トルコ国鉄の急行列車の運休方法が一部変更に | アーディで行こう

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「普通」を意味する便利な言葉、「アーディ」 地元の足として、とことこ走るバスなんかを「アーディ バス」、エジプトではエアコンなし列車を「アーディ」 そんな方法での旅を紹介しましょう。
え、そんなの自分には無理だって? 大丈夫。「アーディ、アーディ」

1月30日にトルコ国鉄の急行列車が大規模運休としてお伝えしましたが、TCDDのHPに掲載された新たな告知によると、運休方法が一部変更となったようです。

以下、TCDDのトップページ中央にあるYOLCULARIMIZIN DİKKATİNEによると

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○2012年2月4日から、ハイダルパシャ~ゲブゼ間のバンリョ(近郊電車)は、朝夕10分間隔、その他15分間隔の運転とする。

○2012年2月4日から24ヶ月間、以下の列車をアダパザル打ち切りとする。
ファーティヒExp. アンカラExp. アナドルExp. メラムExp. エシキシェヒルExp. バシュケントExp. ジュムフリエットExp. サカルヤExp.

○ボアズィッチExp. イチアナドル・マーヴィはアリフィーイエ打ち切りとする。

○ドゥExp.ギュネイexp.ワンギョルExp.はアンカラ以東運転とする。

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第3、4項には日付が入っていませんが、これも2月4日から施行ということでしょうね。
前にお伝えした内容と異なるのは、第2項で、全区間運休を取りやめ、アダパザル発着で運転継続する点です。

なお、原文ではアダパザル打ち切りとしか記載されていませんが、同じくHPに掲載された

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1月30日付けプレスリリース
エスキシェヒル~イスタンブール間高速鉄道(YHT)建設に伴い、2月1日からキョセキョイ~ゲブゼ間を24ヶ月間運休とする。
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と合わせてみると、高速化工事でイスタンブール(ハイダルパシャ)乗り入れはできないから、キョセキョイ以東でバスの便も良い都市アダパザル発着にするという解釈でいいかと思います。

なお、アダパザルはイスタンブール~エスキシェヒルの本線からは枝線で分岐したところにある駅で、アリフィーイエはその分岐駅です。

ゲブゼ~アダパザル間は鉄道では移動できませんので、アダパザル~イスタンブール間の移動はバスに頼らざるを得ません。
アダパザル拠点のバス会社は
Sakarya VİB Turizm
エセンレルとハレムに05:30 -18:00はそれぞれ30分間隔で運転。以後19:00 - 20:00 - 21:15-(夏期のみ)22:00
となっています。

アダパザルのバスターミナル

アダパザルのバスターミナルは、Sakarya Büyükşehir Terminaliという新しいオトガルがD-100とD650道路の立体交差点南側に開業しています。ここからだとアリフィーイエ駅の方が断然近いのですが、この駅はイスタンブール方面の線路にホームがあり、アダパザル始発だとアリフィーイエ駅に寄ると運転する方向を反対にしなければなりません。機関車が牽引する客車運転ですので大変面倒なことになり、トルコのほとんどの駅ではこれを避けるため短絡線を設置しています。アリフィーイエにも短絡線があり、エスキシェヒル方面からアダパザルへ向かう列車は短絡線を使うとアリフィーイエ駅ホームに寄らずに直進できますので、アダパザル始発列車にアリフィーイエ駅で乗降することはできないと推測されますのでご注意を。