を連れて高尾山に登ってきました。
何気に初めて登る高尾山。
アフリカでは最高峰キリマンジャロを始め、ケニア山、エチオピアのラ
スダシャンとアフリカ三山を制覇してきたものの日本の山はまだそれほ
ど登ったことがない。
今回は高尾山の登頂だけが目的ではなく、そこから陣馬山(857m)への尾根道を
通って我が家から歩いて10分の「夕焼け小焼け」という施設までの8時間の道のり
を開通させることも大きな目的だった。
そこで温泉に入って帰ってくるトレッキングツアーを8月28日(土)
に企画しているのでその下見も兼ねていた。
その日も朝から自然と汗が噴き出してくるような夏日和
しかし高尾山口駅からお土産物屋さんが立ち並んでいる仲見世通りを抜
けて参道に入った瞬間、空気が変わった。
木々たちが呼吸するひんやりとした空気に加え、神社や聖域に漂う心も引き
締めてくれるような独特の冷気。
奈良時代から続く修験道の山としての厳粛な空気に包まれ、凛とした気持ちにな
る。
修験道とは、山へ籠もって厳しい修行を行う事により、様々な「験」
(しるし)を得る事を目的とする日本古来の山岳信仰が仏教に取り入れ
られた日本独特の混淆宗教である。
左手を見ると修験者(山伏)が滝行をしたとされる滝が見える。
昔過去生が分かる人に俺の前世をみてもらうと、修行 修行で孤独の中で
死んでいった修験者だった過去生があると言われたことがある。
キックボクシングにしても旅にしても自分を極限まで追いこんで痛めつ
けてそれでも喜びを感じてしまうただの超ドМだと思っていたけど、そ
の過去生を聞いて納得ができた。
肉体と精神を極限まで追い込むことによって見えてくる世界、感じる感
覚を求め続けてきた。
そして俺が今こうして人と人を繋いでいるのも、実は孤独を嫌う究極の
寂しがり屋さんだからなのだ

寂しがり屋の求道者
岩の隙間から染み出している湧き水、そこに寄り添うように生きている
無数の苔たち
自然はみな何も言わずとも助け合い支え合いながら調和の中で生きてい
る。
そう この山は驚かされるほどの生物多様性の宝庫なのだ。
世界一の登山客数を誇る高尾山は、日本にいる鳥類の7割近くの種が生
息し、昆虫の三大生息地としても知られ、なんとイギリス一国分に相当
する多種多様な動植物たちがこの小さな山にひしめき合いながら共生し
ているというから驚きだ!
新宿から電車でたったの46分で来れるところにこれほどまでに豊かな
自然、ここは本当に東京なのか?!
都会と自然のバランスがとれる場所
直観を信じてこの土地に引っ越してきて大正解だったとつくづく思う。
東京から横浜、天気がいい日は富士山までも拝める標高600メートルの山
中に薬王院がある。
薬王院は今から約1200年前に開山された真言宗の寺院で、現在は成田山
新勝寺、川崎大師平間寺とともに真言宗智山派の三大本山として広く知
られている。

<高尾山の御奉納は、なんと杉の苗なのだ!>
御本尊は「飯縄大権現」
不動明王の化身として五つの相を併せ持ち、大本堂では毎日諸願成就の
お護摩(ご祈祷)が行われ一年を通じて多くの人々が種々の悩みやお願
い事を御本尊の前で僧侶とともに一心に祈念している。
それほど強力ならばと僕たちも安産祈願と祭りの成功を願って祈祷を受
けることにした。
本堂に入ると間もなく、僧侶を筆頭に修験者たちがほら貝(法螺貝)を
吹きながら颯爽と入ってきた。
これまで何度か神社での祈祷は受けたことがあったが、こんな多くの僧
侶たちによる祈祷は初めてのことだった。
祭壇では護摩焚きが行われ、燃え盛る炎を囲んで僧侶たちの低く太
い声が繰り返し繰り返し木霊していく。

大地を這うように響き渡る僧侶たちの読経の声に合わせて腹の奥底に振動してくる
ような法螺貝のとどろき、空気を切り裂くような錫杖のシャーンという鋭い音色
なむ~ いづな だいごんげん (南無 飯縄大権現)
なむ~ いづな だいごんげん
なむ~ いづな だいごんげん
繰り返し繰り返し何度も繰り返されることによって生まれるグルーブ
に、次第に変性意識状態へと繋がっていく。
大地から突き上げてくるものすごいエネルギーの渦が右回転の螺旋を描
きながら体の中を通過していき僕たちの願いを乗せて天へと昇っていく
ようだった。
全身を鳥肌が這い、毛は逆立って、しばらく小刻みな震えが収まらなか
った。
強力な御祈祷だとは聞いていたけど、まさかこれほどまでとは!
最後に御札(護符)まで戴き大満足で外に出ると、今度は別の修験者の
御一行が階段を登ってくるところだった。
その中には滅多にお会いすることができない煌びやかな朱色の衣をまと
った先達の御姿もあった。
この土地に歓迎され、導かれている。
その時僕たちの間に産まれてくる元気な赤ちゃん、そして祭りは愛と感
動に包まれ大成功で幕を閉じることを直観的に感じた。
≪高尾山薬王院≫
⇒http://
ゆっくり2時間かけて山頂に到着し、軽い昼食をとった。
さてここからが本番、距離的にはまだ7分の1にも満たない。
先はまだまだ長いぜ~!
山頂から陣馬山へと続く尾根道に入った途端に景色は一転する。
ビールが回り始めたのか、先ほどの変性意識状態が抜けきれないのか、
そこはまさに数百年前のいにしえの森の姿。
峠を超えこの野道を翔けていく飛脚の姿が自然と浮かび上がってくる。
我が家の目の前を走っている陣馬街道も甲州街道が出来る前までは、山
梨から峠を超えて江戸へと続く重要な交通の要だった。
家から歩いてすぐのところにかつて関所があり、そこを通って八王子城
までの参道が続いていた。
その時代から残る築200年、300年を超える古民家が今でも街道に
沿って立ち並んでいる。
その裏道として実際この山道も使われていたのだろう。
この村もこの山もこの土地すべてがその時の記憶を宿し、今でもタイム
スリップしたようにその時代に迷い込む時がある。
登山道というよりもその時代から人が歩き続け自然と踏み固められた野
道を僕たちはどこまでも歩き続けた。
尾根道というから高尾山(599m)から陣馬山(857m)へのなだ
らかな稜線の道を歩いて行くもんだと気軽に考えていたが、それは大き
な間違いだった。
下っては登り、登っては下る
たまにすれ違う登山客はみな完全フル装備
俺なんかどう見ても山をなめているとしか思えないアラジンパンツとタ
ンクトップ。

