こんばんは。
幾万あるブログの中から本日もお越し下さいまして
誠にありがとうございます。
では、早速参ります。
<幸田先生語録>
自己観察には「型」があります。
華道や茶道などのお稽古事でもそうですが「型」というのは、それを知らない人が始めても、それを繰り返すことによって、ひとかどのものになれるものです。
習熟すれば、自分ひとりでも取り組めて、どんどん成長できるように、自己観察の型を創りました。
改めて、自己観察のやり方について、説明します。
手順は4つです。
1、イヤな出来事をみつめる。
2、それに対して起こった感情をみつめる。
3、その感情が起こる下支えとなっている価値が何であるかをみきわめる。
4、その価値観を手放す方法(対処法)を考える。
この4つです。
1は、最近自分の身の回りに起こった気になる出来事や、ずっと前から気になっている、心の中にあることなどをみつめます。
自己観察全般に言えることですが、ノートなどに書きだすと客観的に観れるのでおすすめです。
そして、その出来事の中の、どの部分が嫌なのかを、できるだけでいいので、細かく観察します。
たとえば、ある人が嫌だったとします。
自分では、その人の言っていることがイヤだと思っていたのに、実はそれよりも顔が好きじゃなかった、ということは、よくあります。
僕も、よくあるんです。
イヤなことに向き合って思いを巡らすので、本当に無理のない範囲でいいのですが、「ほんとはどこがイヤなんだろう?」と、ちょっと観てみて下さい。
これだけでも、今までとは違う発見があるかもしれません。
2で、該当する感情として、10個、IRMでは提示しています。
不安、恐怖、焦り、嫉妬、不満、孤独、葛藤、怒り、恨み、自己嫌悪、の10個です。
これ以外の場合は、それを書き出します。
「イヤだ!だけでそれ以外の感情なんかない!」と思うかもしれませんが、何らか、必ずあります。
あまりにも一瞬すぎて、言い換えると、反射的に同じ反応をしているので、観えにくいんだと思います。
よくよく気をつけて、観察してみて下さい。
3は、一番やりがいのあるところです。
価値観とは、ここでは「ブロック」とも言い換えられますが、自分の中にあるとらわれ、思い込みです。
「~してはいけない」
「~すべきだ」
「~しなければいけない、~でなければいけない」
この3つをキーワードにしてさがしていくと、探しやすいと思います。
4は、3で見つけた価値観が、本当にその場面において必要なのかを検証して、必要なければ手放すための方法を導き出すことです。
一例で言えば、
本当に私は~でなければ価値はないのだろうか?
いや、よく考えてみるとそんなこともない。少なくともこの場面では必ずしも~でなくてもいいのではないか。
そうだ、少しくらい~であってもいいじゃないか・・・
というように考えていきます。
実際に僕の過去の自己観察を例にとって説明します。
僕は不動産業を営んでいますが、僕から観て、とてもわがままで理不尽な大家さんがいました。
何かと言うとすぐ怒鳴る大家さんで、それが嫌で、できるだけ電話もかけたくありませんでした。
そういう背景で。
出来事
理不尽なことで大家さんに怒鳴られるのが嫌だった。
感情
恐怖
※
僕の場合は、恐怖だったのです。
例えば、同じ「イヤだ」でも「理不尽なことで怒鳴りやがってバカヤロー、まちがってんのはお前の方なんだよ!」という場合だってあると思うんです。
同じように怒鳴られて仮に何も言い返さなかったとしても、内心そう思ってる人もいると思うんです。
そういう場合は感情は「怒り」や「不満」になると思います。
このように同じ「イヤ」でも、感情はさまざま違ってくるのです。
僕は、怒鳴られるのが怖かったのです。
価値観
僕の場合は
「その大家さんに好かれなければならない」
それが高じて
「全ての人に好かれなければならない」
という価値観を持っていることに気づきました。
対処法
果たして、この価値観は少なくともこの場面では必要でしょうか?
僕はこれは不要だと思ったので、手放そうと思いました。
この大家さんに、また、全ての人に好かれなければ、本当に自分の価値はないのだろうか?
いや、そんなことはない。
なぜなら、どんな人だって好き嫌いはあるし、かく言う自分だって嫌いな人はいる。
でもその人のことを好きな人だっているし、その人の価値がないとは言えないだろう。
だとすると、「全ての人に好かれなければ・・・」と考えることの方が現実的でなく、不自然である。
「必ずしもすべての人に好かれなくてもいい、大家さんにも、無理してまで好かれなくてもいい」
このようにして、対処法まで導き出しました。
これは本当に基礎的なもので、やり始めた方が一番実践に使いやすいやり方だと思います。
それと、うまく自己観察できると浄化できるのですが、浄化まで行かないとダメだ、ということではありません。
価値観をみつめる、自分の価値観に光を当てることが大切なことなのです。
そうしているうちに、「ああ自分てこういう価値観を持っているんだ、こういうものの考え方するんだ」と言うのがわかってきて、新たな自分を発見できたりします。
それも面白いことですし、大事な財産になります。
ここまでお読みくださいましたあなた様、本当にありがとうございます。
もし何かのヒントになれば幸いです。
※
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また質疑応答もあり、自己観察について深く学べます。
ご興味のある方は、ぜひのご参加、お待ちしております。
では、あなたにとって、今日も最高にHappyな1日でありますよう、心よりお祈り致します。
それでは、失礼致します。
2012年1月22日(日)
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