芋事件
今日の朝、リビングにサツマイモのバラバラ死体・・・・・・いや、食いカスが散らばっていた。
犯人は誰だ!?
お前にきまっとるだろ!!!ティマァァァァァァ!!!!
だいたい、野菜カゴから普通クラスの大きさのサツマイモを運び出し、ナマでボリボリ食べることの出来る輩はティマしかいない。しかも完食。
でもいったい、なぜ?
今までそんな事した事なかったのに・・・・・
ゴミ箱は漁ったけど(ゴミ箱は届かない場所に上げた)
変わった事といえば、昨日ティマを叱った事くらいだ。
この頃ティマはお年頃で少々生意気になっていて、今までは誰それかまわず遊んでいたし、男の子に乗られそうになっても、笑顔で遊びに誘っていた。
それがここ最近は乗りたそうな男の子を怒鳴りつけるようになっていた。
プッチーといくらに対しても、少し口答えが見られたので、厳重注意していた所だ。
そんな折、いくらが今シーズン中で、ティマをしつこく誘うので、ヘキヘキしていたティマが反撃に出た。
反撃と言っても一言「ウー!」と唸っただけなのだが、家のルールは年上の犬にそんな態度をとる事は許されていないし極刑に値する。
間髪入れず私の鉄拳が飛んだ。
鉄拳と言っても、首根っこ掴んで引き倒し、「お姉ちゃんに何その態度は!!!!」と説教しただけだけど。
その後は無視した。
いくらには、しつこい様だったら注意することにした。
犬同士の序列を決めるのは犬に任せた方が良いという考えもある。
私は、そういう場合もあるとは思うけど、基本的には人間が決めるのが良いと思う。
その時々で変わったり、後から来た新人を可愛がったりするのはNGだけど・・・
我が家は年功序列だ。
でもプッチーはすでに実権はいくらに譲り隠居生活に入っている。
もともと順位だのなんだのには興味のない子なので、それで良いらしい。
ただ、犬の中で一番尊重されているのはプッチーだという事には変わりは無い。
その方が家では何もかも上手くいく。
それが原因なのか何なのか??
むしゃくしゃしてやったのか?
寂しかったのか?
ただ単に芋に気づいたのが昨日だったのか?
とりあえず、やってしまった後なので、ブツクサ言いながら片付けた。
動物行動学の見地では腹いせにやる事はないと言うし、やってしまった後の事を叱ってもその事と関連付ける事はできないと言われている。
やった後にコソコソしたりするのは、部屋の状況から人間が怒る事を予想しているからとあるが、それってある意味解ってるって事だよね・・・・
ただ、「自分がやった事に対して」だという認識が出来ないだけで・・・・・
それってどうなのよ?
本当にそうなのか!?誰か証明して!!!!!
って、まず芋を置くなって・・・・・
お散歩と運動は違う。
「良い犬は疲れている」と言う格言がある。
悪戯もせず、無駄吠えもせず、出かける時に連れて行っても騒がず、言うことも良く聴く。
そんな犬は疲れていると言う訳である。
要するに、満足しているのだ。
もちろんすべての犬がそうではないけど、もしも上記のような問題行動が犬に現れた場合、運動不足を疑うのも一つの手だ。
「そんな事無い!家は自転車引きで、1時間散歩させているんだから運動不足のはずは無い」
という人も居るかもしれないが、「運動」と、一口に言っても、沢山体を動かす事だけが運動ではない。
おまけに「散歩」と、「運動」は違うものなのだ。
「散歩」は、犬がのんびりと自由に散策をしたり匂いをかいだり友達と交流したりする事を言う。
「運動」は、体を動かす事はもちろん、緊張感のある頭を使った遊びをする事を言う。
特に使役犬として作られた犬種は頭を使う事に飢えている場合が多い。
いくら自転車で1時間走らせた所で無駄に体力が付くだけで、本犬は依然フラストレーションを抱えたままであったりする。
自転車で5分走らせるのと、服従訓練の科目(付いて歩く、座れ待て、伏せ、来いなど)を5分間やるのでは圧倒的に後者の方が疲れる。頭を使うし集中するからだ。それにバランスのとれた筋肉も付く。
愛玩犬でもプードルやパピヨンなどは頭の回転も速く運動能力も優れているので、頭を使う遊びを好む傾向にある。
「何だか家の子欲求不満かも・・・・」と、思ったら頭を使った遊びをしてあげてみては??
