有言実行三姉妹シュシュトリアン／ヒーロー共演の軌跡〈その８・付記C〉

「ヒーロー共演の軌跡」も、

↑この「隠れヒーロー共演」については、こちらで。
いよいよラスト！

『有言実行三姉妹シュシュトリアン』
（ゆうげんじっこうシスターズシュシュトリアン）

フィルム画質のオープニングはこちらで。
（以前のリンクはビデオ画質）

第40話「ウルトラマンに逢いたい」

こちらで、ほんの一部だけ本編が見られます。

↑当時のビデオパッケージ。

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この番組については近年まで全く知らず、個人的にバルタン星人研究をしていて、行き着いた。


その頃はまだ動画サイトに該当回がアップされていたので見たが、

この時期（1993）を象徴するような、腰砕け感炸裂の内容だった。

東映製作、石ノ森（1984年以降は、旧表記「石森」から改名）章太郎原作のタイトルと、ウルトラマンの共演と言えば、同じ93年に、ビデオオリジナル企画の「スーパーバトル ウルトラマンVS仮面ライダー」があって、

↑シリーズや製作会社、放送局の枠を越えたヒーロー共演の例として、最たるもの…のはずの本作に触れなかったのは、忘れていたから…ではなく、あくまでもビデオ企画にすぎなかったから。



↑発売当初のビデオパッケージ

↑発売当初のＬＤパッケージ
↓裏面のクローズアップ

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（以下、Wikiより抜粋、一部編集）
『ウルトラマンVS仮面ライダー』の打ち上げの席で、『シュシュトリアン』のファンだった円谷プロの円谷一夫営業部長（当時）が、このビデオ作品の日笠淳プロデューサーに「シュシュトリアンとウルトラマンの共演」を提案したのがきっかけで実現。

当時、番組は終盤だったが、東映側は「最後の制作分のプロット」を急遽書き直して対応。
円谷プロ側も「最大限の協力」をということで、円谷プロ旧本社をロケ地に提供した。

制作会社を超えたこうした企画は、数多い日本の子供向けテレビドラマでも他に類を見ないものである。

ということである。


「当時を象徴」と書いたのは、アニメでは『レインボー戦隊ロビン』の1964年から、

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実写では『仮面ライダー』の1971年から、

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東映と共同でキャラクター王国を築き上げてきた石ノ森氏も、5年後の1998年に亡くなる、いわば晩年の時期にあたり、

「シュシュトリアン」は、東映不思議コメディーシリーズの実質的な最終制作作品という、末期的状況であり、

また「仮面ライダー」最新作は、1992～94の、
『真』（1992年2月20日ビデオ発売）
『ZO』（1993年4月17日公開）
『J』（1994年4月16日公開）
という、オリジナルビデオおよび映画でのみ展開した単発作品群しかなかった。

一方のウルトラマンは、この時期（1993）の新作は、「ウルトラマンG」（1990～91年ビデオ発売）「ウルトラマンパワード」（199～94年ビデオ発売）と、日本国内のみの展開が行き詰まって海外に制作の活路を見出していた時期。

そんなこんなで、石森ワールドも円谷ウルトラも一番谷間の時期にあり、だからこその最新ヒーローでなく、初代同士の共演といえた。

というわけで、
↓（左）1971年に、巨大ヒーロー、ウルトラマン（２世）と、等身大ヒーロー（シルバー仮面）で始まった共演（記念撮影）は、

↑（右）22年後の1993年に、くしくも巨大ヒーロー、ウルトラマン（初代）と、等身大ヒーロー（仮面ライダー、ただし本作で巨大化）の共演で終わったのである。

おしまい。

パチパチパチ（拍手）

だけど結局、どこがシュシュトリアンやねん！

おまけ
ヒーロー共演と言えば、
2012年４月末、『忍風戦隊ハリケンジャー』のハリケンレッドと、

『デビルマン』のシレーヌの

共演が実現しかけながら、
予期せぬ↓ダチョウの乱入で、

※ラクダ説もあり
未遂に終わったようです。