124湯 奥甲子温泉 大黒屋 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

朝寝坊だけど頑張ってさ、でも出発は7時だべさ

伊勢崎から北関東道を使って東北道へ。震災直後に北関東道を逆に走ったことあったけど、あのころみたいに自衛隊を見ないなーと思ったら、那須を過ぎたら人員輸送車が走ってました。

なんかさ、戦争してるのならあれでいいかもしれないけど、震災の救援に向かうのに、あのトラックの荷台で揺られていくのもかわいそうだよね。着くまでに疲れちゃいそう。

さて、実は行き先は定めずに出発してしまった弁慶であったが、弁慶といえば「白河の関」 かなと思って、白河ICで降りてみた。

白河ICを降りてみたものの、さてどうしたもんだろうと思ってi-phoneを取り出して周辺の情報を収集して、ようやく思い出したのが、頭に効く温泉「大黒屋」。

弁慶は頭が悪いので、ずーっとあの温泉に入りたかったんだよね。でもね、お馬鹿なところには効かないんですよ。効くのは脳神経のほうだからね。

R189を甲子温泉方面に走り始めると数台の高起動車とすれ違って、被災地なんだなぁと実感したけど、道路は一箇所だけ路肩の崩壊工事があっただけだった。


朝寝坊弁慶のささやかな交湯録-未設定


30分くらい走って新甲子温泉のちょっと賑やかな感じの温泉旅館群を過ぎると、右方向が奥甲子温泉という道路案内がある。そこを右折して入っていくとそこは林道クラスの幅員の道、1.5車線のコーナーも多かったが、すれ違う車もなく、やがて信号にたどり着いた。ここからのつづら坂は1車線というかコーナーがかなりきつい登りだった。

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さあ、たどりつきましたよ。


秘湯を守る会会員の宿

奥甲子温泉 大黒屋

福島県西白河郡西郷村真船字寺平1
TEL:0248-36-2301 

FAX:0248-36-2304


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こちらは松平定信公の別邸「勝花亭」を利用している離れで、現在も宿泊可能です。


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対応してくれたのはたぶん番頭さん。日帰り入浴は10時から15時まで。入浴のみ¥630、休憩付き¥1050です。そう言われると、なんとなく休憩を付けたくなった私。


温泉に向かう途中の廊下にある貴重品入れは、¥100のリターン付きでした。



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「こちら恵比寿の湯は13時までのご利用となっております」とこちらまで案内してくれました。


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早速、入浴します。脱衣所はこんな感じ。


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恵比寿の湯には内湯と



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露天風呂があります(^^)


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緑が爽快でしょ!指もよく開いちゃいますね。

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温度は、源泉45.8度。浴槽で41度くらいだと思います。内外共に湯面排出のかけ流し。アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ高温泉)でPHは7.7と弱アルカリです。その為、お湯の感じはアルカリ性特有のトロスベ感はないけど、温泉感を感じるというか、ぽわ~んとした感じの優しいお湯です。飲むと・・・お湯です(^^)。


+¥420で案内させるのがこちらの休憩室。窓からは離れの「勝花亭」が見えます。


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¥630でもお食事処の利用は可能です。このお食事処の奥に休憩室はあります。食事を注文するときは、左に見えるカウンターの上のピンポンを押します。ちょっと訛のある看板娘の素質ありの女性が注文をとってくれました。カワユスです。

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休憩室のテーブルには「弁慶様」とプレートがセットされています。テーブル数限定なので、混雑している時は予約が必要らしいです。この日の利用者は3組4名でした。


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虫の知らせでしょうかね?前日の夜コンビニで買った普段はめったに買わないタイプの暇つぶしにちょうど良い内容の本。

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そうそう、メニューはこんな感じです。裏面には単品が・・・。岩魚の塩焼きとか馬刺しとかラブラブ!

食事は11時から可能です。


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それで注文したのが、ザルと岩魚の塩焼きです。本日の朝ご飯ですニコニコ

苦言を呈すれば、岩魚の焼きが甘いので、香ばしさがないということかな。

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食後はよこになって読書したりゴロゴロしたり、そんなこんなでしばらく休憩して「岩の湯」に向かいました。


「岩の湯」は、「恵比寿の湯」を通りすぎて、階段を降ります。
左に折れてまた階段で、最初の扉です。この扉の向こうには、下駄箱があってサンダルに履き替えます。



朝寝坊弁慶のささやかな交湯録-未設定
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今度は右に曲がります。第2の扉を開けると・・・階段です(^^;。しかも途中に休憩用のベンチがあるし。

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録-未設定
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おー、一気に降りるなー。降りた先にまた扉ですね。最後の扉です。この扉を開けて、最後の階段を降りると、そこは渓流にかかる橋です。扉は強風が吹き上がることがあるので、すべて閉めてくださいと注意書きがあります。その為にいくつか関門のように扉があるのですね。

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録-未設定
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こちらは、離れの裏から見下ろした全景です。青い浴槽は浴槽じゃなくてプールです。夏は水着を持っていったら温泉であったまったらプールでクールダウンしてまた温泉なんていいかもしれません。


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左:混浴「大岩の湯」(女性専用時間あり)と右:婦人用「桜の湯」。泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ高温泉)です。 phは7.6ですので、トロスベ感はやはりありません。


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脱衣所は浴室との一体型ですが、仕切りが立っているので着替え中の姿は浴槽からは見えにくくなっています。


お湯はこの岩の鳥居のところから注入されている45.8度の源泉と、足元から湧き出している30度そこそこの源泉の2つのミックスです。体感温度は40度くらいかな。「恵比寿の湯」よりちょっとだけ温めに感じました。


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表面排出経路が2つ。

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湯槽は深く立っても肋骨の下までお湯の中です。ちなみに弁慶は170cmの身長です。


そして、この照明が素敵でぜひ夜に体験したいと思わずにはいられません。

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お湯の中にある「子宝石」は、座るとちょうど良い高さです。ちょうど浴槽の真ん中くらいにあります。「子宝石」については、鳥居の右の壁に説明書がありました。

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浴槽の周囲には段差があって、そこにも座れます。そして、手前のほうは浅い造りになっています。

とにかく私はこのお湯がとっても気に入ったのです。特長があるお湯ではないのですが、肌に合うというかなんというか。出たり入ったり・・・・、1時間以上こちらに入り浸りですニコニコ

窓から吹き込む渓流の風がまた心地よく・・・

基本的に禁煙の大黒屋にあって、外の休憩場所に灰皿もあって便利です。

再び休憩室に戻りごろ寝して、そろそろ動かないとダメだろうという14時までゴロゴロしてました。結局北上は諦めましたけどね。




ロビーにはカウンターがあって、有料ですがコーヒーも頼めます。こちらでも阿武隈の水は飲み放題。

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これはかなりの満足でしたね。また行きたいけど、今度は泊まりたいなニコニコ


実は白河で降りるまでは玉梨・八町温泉「恵比寿屋旅館」が頭によぎっていたんだけど、根が生えちゃった感じの大黒屋でした。続いて甲子トンネルを抜けて下郷、田島でお買い物を報告します。


ところで、頭は治ったかって?


さあガーン




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