叱り方
基本的に犬を叱るのは「正しい行い」を、犬が知っているという事をベースに作っておかなければならない。
「イエスかノーか」 参照
その上で、犬が「ノー」のコマンド(「だめ」や「いけない」も同じ)を無視した場合発動される。
なぜなら、「ノー」のコマンドを無視する事によって、犬は望みの物を手に入れたり楽しい思いをしたりすると、頻繁に「ノー」のコマンドを無視するようになってしまうからだ。
言い換えれば、「ノー」のコマンドで常に今やっている事を中断できれば叱る必要は無い。
人間の子供の場合、親が子供を「叱る」と言う行為は、子供にその行いが間違っている事を理解させ、反省を促す行為だ。
でも犬の場合は、善悪の概念は無いので、「叱られる」という行為は、単に犬にとって「嫌な事が起きた」という事象でしかない。
「ノー」というコマンドは絶対であり、無視すると、その次に待っているのは自分にとって嫌な事が起きる。
と解釈させる。
やり方は、「ノー」をきつめに言う。それだけ。
地を這うような低い声で「絶対にさせないわよ」という迫力満点の気迫を犬に感じさせる。
そして「絶対に駄目!!!」という断固とした態度で接する。
それと同時に、「ノー」のコマンドを無視してまでやろうとしている事は何が何でも阻止する。
後は、
★コマンドの意味を完全に理解してから行う。
★好ましくない行為を「やっている最中」に電光石火のごとく叱る。
★好ましくない行為をやった場合は例外なく叱る。(コレが意外と難しい)
★必ず正しい事をさせて褒めて終わる
ご褒美を与える場合は「犬の欲求を利用する」 を参照されると良いでしょう。
上記のポイントをどれか一つでも守れないと、やらない方がマシになってしまう事もあるので、注意してください。
★コマンドを理解していないうちに叱っても、
保護者は、ただ単に気分によって自分をいじめる人という認識が出来てしまうかもしれない。
★やった後に叱っても以下同文。
★例外を作ってしまうと犬が混乱して以下同文。
★何が正しいのか判らないと以下同文です。
こういう事は殆ど子犬のうちだけなんですよね~
子犬のうちに、きちんと、褒める事と叱る事をバランスよく行っていれば、大人になった時は、「ノー」の一言でカタが付くようになります。
何年かかかりますが、必ず報われる時が来ます。頑張ってくださいね~♪
恐ろしい事
ある夜。
相方がプッチーを撫でていると、
「あれ?プッチー、出来物が出来てるよ!!」
と言うので見てみると、右のほっぺに1cm位のしこりがありました。
「今まで気が付かなかったの?」
と言われ、愕然・・・・・
何で?毎日プッチーを抱っこしているのに、気が付かなかったなんて!!!
そんな・・・・・
腫瘍・・・・・・検査・・・・・・手術・・・・・
そんなビジョンが私の頭の中に浮かび、ぐるぐると思考回路を駆け巡りました・・・・
どうしよう・・・・・・そんな・・・・・・・嘘・・・・・・・・
「明日医者に連れて行きなよ」
としこりを触りながら相方。
「うん・・・・・」
「うん??ちょっと待って・・・・」
「あ・・・・・・・・・」
プッチーの口の中をまさぐっていた相方の指に付いてきた物は・・・・・・・・
さっきあげた、
芋シャーキーのかけら!!!
リスかよ!!!!!
ほお袋あんのかよ!!!!
もぉーーーーーーーーーー!!!!!!!
心配するじゃないのよぉぉぉぉぉぉ!!!!!
考えて見ればこんな大きなしこりが出来るまで気づかないはずは無いのでした。
よかったよぉ・・・・;;;;;
びっくりしたなぁ!もぅ!
ぷっさん、食べ物はほお袋に仕舞わないで下さい・・・・・
貰わない。あげない。
ティマはおやつが大好き。
でもそれで困った事があった。
いつも行く公園で、おやつをくれる人が何人か居るのだけれど、ティマはおやつが大好きなのでお散歩に行くとその人に入り浸るようになってしまったのだ;;;
カバンをつんつんすると、「欲しいの?」とおやつがもらえる。
それですっかりカバンつつき犬になってしまった!!!
