チェルノブイリ奇跡の泉のお話/第一話






奇跡の実話...チェルノブイリ原発事故の影響を受けなかった奇跡の泉があった

今回の記事の原題で、クリックして御覧になれます ↑ 



アレクセイと泉


アレクセイと泉
(C)ポレポレタイムス社

ベラルーシの小さな村、ブジシチェ村は1986年のチェルノブイリ原発事故で灰をかぶり、


住民のほとんどは町へと移住した。地図から消えたこの村に残ったのは、数十人の老人と、


たった一人の若者アレクセイ。彼らの生活を古くから支えている泉の水からは、不思議なことに


放射能は検出されない。村人は水を汲み、洗濯をし、畑を耕し、この被爆の村でひっそりと生きている。


アレクセイは老人たちを助けながら、故郷の村で生きていく希望を持ち続け、今日も泉の水を汲む。

>>『アレクセイと泉』あらすじ・解説  [ 2002年1月20日公開 ]




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wanton


この前の記事の続きという事になります→チェルノブイリ奇跡の泉のお話・プロローグ


実は、この記事を私のヤフーブログにも掲載したのですが、その記事に、ある女性の方から


ちょっと楽しいコメントをいただいたので、御紹介させていただきます。


http://blogs.yahoo.co.jp/wantonblog/4109792.html  ~より


『 これは奇跡ではありません。実際に「アレクセイと泉」を見ましたが、百年前の汚染されて


いない雨水などが湧き出してくるから放射性物質が含まれていない訳です。


今後、数十年後には汚染された水が湧き出てくる可能性があるのではないでしょうか? 』


なぁーんだ、そうだったんですか・・・という事で、この記事は、ここで終了ということに・・・(笑)


といった具合に、ここで終わらせたら、本当に吉本興業のお笑いネタのオチになってしまいますんで。


ここからがワントンの本領発揮というシナリオが用意されているという訳です←ホントに ? (^O^) 。


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http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-10862435269.html


脱原発の日のブログ  様の記事より一部抜粋 


またこの事故の影響は隣国ベラルーシにも大きな影響を与えています。私は原発から180km 


離れたベラルーシのブジシチェ村を仲間たちと訪ねました。そこは事故後、放射能の雨が降り


大地がひどく汚染された場所で住むことを禁止されていました。同行の仲間のもって行った


ガイガーカウンターで大地の放射能を計ると 、その村の広場では0.17マイクロシーベルト(μSv.)


でした。その近くのプロロビッチ村の森の中は1.91μSv.その野原では0.60μSv.でした。


ブジシチェ村の人々はそこでは生活しないように政府から求められているのですがお年寄りたち


だけは避難せずにそこで暮らしていました。

その村の泉から出る湧き水からは放射能がまっ たく検出されず、安心して飲めるからです。


その水は百年以上前に降った雨水が地下深くを通ってそこに湧き出すものでした。


しかし、そういう水の出る場所はまれであり、すっかり無人となってしまった町や村がどれだけ


多かったかを見てきました。


チェルノブイリ博物館には失われた町や村の地名がずらりと示されていました。


以上引用終わり



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wanton



ブジシチェ村は、チェルノブイリ原発から180km 離れたところにあったようですね。


もしかしたら、皆さん既に御存知のいわゆるホットスポットに当たる地域かもしれません。


原発が大爆発した際の放射能汚染というものは、原発地点から、コンパスで円を描いた通り


の距離に、必ずしも比例しないのは、もう周知の事実です。


かなり離れた地域で、むしろ高汚染の場所が見つかったりしますが、今回のブジシチェ村は、


避難区域に指定されましたように、あちこちで高い放射能が検出されたという事のようです。


にも関わらず、数十人の老人と、たった一人の若者アレクセイが村に残ったのです。


恐らくは、老い先短い貴重な時間を愛する故郷で過ごし、静かな最後を迎えたかったのでしょう。


しかし、それもこれも、あの汚染されていない綺麗な泉があったればこその話かもしれません。


現在、その土地のあちこちが汚染されてしまった中、彼らの生活を救ってくれたのが、唯一、


過去の水が湧き出る泉だったという点に、まさに、大いなる大地の奇跡を見る想いがするのです。


これが私たちに一体何を教えてくれているのか。


そこに目がいかないと、今回のお話の本質を全く理解出来なくなってしまいます。


大地の自然が、私たち人間にとって如何に大切なものなのかを照らし出してくれています。


これは、天からの私たちへのとっても大事なシグナルと受け止めるべきなのでしょうか。


今の世の中、本当に大切な事には見向きもしないという深刻な現実が山のようにあります。


そして一方で、まさにこの日本が滅びようとしているのにも関わらず、その危機を必死で訴えている


政治ブログ・反原発ブログなどは隅に追いやられ、ランキング最上位の多くのブログは、相も変わ


らず、投資や金儲けの経済ブログばかりが顔を並べているのが悲しい現実。


私には、沈み行くタイタニック号の船内で、尚も必死で金儲けの話に夢中になっている多くの乗船客


の顔が浮かんで仕方ないのです。これが今の悲しい現実のように思えます。


もしこのまま、変われないのであるならば、待っているのは、悲惨で悲劇的な末路かもしれないと。


今回の『奇跡の泉』のメッセージは、そういった気づきの多くが含まれていると思います。




『アレクセイと泉』という映画は、実は毎年、この日本のどこかで上映されていたようです。


しかし、ほとんどの日本人は、その事さえも知らないままでした。


残念ながら、かく言う私も、その一人なのです。


一連の福島原発事故によって、初めて色々な人が取り上げ始めたわけです。


そして今回、この私も取り上げるに到ったわけでありますが、1986年にチェリノブイり原発


事故から、2002年に初公開され、更に9年経って初めて多くの人達の関心を呼ぶ経過を


辿りました。事故から凡そ25年経過して、様々な時空を漂いながら、やっとこの日本という


島に流れ着いた、まさに『大切なメッセージボトル』なのかもしれませんね。


機会を作って、私も一度是非、映画をみたいと思っています。


私たちの身の回りには、実は、こういったいくつもの大きな『気づき』があるようです。


今回のこの映画もそうですし、時にはテレビドラマの中に、ある時は、様々なニュースの中に、


朝、目覚めの時の爽やかな小鳥の鳴き声、そして美しい山河や森の中に、身体をよぎる


そよ風の中にさえも・・・とても大切な何かのメッセージが・・・。



最後に、福島原発を思い浮かべてみて下さい。


そしてそれと共に、この美しい画面を素敵なピアノの調べと共に眺めてみて下さい。