をアップします!

記事「司法H29論文書き終わった~」で書いてみたものです。

ついに最後の刑事系に入りました。

 

刑法は、手書力ピークだったと思われる旧司H17論文本試験時には、2時間で第1問88行+第2問55行くらい≒合計143行(現在の1ページ23行の答案用紙では6ページちょいくらい)書けていて、今回も途中答案ながら5ページ半くらい書けたので、民事系第3問に続き、分量的にはピーク時とあまり変わらなかったといえるかな?

その原因は、

・問題文前半の甲の行為とラストの行為について、民事系第2問と同様、『4A基礎講座』の4A論文解法パターン講義で扱っているロー入試過去問がほぼ“ズバ的”だった

・それ以外の行為も、ネタバレになるのではっきりとは言えないんだけど、4A系のどれかの教材の問題がほぼ“ズバ的”だった(司法論文H23・18刑事系第1問も“的中”くらいではあるし)。

・公法系→民事系と書いてきてからの刑事系だから、手書力がやや戻ってきたのかもしれない

点にあると思う。

 

いずれにせよ、制限時間内で得点効率を最大化することを目指して、得点効率が悪いと判断したことはガンガン無視して書いた答案です。

形式・実質ともに途中答案ですが、これで合格ラインを超えていることは確信しています…私は成績評価を受けられないので、ご覧いただいている皆さん個々人に判断していただくほかありませんが。

特に未受験の方には、刑法の論文式試験ではいかに時間がないかということと、その中で私がもがき苦しんだ様を是非読み取っていただきたいと思います。

ちなみに後日、そのもがき苦しむプロセスを収録・編集した動画もアップする予定です(cf.記事「司法H29論文書き終わった~」)。

お楽しみに!ヾ(@^▽^@)ノ

 

シャーペンで書いたところ(薄い黒)は問題文読み~答案構成段階で加工したもの、ボールペンで書いたところ(濃い黒)はボールペンで答案を書きながら加工したもの。

刑法でも商法と同様、こんなふうに、問題文をそのまま答案構成化している。

しかし本問では、事例7の甲乙の行為の“ヨコのつながり”と“タテのつながり”をどのように切り分けるかを検討する“必要を感じた”ので、例外的に、答案構成用紙にそのあたりを描図したのが↓

答案を人ごとに書くか、行為ごとに書くか、やや迷ったけど、迷ったら行為ごとに書いた方が無難。ただ、最後に人ごとに罪数処理等とともに成立犯罪をまとめる必要はあるけど…(←伏線)

 

 

↑↓の“第3”のところは、あまり問題ないからもっとサラリと書かなきゃ書かなきゃ…と思ってはいたのだが、問題文にあてはめ事情が結構多くてついつい使いたくなり、長めに書いてしまったのが途中答案になった最大の原因だったか。

 

↑このページについて。

・7~8行目で、行為4の一連性をサラリと書いたが、本来の処理手順的には冒頭(前ページ19・20行目の間)で書くべきだと考えている。これはそもそも加点事由にとどまると思ってカットするつもりだったところ、防衛の意思のあてはめのところで1行くらいで触れれば得点効率が良いと判断して盛り込んだ。

・20行目~次ページ6行目で、共同正犯の要件へのあてはめ(ex.乙の行為4が甲との共謀に基づくといえるか≒共謀の射程内か)を書くのを忘れた(終了直後にその忘却に気づいたorz)が、書いても大した分量にならないし、結論的には変わらないと思うので、配点は小さいだろう。

↑このページについて。

・“第6”では甲乙の共同正犯処理まで書けず、単独犯処理にとどまったが、たぶん多くの受験生が尻切れトンボになるから大丈夫だろうと書いているときに思っていたし、今でもそう思っている。

・最後に“第7”として、甲・乙という人ごとに成立犯罪(と必要なら罪数処理)を書く必要があった(前記)が、時間切れで無理だった。もともとこのあたりは書かなくても合格ラインに充分達しうるし、甲の罪数処理が面倒で書き切れない・ミスる受験生が結構いるだろうとも思った。

 

上記画像のうち答案をpdf化したものは、こちら(google drive)にアップしました。