鼻がカバンに届く位置にあるので、始末に終えない。
こんな事なら初めから貰わなければ良かった・・・・・・・・
「好意で下さっているものを断るのはカドが立つし」
と、断れなかったのだが、一大決心して、素直に理由を話し、おやつ禁止にしてもらった。
それでも他の子が貰っている時は一緒に行ってしまうのでその前に呼び戻し、私自身がおやつをあげるようにした。
そもそも私はおやつを持って歩く習慣もなかったのだけど、付いてしまった癖をとりのぞくのは大変なのだ・・
後悔先に立たず・・・・・
呼び戻しの訓練がしっかり出来ていない場合など、もっと深刻な事態に陥る可能性がある。
保護者の言う事は訊かずに、おやつの人の言う事を訊く様になってしまうのだ!!!
自分が自分の犬におやつを上げている時に他の犬が寄ってきても、「ごめんね~訓練中なのよ~。ママにもらいなね~」と言ってあげない事も大切。
アレルギーを持っている子もいるからね。
さて、あなたはいざ他の子達が皆おやつを貰っている時に断ることが出来ますか?
犬を育てていても、人間関係は大切ですよね。
そんな勇気が無い方の為に取って置きの断り言葉があります。
「体調によって蕁麻疹が出ることがあるので、貰わない事にしてるんです~*」
もしくは「呼び戻しが効かなくなるので、私以外の方からは貰わない事にしてるんです~*」
なんてのはいかが?
利用しよう
利用できるものはなんでも利用するのがリサイクル時代の鉄則。
見方を変えると厄介なものも、実は貴重な資源だったりすることも・・・・
もちろんこれはごみの話ではない。
視点を変えると違った世界が見えてくる。
世の中には色々な人や犬がいる。
中にはマナー違反で頭に来るような人や、全然躾けられていない犬も居て、マナーを守っている人と犬を困らせたりする。
そんな時でも、冷静に。
自分の家の犬のマナー向上に役立ってもらいましょう。
前のコメントにも書いたけど、
例えば、ガンをつける人は、自分の犬に「そういう人を無視する訓練」が出来ます。
駆け回る子供などは、「そういう人に関わらない訓練」ができます。
大型犬にとって脅威なのが、ぎゃんぎゃん煩く吠えまくって近づいて来る小型犬。
そんな時保護者は「近寄ってくるんじゃねー!!!飼い主何やってんだ!!!マナー悪すぎ!!!!」
と思ってしまいがちだが、そう思うと余計その緊張が愛犬にも伝わり、警戒モードに入ってしまう。
そういう時こそ自分の犬のマナー向上のチャーンス!!!
「ラッキー!!!!訓練対象キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!」
って感じで、こういう場合は、小型犬に背を向け、保護者の方を向いてお座り。小型犬無視。
よく出来た愛犬を褒めまくる。
そして小型犬にとって脅威なのが、突っ込んでくる若い大型犬。
「ラッキー!!!!訓練対象キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!」
って感じで、こういう場合は、すばやく愛犬を呼び戻し、抱っこして守ってやる。大丈夫そうだったら、お座りさせて挨拶。
そういう大型犬の前でうかつに動くとおもちゃにされるので、大人しくしている事を学ぶ。
出来たらやさしく褒める。
何事もモノは考えようである。
人を見たら犬嫌いと思え
世の中犬好きな人ばかりではない。
そんな事解ってるって?
まぁまぁ。
「犬嫌いは犬好きが作る」という格言がある。
生まれた時から犬嫌いな人は多分居ないと思う。(何かスピリチュアルな原因がない限り)
犬が嫌いになる理由は、「親の教育」の他に「犬に関して嫌な思いをした」ってのが大多数の犬嫌いな人の嫌いになった理由じゃないかな。
じゃあどんなシュチュエーションで?
例えば・・・・・
犬に噛まれた。
犬に追いかけられた。
犬に吠えられた。
犬に付き飛ばされた。
とか・・・・・・・
たいていこうゆうのって野良はともかく「飼われてる犬」が多いよね。
特に子供の頃の事がトラウマになる。
ノーリードにしてて、子供を追いかけて転ばしちゃったり、あげく噛ませちゃったり。犬が恐くてぎゃーぎゃー泣いている子供に、「家の犬は平気だよ大人しいから」とかいって無理やり近づけたりなんてのは論外。
「家の子(犬)は大丈夫」って、犬をよく解っている人は絶対使わない言葉だ。
この場合、大丈夫かどうかは問題じゃない。小型犬だって同じ。
嫌いなんだからやめればいいじゃん!!!
