始まりの大輔 終わりの大輔
これを実感しとる最中なんやけどさ
荷が重いのは岸尾さんに変わりはないよね

大輔はバラした人間やから
荷が重いってよりマスコミに睨まれとる

岸尾さんはマスコミに信用されとるけど
覚悟も違う人みたいに見えるんよなぁ
調べたんやろね 、事件の事とか

先生の書いた本と友達が書いた本 
どちらも取り寄せて読まんといかん本
先生のは電子書籍になっとるけど
友達の書いた本は取り寄せしかないもんね

大輔がバックボーンの深さ
なんて表現をするぐらいの話は
調べんと分からん 

検索しても出らんのは
実際に調べたら分かる事やけど
そうなる理由を知らんといかんくない?

よっちんでさえ1人で抱えるのは無理
大輔なんて1人で何かをするとか無理
紀章くんは自分の立場を利用するやろ
抱えるとかの問題やなくそれを含めの話

だけど3人はパンドラの箱に触れてない
岸尾さんが気持ちを出す前にした事は
歌を作るのと同時にパンドラの箱を開いて
受け入れとるって事とそれも含めての話
それをする為に調べたりするのが仕事

先生や友達は検索すれば写真も出るけど
私だけが出らん事実は調べな答えが出らん
それを直接私に言っても言う態度自体が
許されん事で拒否される原因にしかならん

でもパンドラの箱のゲルニカ事件を
触れんで良いと思わんのが岸尾さん

マスコミの重鎮達って言いよるけど
数人の話でもない 出版社だけでもない
沢山の人が今は重鎮になっとるやんか

利害関係が成立する間柄って事も
岸尾さんは考えて何を意味するかは分からん
意味より私の存在がどうなのかを見る

バレた理由が理由やから
声優の印象は最低最悪になっとるやん

昔から芸能よりも
社会や経済を担当しよった人は
芸能とは無縁やから態度も強固になる

私の態度を見て利害関係は守られるけど
大輔とハッキリせん関係を続ける以上
全部が全部操作する訳にもいかん

私が誹謗中傷を書けって言っとるやん
下手に消したりすれば私がキレるとかね
それを考えると操作の内容も限られる

岸尾さんは私だけの問題やなくて
マスコミの重鎮達と先生に対しても
筋を通そうと初めからするからやろね

私には事件の話も含めてって意味
マスコミの重鎮達と先生には
全てを理解した上で気持ちを出した
それを見せられる事で納得するやろ ?

私も岸尾さんに改めて言われんでも良い

面と向かって ゲルニカ事件も女子生徒も受け入れとる やら言われたら大好きな岸尾さんに対しても怒ると思うもんな

いくら伝えたい本心としても
面と向かって言われて良い話やない

1988年の聖闘士星矢がなくて
ソレを言われても信用なんか出来んやんか

大輔が口だけを4年間したお陰で
私は口だけって態度を許せんくなっとる

岸尾さんが昔の星矢を出したのも賭け
私の性格的にそれを理解して怒るか
受け入れるか分からんからこその賭けやん

私が「あんたに何が分かるんよ」
って岸尾さんに対しても言う性格やんか

だから男性声優で岸尾さんだけが好き
こんな言葉も岸尾さんには関係がない

岸尾さんも不安はあったんやね
私は男に挑まれて初めて好きって言葉を
受け入れるだけは受け入れるタイプ

話は別って言葉は残酷なんよ
岸尾さんでも声優の岸尾さんと
ただの岸尾さんは話が別で別人と見なす 

踏み込んで良い領域を遥かに越えとる

よっちんが触れんようにする内容

大輔が怖がる内容

紀章くんが黙るだけの内容

それを岸尾さんは踏み込んだんやから
私に挑んだって事にもなるやろ

優しいだけじゃお兄ちゃん扱い
口だけじゃ ギャルが好きとか言いよって可愛い元カノと私は違うんやけど ? こう言い返されてしまう

誰も私を攻略出来んのは
扱いが難しいとかじゃなくて
本心を伝えても態度が伴わんとダメやからよ

私本人を至近距離で見とるよっちん
私を見てテンパるだけやった大輔も
そんな私を納得させるだけの事がないんよ

あるとしても何て伝えて良いか分からん

Uncle Bombでマタドールみたいな歌で
気持ちを伝えても岸尾さんをピエロにするんかっ!って怒られて詫びを入れさせられるだけ

紀章くんは被害者としか言えん
言動だけが責められる事で真面目に生きとる

岸尾さんが出てきたら
こうなったって思うのも仕方がない

大輔の諦めの悪さは執着と執念
4年間も何をしよったんかと思うけど
執念と執着に変わるほどの想いやったんやろ

誰も自分を怒ってくれん
誰も自分に教えてくれん事も
私は容赦なく言うのが嬉しいんやろね

聖闘士星矢の話をしたのも
シュラ役とかデスマスク役でも関係ない

私が好きなのは昔の聖闘士星矢
岸尾さんが出てないからって
そんなんを見せられる態度は許せんやろ

だけんが書いたんよ
三ツ矢さんの弟子の岸尾さん
それの方が私にすれば大切なこと

それに声優の仕事を言われても
私には関係ないやんって言うだけよ

でも男は仕事を褒めてもらいたかったり
自慢して欲しかったりするんやろけど
私はそんな事をする女やないからね

個人事業主が声優
私は声優の男やけんって好きなんやない

褒められたかったら
男として褒められる事をすればいい

それを大輔は忘れてしまうから
釘を刺したんよ

やっぱりね、3人は岸尾さんに勝てん

岸尾さんは筋を通すって部分も見せとる

私に対しては挑んどるけど
それだけやなく幾重にも重ねた部分がある

だから勝てんって言うんよ

紀章くんも気持ちが変わってないけど
1番になれんのも変わらんよ

それで良いんなら
最初に戻るだけよ 、5人一緒にね