21話「第十七収容所惑星」に寄せて「宇宙戦艦ヤマト2199」 | アディクトリポート

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21話は、思いの外、面白く見ました。

もちろんこれまで同様、
都合のいい偶然が重ならないと成立しないという意味では、
実際にはありえないので、
ウソくさい話ではあるが、
いまさら急に、非の打ち所のない名作に転じるわけでもないんで、
期待値もそこそこって部分もあっただろう。

あとは、七色星団までを一区切り的展開だったので、
ここから先は、やることの大半が新しい展開になり、
そういうところにも興味が沸く。
囚人がガトランティス(白色彗星)帝国ってのも、新鮮で面白かった。

↓なぜ、囚人服がセブンイレブンの制服みたいなのか?
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-sebunn
↑糸線みたいな目は悪い奴で、パッチリお目々は良い奴って、まずいんじゃないか?と常々思ってましたが。


伊東真也の結末も、良い落としどころじゃなかったんでしょうか。


21話については、それぐらいです。


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さて、コメントとのやり取りで、
*文句があるなら見なけりゃいいだろ
というご提案が、これまでに何度かあった。

この意見は異口同音に、度重なっていただいており、

A.「そんなに文句あんなら、見るのやめれば」

B.「たたき方に容赦がなさすぎで、笑えない。
普段のこのブログに期待する物とは異質だから、やめて欲しい。
そもそも見なければ、文句も出ないじゃないか」

C.「ジャイアンのリサイタルに例えるのはどうか。
ジャイアンには聴かないという選択肢はなく強制的。
あんたの場合は、イヤなら見なけりゃいいんだから、条件が異なる」

というのが、おもだったもの。

そうだろうか?

まず、私は1話を一般より早く見ながら、その感想を、劇場で限定公開されるまで公にしなかった。

2話まで併せての公開だったから、
2話の感想も公開したら、
「①外野でいいがかりをつけるお前なんかより、実際に具体的な形にした総監督の方が、何億倍もすばらしい。
②クリエイターが他者の作品について語らないのは、とばっちりで自分の作品も厳しい評価にさらされるからだ。
③自分で『やれます』と豪語して、やり抜いた奴のいたためしがない。プロジェクトに関わる周囲に迷惑をかける、思い上がった考えや無責任な豪語は、クリエイターが陥る最悪のパターン」
と、かなり激しく非難された。

①については、「何もしないで、具体的な形をきちんと残したものを否定するのは許されない」と考える自分だけに、自分自身がドラマ構築を、小説や脚本の形で何作も完成させた経験に裏打ちされた意見を言っている。

②については、それこそがまさに望むところで、自作に対して徹底した吟味、検討、推敲を重ねた作品だけに、ツッコめるもんならツッコんでみろよ、という気分である。

③については、独善でやって周りに迷惑かけてるのは、オレじゃなくてまさに「2199」の総監督じゃないか、って気がするが(後述)、
とにかく、限定公開ぐらいのタイミングじゃ、否定的にならざるを得ない意見は営業妨害だろうから、正論という自信があっても控えた方がいいだろうと考えた。

(くしくもこの土曜日から、最終章が劇場限定公開されてるが、
見ないし、見たとしても、テレビ放送されるまで意見や感想は述べない)

だからテレビ放送になって、今さら誉めようがけなそうが作品は変わらない手遅れの頃合いを見計らって、3話からの毎週の感想を再開したわけである。

1年のブランクを経ての鑑賞と感想の再開だったが、「感心しない」という印象は変わらなかったんだから、1年前からこちらが作品を見極める目は確かだったんだよ。

別に最初から叩くと決めたから後に引けないんじゃなくて、
良いと感じたり、面白いと感じたところは、今回の23話のように認めてますよ。

途中で見るのやめたら、誉めることもできなくなりますが?

さて、ようやく話をABCに戻すと、
A(いやなら見るな)は、
テレビ放送された時点で、効力を発しない。

限定公開や、DVD発売は、わざわざお金を払わなければならない。
お金を払ってまで見る気が起きなければ、見なければいいだけのことである。

だが、テレビ放送されているものを、
「気に入らないなら見ないでけっこう。見たい人だけ見てください」
なんてことにはならない。

そんな視聴者を限定したタイトルに、スポンサーはついてくれないよ。

勝手に対象を限定しすぎてスポンサーに迷惑かけてるのは、
オレじゃなくて「2199」総監督じゃないのか?


それと、私は別に、総監督の演出手腕を買って、「2199」を見てるんではなく、
タイトルに「宇宙戦艦ヤマト」とあるから見続けてるんで、
まさか内容が「ヤマト」じゃないなんて、思わなかった。

作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ででs

番組表には、

33年ぶりに『宇宙戦艦ヤマト』がTV地上波放送!

って書いてあるしね。

勝手に作品を別物に作り替えて視聴者に迷惑かけてるのは、
オレじゃなくて「2199」総監督じゃないのか?


$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-merida

「それがわかった時点で、見限ればいいじゃないか」
という意見もあろうが、
だったら、この看板に偽りありの作品が、代わりに何をやろうとしてるのか、という疑問は、最後まで見なくちゃ解消しない。

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-dsds

20話の七色星団までで、「ああ、ここに話を持ってくるためだったのね」
と納得はしたが、まだ全話が終わってみないと、
残っている疑問は解消されない。

作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ゆり

というわけで、
途中で見るのをやめるなんて選択肢は、自分にはありえない。


B(たたき方に容赦がなさすぎで、笑えない)
については、作品の抱える問題が深刻で笑えないだけに、
それを評価、分析する方だって、「おもしろおかしく」なんて、できっこない。
というか、ちゃかした批評は、失礼じゃないのか?

笑えなくしてるのは、オレじゃなくて「2199」の総監督じゃないかなあ。

C.(ジャイアンのリサイタルに例えるのはどうか)
での指摘にある、

イヤなら見なけりゃいいんだから、ジャイアンのリサイタル(むりやり聞かされる)とは条件が異なる

については、Aへの答に同じ。

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-りさ

今回も笑えない記事でスミマセン。