ギリシャ危機に端を発した、ユーロ圏の動揺に不安が広まってますね。
まさにユーゴスラビア連邦の解体と、ユーロ圏の解体がダブってみえますね。
さらなる統合への、きっかけでしょうか。
それとも、EU解体の序章でしょうか。
別の国だから、参加各国国民から、助ける支出にブーイングが出ているのは確かでしょうね。
一つの国なら、まだ同意を取り付けやすいでしょうけど。
でも、一つの国にまとまる強力なリーダーシップ、誰が取るのでしょうね。
崩壊前のユーゴスラビア、チトー時代はチトーのカリスマ性でまとまっていたのでした。
「一つの国家、二つの文字、 三つの宗教、四つの言語、五つの民族、六つの共和国、七つの国境線」
これが、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国をあらわす言葉でしたね。
まさか、分裂するとは思えないほど、まとまっているようにみえていました。
ところが、チトー死後、カリスマ性依存の統合から脱却できず、カリスマ性を引き継げるリーダーもなく分裂したのでしたね。
参加していた国々の経済格差と過去の対立の歴史が、チトーの死後徐々に連邦に影を落としていったのでしょ。
強力なリーダーシップでEUを統一国家にしても、そのリーダーシップを引き継げる人材がもしでなければ、ユーゴの二の舞になるでしょうね。
そうならないと良いけど。
それ以前に、分裂回避できるか注目しましょ。