今日も読んでいただき、ありがとうございます。
欧州車アドバイザーの井岡です。
ドイツ製Dセグメント、最終回です。
1995年デビュー。
パサートB5の前期型並に控え目で目立たないデザインだけど、よくよく見てみると、意外におもしろい造形をしている。
ボンネットからサイドミラーへ続くラインや、Cピラー(トランクから屋根へつながるライン)もとても立体的で、そこからリアエンドへ収縮していくデザインは素晴らしい。
日本には正規輸入されなかったが、5ドアハッチバックもいい形をしている。
ドイツ車はメルセデスに始まり、ワーゲンまでシングルフレームの採用等から軒並み押出感の強いデザインになっていく中で、オペルはその流れに乗らない。
これは、オペルがGMの欧州車部門という立ち位置であることによる。
間違いなくドイツ車ではあるが、欧州車部門なので、欧州で売れなければならない。
実際、イギリスではヴォグゾールの名前を冠して販売されている。
この控え目な外観は、イギリスでも、フランスでも街並みに合わせることができるだろう。
そういうのも、このデザインの持つ意味だったりする。
いいところは、ドイツ車の質実剛健さ、高速走行の安定性。
>探すときの注意点
センサー類が弱いという傾向がある。
センサーなんて、そんなに高額ではないので、壊れたら直すくらいのつもりでいれば大丈夫。
クルマを購入する際に、貯金を全額使い果たすのではなく、若干余裕を見ておこう。センサーの修理代くらい。
また、エンジンルームに熱がこもりやすく、熱でパーツ劣化が進むということがあるようなので、熱のこもりやすいV6よりも直4のほうが心配が少ないかもしれない。
>問い合わせ
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