CyberBuzz(サイバーバズ)さんの招待で、トヨタから今年発売予定の「iQ」という車の特別先行試乗会に行ってきました。トヨタが発売前にこうやって一般の人たち向けに試乗会を開くのは初めてなんだそうです。会場は大磯プリンスホテルの駐車場。遠かったー。小旅行でしたわ。小田原から送迎バスを出してもらえたので、久しぶりにロマンスカー乗っちゃいましたよ。
まずは最初にiQについての説明していただきました。
iQのコンセプトは
「クルマの価値観の革新」
今までの価値観にとらわれない新しい個性、ライフスタイル、使い方を提供する最先端のプレミアムカー なんだそうです。おしゃれに格好良く乗れる車を!ということで作られた車です。
なにより特徴的なのはボディ。
全長2,985mm × 全幅1,680mm × 全高1,500mmと超コンパクト。
軽自動車が全長3,400mm以下という基準なので、軽自動車よりも小さいんですよ。
なのに4シーター。4人乗れちゃうんです。まぁさすがに後部座席はちょっと狭いですけどね。
なんでこんな短い全長で4人乗りの車が作れたか。それには様々な新しい技術が投入されていたのですよ。
エンジンとタイヤの関係を反転させてタイヤの後ろにエンジンを配置したり、ガソリンタンクを平べったくして床下配置にしたり、シートの背もたれを薄くしたり、エアコンもファンを上にして超小型化したり。
運転席、助手席が広い分、後部座席はちょいと狭めですけどね。
ここで車収納スペースがないじゃんと思った方。実は意外なところに収納スペースが作られてるんですよ、この車。後部座席のシートが持ち上がるようになっていて、後部座席の下に収納できるようになってます。(って写真撮り忘れました。)
ドアの内側の収納スペースも結構広めでした。
ここにドリンクフォルダーもあるし。
ちなみにドリンクフォルダーは後部座席側にもちゃんとありました。
ところで今回普段だったら見せていただけないようなものを見せていただいたんです。それは「パッケージ図」。車を作る時ってね、どういう車を作りたいか、最初にその”思い”をスケッチにするんだそうです。上から見た図、横から見た図、前から見た図。そのスケッチを元に車のデザインを決めていくんですって。
そして今回iQがチャレンジしたのは「自然の造形美」
貝殻のレントゲン写真を数値化して、コンピュータでその初期スケッチに重ね合わせ。
そのこだわりがたとえばこれ。ドアの取っ手部分は貝殻をイメージ
かなりこだわって作られてます。
あとね、この車、小さいのに安全らしいです。エアバッグがね、こんな小さいのにすごい数ついてるらしい。試乗会の日はまだ正式に発表できないみたいだったようなのですが、ニュースが出てました。
このニュースによると
【トヨタ自動車は、後方から衝突された際の後席乗員頭部への衝撃を緩和する「SRSリヤウインドウカーテンシールドエアバッグ」を世界で初めて開発した。近く発表予定の新型車『iQ』に採用する。 今回開発したエアバッグは、リヤウインドウ上部に内蔵する。車両後方からの衝突時、後席乗員の頭上から背面にかけてカーテン状に展開することで、ヘッドレストとともに、追突してきた車両や破損したキャビン後部・リヤガラスなどによる頭部への衝撃を緩和し、衝突被害を軽減する。 iQでは、このエアバッグの採用により、社内指標である頭部傷害値を約2分の1に低減する効果を見込んでいる。】
上記リンク先に写真もあるのでチェックしてみてください。
そして説明をいただいた後、いよいよ試乗です。大磯プリンスホテルの駐車場を貸し切ってドライブコースが作られてました。
運転席、全然狭くなかったです。バックミラーも運転席から結構手を伸ばさないと届かなかいぐらいの場所にあって、意外と前が広いなぁと思いました。
最初に体験したのは「ダイナミック・ドライブ」
Vitzに先導してもらい
発進加速やスラローム、レーンチェンジなどを味わうコースです。いっぱいポールが立ってるのわかりますかね?
私運転したんですけどね、ともかくハンドルが超軽くて運転しやすいんですよ。びっくりしました。運転下手でいつもカーブが大回りになっちゃう私だってすいすいですよ。
と言われたものの、こんな小さい車で時速80km出して大丈夫なのか?という不安がありまして。だってこんな小さいと車体が揺れるのではないか、浮いちゃうんじゃないか、ブレーキのききが悪いんじゃないか、と心配になりません?
でも80km出しても大丈夫でしたよ。そして何より驚いたのはブレーキのききの良さ。予想以上に快適に運転できました。
その後はハンドル操作だけでカーブを通り抜けてくださいとかいろいろ指示されてその通りに運転。公道じゃなかったし、かなり楽しく運転できました。
そしてお次は「フットワーク・ドライブ」。レーシングドライバーの三浦健光さんの講義を受けた後に試乗。
前がVitz(全長3,750mm)、後ろがiQ(全長2,985mm)なんですけどね。
並んでるとVitzがなんだか大きな車に見えます。
この2台それぞれでクランク走行と
赤いポールの周りの360度回転を体験。
これは友達に任せました。小さいと思ってたVitzが本当大きく感じましたよ。車内もiQと比べると断然Vitzの方が広かったですけどね。
Vitzではどう頑張っても倒してしまうポール、iQは倒さずに通れました。小回りは抜群です。クルクル回れます。
プールサイドにもiQが並んでてですね、
そこにあった『MODELLISTA』ヴァージョンが格好良かったんですよ~。
楽しい試乗会の後はiQセッション。
なんとクリエイティブディレクター、アートディレクターとして活躍されている佐藤可士和が登壇。佐藤さんってSMAPとかミスチルのCDジャケット作ってる人なんですよ。
佐藤可士和さんがプロデュースした立川の「ふじようちえん
」にはただすごいの一言。幼稚園全部が遊具になってるんですよ。この幼稚園、一度行ってみたい!!超楽しそうです。
でもねー、このiQセッションの時間はかなりお腹空きすぎて限界でした。だって12時にイベント始まって、何せ遠いから朝早くから家を出てるわけで、お昼もパン1個しか食べてない状態ですでに15時。名古屋のリトルワールドでのイベントの時は食事出てたみたいなんですけどね~。最初にホテルのレストランで使えるお食事券1,000円分をいただいたのですが、イベント前に食べる時間はもちろんなく、イベント後もバスで送迎してもらう為に同じく時間はなく使えず。結局小田原駅に着くまで何も食べれない状態で結構辛かったですわ。できれば長時間のイベントの時はお昼時をはずしてもらうか、ご飯食べる時間をとってもらうかしてもらえるとありがたいです。。。
さてさて、最後になりましたが、この車の名前「iQ」の意味。
インテリジェンス、イノベーション、そしてI(私)の「i」
クオリティのQ及び立方体に近い形・つまりキューブをかけた「Q」
そして「Q」にはそれだけではなく”気づき”という意味のCUE(キュー)の音もかけてるそうです。
つまり「私がこれに乗って新しい価値を気づく」
⇒「クルマの価値観の革新」
本当コンパクトすぎるぐらいのコンパクトカーで運転しやすいので、私みたいに運転が下手でも乗りこなせそうです。燃費も良いようですしね。これいくらぐらいで売り出すんだろう?価格帯が気になるところです。
心配していた運転はかなり楽しくてびっくり。これもiQの運転のしやすさのおかげですね。試乗会って初めて行ったんですが、また行きたい!と思いました。TOYOTAさん、サイバーバズさんありがとうございました。
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