120号線にやってきた。120号線は尾瀬鎌田温泉の手前で法面崩壊の片側通行があります。尾瀬方面から水上に抜ける坤六峠越えの道も崖崩れで通行止めです。
周辺にはいくらでも日帰り湯の施設があるけれど、それはあくまでも準であり正とは宿泊施設であるという位置づけをしている私には、綺麗だとか便利だとかはあまり意味がなく、一番好ましいのはたぶんお湯が沸いた時にはそこにあったような施設なんだよね。
147湯 東小川温泉 源泉 おおくら荘
群馬県利根郡片品村東小川489
以前から気になってはいたのだけど、なかなか近寄りがたい雰囲気のある宿である。なぜかといえば、日帰り入浴できますとか、というような記載は一切なく、またたくさんの車が停まっていたかと思えば、まるっきり車が停まっていないという極端な風情なのだ。
今日は美しいピアノの音色が聞こえていたので除いてみると、おじさんがピアノを弾いていた。なかなか上手。「こんにちは」と声をかけると「あ、ちょっとまってくださいね」と奥へと向かい、宿の若女将を連れて戻ってきた。どうやら常連さんらしい。「あ、久しぶりですね」若女将はどうやら私を別人と間違えたらしい。まぁ♪どこにでもいる顔だから(爆)。入浴を申し出ると「300円です、別のお客さんと間違えちゃった」と受け入れてくれた。
浴室は階下だというので階段を降りると、男女別の浴室があった。
男湯の暖簾をくぐると
一回外に出て・・・、浴室は別棟なんだね。
脱衣所。鏡台1、ヘアドライヤー1、洗濯機3!!!
どうやら大学の合宿なんかで使われることが多いようだ。この日も「東大能研」様がお泊りでした。
泉質はアルカリ性単純温泉。
加熱循環なれど、湯面が浴槽の縁にぎりぎりなので入浴によってかなりの量がオーバーフローし、お湯の表面はとっても綺麗。
温度は41℃から42℃くらい。アルカリ泉とはいえ、お湯はさらっとしている。多少すべすべになる感じ。
アルカリ性単純泉でトロスベがさほど強くないというと、なぜか湯治系として多くみられる湯ということになるんだけど、この宿は民宿なので料金も安くて長期滞在にも適しているからいいんじゃないのかな。
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