俺とゲームをしませんか?
本気で惚れたほうが負け・・・・そういう遊びです



タイトルは、恋煩う、、、しか読めないっ!!
「夜降ちの手遊び」は「よぐたちのてすさび」と読みます・・・・・
日本語って難しー!ww

花降楼シリーズ記念すべき第10弾です!!
おお、もうそんなに長くなったのですねー!
前作から結構間があいてしまったけれど
今回のカポーは前作に出てきた二人なんですよ~。

蜻蛉に振られた岩崎が
蜻蛉の面差しに似たところのある椛の水揚げを争った相手である諏訪と
椛を可愛がっていた藤野を覚えているだろうか。。。
今回はその諏訪と藤野のお話でした。

これまでの花振楼シリーズ
   やじるし
君も知らない邪恋の果てに
愛で痴れる夜の純情
夜の帳、儚き柔肌
婀娜めく華、手折られる罪
華園を遠く離れて
微笑の閨に侍る夜
白き褥の淫らな純愛
愛しき爪の綾なす濡れごと
臈たし甘き蜜の形代


鈴木 あみ著「恋煩う夜降ちの手遊び」
恋煩う夜降ちの手遊び (白泉社花丸文庫)/鈴木 あみ
¥680
Amazon.co.jp

多数の婦人票を集め初当選した美貌の三世議員・諏訪芳彦のもとに、吉原にある男の遊廓『花降楼』から一通の手紙が届いた。差出人の名は藤野。心当たりのない諏訪は真相を確かめるべく見世を訪れ、その妓の正体が、諏訪の母親が贔屓にしていた呉服屋「葛屋」の幼い養子・眞琴だと知る。愛らしかった眞琴は、一家離散の果てに妖艶な娼妓・藤野へと成長していた。奈落から連れ出そうと、諏訪は身請けを申し出るが、「一生面倒を見るほど愛している」という身請けの意味をわかっていない諏訪に眞琴は拒絶を示す。大人気・花降楼シリーズ、待望の第十弾。



受けっ子は必ず娼妓なのでこれだけやっていると
似たようなパターンが出てくるんじゃないかと思うんだけど、
似た設定はあっても似た話はないのがスバラシイ~。

前回の椛と岩崎がくっつく過程の裏側で
こんなこともあったんですよ、的なお話になっています。


藤野と諏訪は呉服屋の息子とそのお得意さんという間柄だった。
けれども呉服屋が経営難に陥り藤野は花振楼へ。

そして娼妓となった藤野が議員として初当選した諏訪に手紙を送ったことで
二人は数年ぶりに再会することとなる。

諏訪は本当にいいとこの坊ちゃんって感じ。
手紙がきたときはこの藤野には全然覚えがなくて不思議に思いつつも
花振楼へやってきたんだけど、その藤野が自分が昔可愛がっていた呉服問屋の息子である眞琴であると知って
身請けをさっそくしようとする。
もちろん、それは好きだから身請けするというものではなく、
こんなところに置いておけない、、、という正義感からだ。

藤野は身請けされなくとも
もうあとわずかで年季が明ける。
そうすればこの吉原からは出ていけるのだ。
そして身請けの意味をわかっていない諏訪に諭すように身請け話を断る。
それよりも自分とゲームをしようじゃないか、と言うのあ。
見世にいる間は娼妓とお客は疑似恋愛をする。
だから、本気で惚れた方が負け、、、と。

藤野はそれなりに狡さもあるしでももちろん優しさも思いやりの気持ちもある。
蜻蛉には敵わないまでも妖艶な色気も備わっているしね。
なかなかこの商売に向いているんじゃないかって思わせるんだけど、
彼もやはり恋をすると娼妓ではなく一人の男性になる。

ゲームだなんて言っているけどハナから勝負なんてついているようなもんなんだよね。
だって藤野はずっと諏訪が好きだったんだから。
でも年季が明けてシャバに出ても
議員である諏訪との関係はどうにもなるもんじゃない。
だけどこの花振楼にいる間なら・・・・
好きな人とひとときの恋人ごっこをしたい‥‥‥いじらしいじゃないですか。

また、諏訪も藤野とのHの時は
いいとこのおぼっちゃまではなくどこの助兵衛ジジイだ!って感じの
言葉責めをするんだよ~~www

しかもかなりのおぱーい好きドキドキとみた!( ´艸`)www

おぱーいでるかな?なんて言っちゃうようなわりとスイッチ入るとHENTAIさんかも知れない!
いいわ、好きだわ、こういう人(爆

じゃあなんで諏訪が椛の水揚げの相手に立候補したのか、、
なんて思うじゃないッすか。
その話もちゃんとわかるようになっています。
椛ちゃんはとても素直でイイ子なんですよね。
藤野も自分つきの禿としてとても可愛がっている。
当然諏訪が見世を訪れると椛が間をつないだり、お膳を運んだりしていたわけで
諏訪も椛を可愛がっていた。
藤野は自分の年季が明けても椛にお客さんがついてくれるといいな、と思っていたわけ。
だけど諏訪としてはそんな話を藤野からされて面白いはずもなく。。。
でも藤野があんまり言うもんだから、OKしたというかね。
それで岩崎と椛の水揚げ相手として一騎打ちになったというわけだ。

ま、この結果は前作を読んでいるとわかる通り、
諏訪は結局水揚げ相手に選ばれたものの椛とは一線は越えてはおりません。

そんなこともあって諏訪と藤野の関係はぎくしゃくしてしまうんだけど
藤野がとある陰謀に巻き込まれた諏訪の危機を嗅ぎつけ
暴漢に襲われそうになっている諏訪をかばって大けがを負ってしまうーー!


このシリーズって展開が読めてしまうんだけど
それでも楽しく読めるのってなぜなんでしょうかねー。

Hも最後は百戦錬磨のはずの藤野がたじたじになってしまうくらいの
諏訪の助兵衛ぶりがよかったです!(-^□^-)

花降楼シリーズはあともう少しだけ続くようです。
ってことは2、3話ってとこなのかな?
次の話はお待たせしました!
シリーズ全編に必ず出てくるこの花降楼の遣り手鷹村編でーーす!

楽しみだぁ音譜


H度ドキドキドキドキドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月満月

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