トルコの急行列車にはたいてい食堂車が付いており、わりと手軽な値段で料理を楽しめると、これまでも何度か触れてきましたが、今回は今まで利用したなかで最も長く、多く宴を楽しんだときのことを。
Meram Ekspresi
2010年の春の連休。カッパドキアから帰国便の出るイスタンブールまでは、コンヤからメラム・エキスプレスを利用しました。カッパドキアを午後1時のバスで出て、午後5時半発の列車には余裕で間に合いました。切符もコンヤ駅でらくらくゲット。「大人4人ならクシェトが安いよ」と執拗に薦める駅員を逆に説得し、ヤタク(寝台)2室に分かれて乗車です。
トルコ国鉄の寝台車の種類については、こちらの記事
トルコの寝台列車ヤタクとクシェト
をご覧ください。
この列車に乗ってしまえば、もう安心。イスタンブールには翌朝7時すぎに着く予定で、帰国便は昼下がりですから、お土産を買う余裕もあります。運悪くどっかで列車が動かなくなったら、その時はまた考えようということで、トルコ最後の夜、同行の友人夫妻と食堂車で宴と洒落込みました。発車から1時間も経っておらず、車外もまだまだ明るいので、食堂車もガラガラです。
まずはなにはともあれ、ビールで乾杯。トルコにはエフェスがあります。ふとっちょで愛らしい330mlボトルから、専用グラスに注がれてサーブ。
Pilsenとあるように、ピルスナー。中東のピルスナーといえばレバノンにアルマザAl-Mazaがあり、どちらも好きな味です。あっさりキレるアルマザに比較すると、エフェスの方がコクがあるかな。
市中では1本3.5TL程度ですが、TCDDのHPにある
食堂車のメニュー表
を確認したら、現在は7.5TL(右列中央のBeer)ですね。そんなに高かったかな?
専用グラスをよく見ると、「40yıl」つまり40周年の文字が。イズミールのエフェスは2009年で40周年だったそうです。
それにしてもDoluDoluは何の意味? 知っている人、教えてください。
ビールのつまみは、揚巻です。メインディシュが来るまでは、とりあえずこれ。
長くなりましたので、続きはまた今度。