前回は「売れるキャッチコピーと広告コピーの書き方」のお話でした。
今回は「売れるメニューの書き方」のお話です。
◆高級食材
とある飲食店にて。
これに目が止まってしまいました。
↓
「ナマコ料理??え~っ、そんなのメインに訴求して大丈夫なの??食べ人いるの???」
と、正直、そう思いました。
あなたはナマコを食べたことありますか?
私は昔、むか~し、20代の頃、取引先の部長さんと西日暮里のカウンター席だけの居酒屋でナマコの酢の物を食べたことがあります。
その時はお店の女将に
「美味しいから食べてごらん。」
と言われながらも、前年に行ったサイパンの海辺にウヨウヨしていたナマコの”あの姿”を思い出し、なかなか箸をつけずにいました。
部長が「おい、食ってみろよ~っ。ウィ。」と酔った顔で何度も言うものですからしかたなく食べました。
あまり味は印象には残っていませんが、確かコリコリとした食感だったような記憶があります。
冒頭のメニューを見たときにその時のことを思い出しました。
◆中国では滋養強壮の食材
地元の食材を使った特別料理のようですが、
「こんな気持ち悪い食材をつかった料理をメインに訴求して食べ人がいるの???」
と、正直、そう思ったのです。
とりあえず頼んだ料理が出てくるまで時間があったのでメニューを読んでみると・・・。
「ナマコの成分は、ほとんど水とコラーゲン。本場中国では滋養強壮の食材として非常に重宝されている高級食材です。当店では、地元、親不知のナマコのみを厳選して、提供させていただきます。」
と、書かれていました。
このコピーを読んでから
「あらっ!そうなの?高級食材だったの?ナマコって。
へ~、そうだったんだ。滋養強壮にも効くのね。」
と私の気持ちに変化が現れたのです。
面白いですね。
料理なのに「味」ではなく、「コピー」で「美味しそうかも」と思えてくるなんて。
以前にも「料理は脳で味わう」ということについて書きましたが、私のナマコに対する印象もこの説明文でガラッと変わったわけです。
高級食材だと「書かれていた」から印象が変わったのです。滋養強壮に効くだと「書かれていた」から印象が変わったのです。コラーゲンタップリだと「書かれていた」から印象が変わったのです。
ということは「書かれていなかった」ら私の印象は 「こんな気持ち悪い料理を食べ人いるの?」のままだったわけです。
◆商品は自分で長所を説明できない。
あなたの扱う商品も「そのまま」見せただけでは、相手は「どう思う」のか分かりません。
商品をそのままどんっ!と陳列しただけや、商品名と価格を単に書いたチラシやメニューでは読み手は「どう思う」のか分かりません。
そして、商品は自分で自分の特徴やメリットを話すことが出来ません。
商品が自分で
「あのね、お客さん。
私はよく気味の悪い食材って勘違いされているんだけど、
実はね、中国では高級食材なんだよ。
滋養強壮効果があるから最近お疲れ気味のお父さんにも元気に
なるし、風邪の予防にもなるんだ。しかも、!!コラーゲンも
たっぷり含まれているからお母さんの肌も10歳は若返るよ。
明日の朝にはお肌がスベスベさ。
しかも、おいらは地元産で安いときてる。
さっきオイラを食べてくれたお客さんも
『うまい!美味いっ!!こんなに美味いとは知らなかった』って
連発してたから、よかったら食べてみない?
でも、食べることができるのは
今月いっぱいだけの限定だからお早めにね。」
な~んて言えないですもんね。
分かりますよね。こういう”説明”を誰がするのか。
そうですね・・・あなたです。
この”説明”を専門用語で言うと
”広告コピー”と呼ばれるわけです。
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