をアップします!

これも、記事「今日(明けて昨日)は」で書いてみたものです。

 

民訴法は、手書力ピークだったと思われる旧司H17論文本試験時には、2時間で第1問(一行問題)55行くらい+第2問(事例問題)50行くらい≒合計105行(現在の1ページ23行の答案用紙では4ページ半)書いていたのと比べると、今回は合計5ページくらいだから、むしろちょっと多く書けてるね…まあ、旧司の一行問題では、構想を練るのに比較的時間をかけて答案を短めに書くスタイルだったんだけど、今回の民訴法の問題では、司法試験合格後の修習・実務・講師経験、さらに下記の“答案用紙浪費テク”が活きた感じかな~4A(を具体化した解法パターン)は、受験生時代から未完成ながらも使ってはいたので、その点はあまり差がないと思う。

 

いずれにせよ、制限時間内で得点効率を最大化することを目指して、得点効率が悪いと判断したことはガンガン無視して書いた答案です。

合計”の意味は、答案の各所に大きく“×”してあることからお分かりいただけるだろうか…得点効率を最大化するため、民事系では特に、このような“答案用紙浪費テク”を多用しました。

ページ数無制限の司法研修所起案では常套手段(結局書かなかったスペースに“×”をつける必要もない)なのですが、8ページ制限があるとはいえ到底そこまで書けない受験生にとっては司法試験でも有用どころか必須であることを改めて実感しました。

 

特に未受験の方には、私のもがき苦しむ様を是非読み取っていただきたいと思います。

ちなみに後日、そのもがき苦しむプロセスを収録・編集した動画もアップする予定です(cf.記事「司法H29論文書き終わった~」)。

お楽しみに!ヾ(@^▽^@)ノ

 

問題文に、シャーペンで書いたところ(薄い黒)は問題文読み~答案構成段階で加工したもの、ボールペンで書いたところ(濃い黒)はボールペンで答案を書きながら加工したもの。

 

 

答案構成用紙は一応使ったけど、後から考えればあまり必要なかったような気もする。

 

↑このページの19~23行目と次ページ↓は、時間に余裕があれば、実質的に弁論主義の機能たる不意打ち防止に反しないか、問題文の事情を使って具体的検討を書き加えたいと思っていたので空けておいたが、やはり余裕がなかったので、形式的な結論を19~20行目で書くにとどめ、あとは終了直前に×した。

 

 

↑このページについて。

・2行目:ד実体私法人の”→○“実体私法上の”

・5~9行目の訴えの追加的変更の要件をみたすかも書きたかったが、複雑訴訟だからそこまで書かずとも合格ラインに届くだろうと思って後回しにした。

・あとは、司法研修所での民事裁判起案と似ている感じで、比較的書きやすかった(∵司法試験の論文答案手書きよりはわずかにブランクが短いから?)ためか、書きすぎてしまった印象。

 

↑このページの7~23行目は、時間に余裕があれば、143条の文言へのあてはめ等を“なお書き”で書き加えたいと思っていたので空けておいたが、やはり余裕がなかったので、終了直前に×した。

 

↑このページについて。

・6~10行目は、時間に余裕があれば、246条の解釈論を明文ない処分権主義を導くところからフルスケールで書いた形にしたいと思っていたので空けておいたが、やはり余裕がなかったので、終了直前に×した。

・16~23行目と次ページの論述は、あてはめに使える問題文の事情がいまいち見当たらず、疲れているからかもしれない、ちょっと時間を空けてから戻ってこようと思っていったん後回しにしていたが、それを忘れてしまっていて、終了直前に戻り、あわてて書きなぐった。結果、次ページの6~23行目の空欄に×をつける余裕がなかった。

 

↑このページについて。

・1行目:ד設問4”→○“設問3”

・15~19行目は、最近頻出(ex.予備H24論文民訴法、司法H27論文民事系第3問設問3)の処理をしたものだが、積極的作用の処理(20~22行目で書きかけた)にいまいち自信が持てず、次ページ↓にかけての弁論主義第2テーゼによる処理を思いつき、その方がリスクが小さいと見て、そちらに逃げた。

 

↑このページの4~11行目は、既判力“に準ずる効力”まで論じたつもりだったんだけど、今見ると文章に表現できていないね…時間に追われていたのと疲れからだろう。

 

上記画像のうち答案をpdf化したものは、こちら(google drive)にアップしました。