今日も読んでいただき、ありがとうございます。
欧州車アドバイザーの井岡です。
先日に続いてドイツのDセグメントセダンです。
アウディA4と同じベースだが、ボディの大きさはDセグメントとEセグメントの間くらい。
ここ数日、Dセグメントつながりで書いてきているけど、このクルマはDセグメントとは言いづらい。
B5と呼ばれるこの代は1997年にデビュー。
既に先々代となっていて、写真左の前期フェイスは、さすがに古く感じるようになってきた。
これが、アウディだとそれもまた味のように感じてしまうが、ワーゲンだとそういうプレミアム感は無い。
それは仕方のないことで、ドイツ人にとってゴルフがカローラだとしたら、パサートはカムリみたいなもの。
とことん使い倒すというのでいいのだと思う。
一部からはFFのW124などという声も上がっているこのクルマ。
控え目な前期フェイスを価格の下がったところで上手に手に入れた人は、多分確信犯。
とっても出来のいいクルマ。
そして、後期型になってそのフェイスも控え目ではなくなってきた。
プレミアム感満開。
マニアは「フォルクスワーゲンらしい、実用車としての本来の姿とかけ離れている」と文句をつけたりするが、カッコイイことに変わりはない。
ちなみに、僕は後期型フェイス、好きです。
今でこそ、Dセグメントクラスの標準になったけど、デビュー当時はこのクオリティは世界中の自動車メーカーを驚かせた。
樹脂の質感、パネルのちりあわせ、各部の仕上がり、などなど・・・
おかげで、世界中のDセグメントカーがプレミアム路線へ突き進むこととなった。
後期型を選べば都会的で若々しい。
実用Dセグメントセダンなんて、おじさん臭いと思われがちだったが、パサートがひっくり返した。
そして、魅力的に感じるのは、その価格(笑)
前期型であれば、乗り出し60万程度から。
後期型であれば、100万強から乗ることができる。
>探すときの注意点
アウディA4がベースということもあり、ドイツ車特有の剛性感だったり、高速での安定性というのは光るものがある。
そして、信頼性についても致命的な弱点はない。
傾向として、特にワゴン(ヴァリアント)においてはエアコンの効きが悪いが、故障ではないので、気になるようだったら、購入前に確認しておいたほうがいいと思う。
効きが悪いと言っても、車内全体をしっかり冷やすほど強くないだけで、ちゃんと冷風は出る。欧州車には多いパターン(笑)
>問い合わせ
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