結果的に未来の犬好きを減らす事になる。
後、「犬飼ってる人が嫌い」という人が居る。
「うんこは持ち帰らないわ、ノーリードにして好き放題させてるわ、嫌いな人を悪者のように言うわ、兎に角マナーが悪い」と言うのが理由らしい。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。
でもそりゃそうだよね。
自分が相手の立場だったらどうよ?
「何よ!家の子が何かしたわけでもないのに!」なんて思ったって、嫌いなんだからしょうがないでしょ。
自分の「犬が好き」という価値観を人に押し付けちゃ駄目。
具体的には、
人とすれ違う時は、リードを短くもって届かないようにするか、間に自分が入る。
子供にはうかつに近づかせない。
人に吠えないように躾ける。
ウンチは持ち帰る。
人が居る所でノーリードで走り回らせない。
公共の場にマーキングや毛を撒き散らさない。
などなど・・・・
マナーの良い保護者が増えれば結果的に犬好きも増えるのよ。
何事も相手を思いやるって事が大切だよね。
身の安全
犬との信頼関係を築くにはまず身の安全を保障してあげることなのだ。
前にTV番組で、「熊と遭遇した時に倒れた飼い主を守る犬は何匹いるか?」なんて事やってたけど、あれ最悪だね。
犬との信頼関係ぶち壊しだよ。
そもそも危険な時に危険物に向かっていくなんて、訓練を受けているか、生まれながらにガードドッグの気質を色濃く受け継いでいる子とかじゃない限りしないから。
逃げる子が殆どだったけど、当然だから!!それ普通だから!!
そもそも普段は「言う事を聞け、リーダーは俺だ」なんて言っておきながら、いざとなったら「俺を守れ」なんて虫のいい話だよ。
保護者は犬を守ってやらなければいけないんだ。
犬に守られるなんてもってのほかだよ。
精神的にもね。
出来ることならば、もう一度熊と遭遇して、保護者が熊を追い払って「弱い父」の汚名を返上して、「頼れる父」として名誉挽回して欲しいね。
頼る人のいなくなった犬がかわいそうだ。
皆仲良く
無理です。
特に小型犬。
保護者としては、どの犬とでも人間とでも、愛想フリフリ可愛く立ち回って、皆に好かれて可愛がってもらえるような子になって欲しいと願う所ですが・・・・
確かにそういう子、いるにはいますが、稀です。
よく、小型犬を犬の群れに連れて行って嫌がっているにもかかわらず「ほら、遊んでおいで」とか「弱虫ねぇ」なんていって、無理やり遊ばそうとしている人を見かけるけど、あれトラウマになっちゃったりするんだよね~
小型犬で他の犬を恐がる子が多いのはそういうからくりがある。
小型犬が大型犬と接触した場合なんか、自分の何倍もの大きさのある見ず知らずの圧迫感バリバリの相手と上手く付き合えって言ったって、難しいよねー。
身の危険を感じるほうが正常な反応でしょう。
さらには、自分の周りでバタバタ動かれた日にゃぁ・・・・
人間の子供なら、いづれ社会に出て行くときの為に、ある程度の付き合いを覚えてもらう必要があるけど、犬は必要ない。
保護者と良い関係が保てていればそれでOK。
ただ、他人他犬に対して、過度に威嚇したり、怖がったりするのは、その子の精神安定上よろしくない。
他人他犬に危険が及ぶ場合もある。
そういう場合は、慣らす。ひたすらそういう場所に連れて行って、色々なものを見せて慣らす。
保護者が守ってくれる事、怖くない事を覚えてもらうべし。
保護者はドンと構えて、「大した事無い」という態度を貫く。犬が恐がったら守ってあげる。
無理強いしない。
それと他犬への対応が上手く出来ない犬の場合、小さい頃に犬同士のボディーランゲージやマナーを学ばなかった為に犬との会話やマナーが正常でない場合がある。
そういう時も、犬同士の関わりの仕方を「見せる」というのは効果がある。
でも数見せる為に1年くらいはかかるかな?そして、実践するにはさらに何年か。
焦ってはいけない。
人間と同じで犬にもいろいろな性格の犬がいる。大きさもまちまち。
保護者の好みもその子の対応に反映する事もある。
恐がりな子、おとなしい子、独占欲が強い子、突っ張ってる子、やさしい子、やんちゃな子、頭の良い子、群れたがる子、ひとりが好きな子、マイペースな子、大きい子、小さい子etc・・・・・
色々な子と遭遇した時に我が子が何を学ぶかは、またその子によって違う。
そして、保護者が自分の家の子の良き理解者になる事は、何を置いても優先すべき事だろう。