カーペットを踏みしめるゼットンを見た。
着ぐるみの出来は、かなりいい。
だけどなんで、ゼットン?
映画祭とウルトラマン(やウルトラ怪獣)のつながりも、わからない。
そしたら、フェイスブックに、Hammond AlAmri氏が、
以下の写真を紹介(2013/10/19)。
これだったのか!
つまりこれは、古谷敏氏(右)が、
1967年以来、46年ぶりに、
再び自ら、ウルトラマンを演じた(スーツに入った)ということですね。
新たに採寸して、現在の古谷氏の体型に合わせてスーツを新調したそうだが、
造形物のオリジナルへの忠実度もさることながら、
とても45年以上の歳月を経たとは思えぬ、古谷氏の見事な体型維持!
↓(左)「ウルトラマン」第36話「射つな! アラシ」(1967年3月19日初放送)の、
対ザラガス戦のウルトラマンCタイプ。
(右)2013年10月18日に、ふたたび古谷敏氏が演じた、ウルトラマンCタイプ。
↑右は、今年4月の、ウルトラマンギンガのお披露目に、応援に駆けつけた、古谷氏以外のスーツアクターが演じた、太ももがパンパンに張ったウルトラマン。
たぶんギネス認定の時も、同じ人。
同じ古谷氏が演じてるんだから、あたりまえ?
いやいや、46~47年も経ってることを、忘れちゃいけない。
テレビ番組「ウルトラマン」や、
後継シリーズに出演した俳優の中には、
みるかげもなく、太ってしまった人もいるだけに、
なおさらその思いを強くする。
で、このイベントは何かというと、
「ウルトラマン」のブルーレイ発売を記念して、
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ハヤタ隊員役の黒部進氏、
フジ・アキコ隊員役の桜井浩子氏、
そして古谷敏氏の3人が出席した、
10/18に開催された、「東京国際映画祭×円谷プロ創立50周年」スペシャルイベント(東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズ)での、式典の一コマ。
ほんでもって、冒頭のゼットンは何だったかというと、このイベントに前後して会場に彩りを添えた、人気投票ベスト5の怪獣の筆頭だったわけ。
会場に集った怪獣は、ゼットン以外も、かなりのオリジナルの再現ぶり。
ただし5位のカネゴンだけは、イマイチだけど…。
↓何らかの都合で、既存の着ぐるみ(左)を起用したんだろうけど…
それにしたって、もうちょっとどうにかならなかったのか。
これじゃあ、「なんちゃって」カネゴンだよ!
バルタン星人との対戦再現は、
↓オリジナルのウルトラマンがAタイプだったので、
↑さすがに「完全再現」とは行かなかったが、
とにかく、造形物なら原形の復元、再現は容易でも、
中身の生身の人間ばかりは、
本人の資質や節制に、寄り頼む以外に方法がない。
というわけで、
実に46年ぶりの「本物のウルトラマン」の登場に、
会場がやんやの喝采に包まれたのは、
それが古谷敏という、生身の
人が起こした奇跡
だからに他ならない。
古谷氏は、
「徹底検証!ぼくらのウルトラマン伝説」
2011年1月1日(土)22:00~23:54
BS 日テレ開局10 周年特別番組 ウルトラマンシリーズ45 周年記念特別番組
徹底検証!ぼくらのウルトラマン伝説
~昭和のヒーロー「ウルトラQ」、「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」誕生秘話~
という番組内でも、ファンに向けて、
「一生懸命、ウルトラマンを愛してくれて、ありがとう」
と、(本来ならば、会社が言うべきことを、
体制が移り変わって、その役目を誰も担わないこともあってか)
語りかけておられた。
ありがとう、古谷敏さん。
あなたこそ、真のヒーローです!
おまけ
47年(2013-1966)の、時の重み。
桜井浩子さん。
成海璃子(左)風の、凜(りん)とした若い女性から、椿鬼奴(右)への道。