクの日でよくね? と開き直る人たちがなんかスゴいぞ(ITmedia)

クモの巣をありがたがる謎のジオン兵がパイロットで。

「PSヴィータ」苦戦 人気ソフト不在…価格見直しもありえる?(産経Biz)

PS Vita発売後もやけに元気なPSPソフト群(Gpara.com)

PSPが国内では遅咲きハードだったので収穫期と移行期が重複しているのは解り切っていたわけで、
互換を削げば立ち上がりが遅くなってしまうのはSCEも織り込み済みだったはずだが、
発売3か月にしてもう4桁突入直前と言う予想を遙かに上回るPS Vitaの苦戦から見るに、
SCEが想定していた以上にPSPソフトがPSVita普及の足かせになっているのは明らかだろう。
PSPが不振だった海外への戦略を考えればUMDの互換性を排除は仕方ないとしても、
盛況だった国内市場へのフォローが、既に持っているソフトへ追加で
500~1000円前後を求める「UMD Pasport」だけ。というのは、なんとも。
まあ互換が全てかといえば、そうではないのだが…うーん。

ロンブー淳「タレント名鑑」スタッフと新番組で再びタッグ(お笑いナタリー)

毎週欠かさず観ていた番組なので、どうあれ継続は嬉しい。
嬉しいには嬉しいが、予算を無駄に注いだVTRにガヤで弄り倒すのが基本構図だったので、
深夜帯に移動し予算や尺が縮小してもそれが維持されるかがファンとしては不安。



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