しかも峠の茶屋に着くたびにビールでかんぱ~い


ここまできたらもう巡礼だ!
着く所着く所でビールを飲み干してやる勢い。

<途中の峠にお地蔵さん。 手にはあんパンとお賽銭が....>
歩き始めて7時間経った夕方4時過ぎ、4つ又の大きな分岐点にでた。
当初の計画通りこのまま夕焼け小焼けへの道を突き進んだならば、途中
で日が暮れ、真っ暗闇の山中で野宿することになるだろう。
直観的に身の危険を感じた俺らは、急遽予定変更し裏高尾への道を選ん
だ。
結局歩き続けて8時間
9月25日26日のウレシパモシリの会場となる日影沢キャンプ場に辿
り着いた。
俺はその時までお祭りの舞台を、夕焼け小焼けにするか日影沢にするか
で頭を悩ませていた。
祭りの祈願をしに高尾山へと登り、夕やけ小焼けを目指し歩き続けてき
たものの結果的に日影沢へと辿り着いた。
あ~~なるほどね~。
今回は日影沢ってことなんだね。
俺たちは高尾山で頂いた光をこの日影沢へ運ぶために歩き続けてきたよ
うだ。
日影沢キャンプ場でお祭りの成功を願い、僕たちは帰途についた。
必ず人の心に残り続ける最高の祭りになるはず。
それを確信したいい一日だった。



今年ももちろんやりますよ


昨年のアイヌ結婚式を超える祭りを9月25日(土)26日(日)の2日間で高尾のキャ
一人一人の意識を変え、人と人を繋ぎ、生き方すら変えてしまうようなそんなお祭り
“原始回帰への旅” on 2010/9/25(土)
“ウーマンズ ティピ" on 2010/9/26(日)
“原始回帰への旅”
僕たちは物質的な豊かさと引き換えに何か大切なものを忘れてしまった。
自然を敬い自然と共に生きてきた先住民の人々が守り続けてきた知恵や教えの中
縄文から受け継がれてきたスピリットを守り続け、人間が人間らしく自然と共生しな
皆が大地を踏みならし一心に踊ることによって魂を開放し、人も自然も精霊もすべて
“ウーマンズ ティピ”
目覚めよ 女神たち!
私たちを育くんでくれる母なる地球 、
いのちの源 溢れる愛の海 青く美しい惑星
これからの地球を 調和の虹色の光へと導いてゆく
その役目は 女性にある
すべてを受け入れ 許し 癒し 愛に包む
そして調和の波紋を 広げよう 伝えよう
世界のすみずみまで いのちひとつひとつまで
あなたの奥に眠る 本能の解放
今こそ 女性の目覚める時が来た!
「目覚めよ 女神たち!」
二千自由年を迎えた今、女性たちが真の女性性に目覚め、きらきらと美しく輝いて
あなたの内なる女神の目覚め、それを導くような女性的なお祭りです。
「原始回帰と女性性の目覚め」
僕たち大人が未来の子供たちに残していけるものっていったい何だろう?!
環境破壊や地球温暖化、繰り返される争いに核問題……
そういった負の遺産ではなく、当たり前のようにある豊かな自然、きれいな水や安全
原始回帰と女性性の目覚め、それらは豊かな世界を創造し、未来をより良いものに
そんな想いからこのお祭りを立ち上げました。
北海道からアイヌのシャーマン アシリ・レラさんをお呼びし世界一の登山客数を誇る
その他、人の心を動かし生き方を根底から変えてしまうような選りすぐりのアーティス
夜は大きな炎を囲んで歌い踊る縄文の宴など....
一人一人の意識を変え、人と人を繋ぎ、生き方すら変えてしまうような
2日間。
≪参加アーティス≫
アシリ・レラ(アイヌの語り部)、ヒビキ(アイヌの踊り)、AKIRA(魂の歌)、ACHICO(ファイアーダンス&出産のお話し)、サヨコ(歌&わらべうた)、アキヒロ(ギター)、中山康直(縄文エネルギーのお話)、マビ・マンジ&ゴンダブワテテメコ(ケニア ギリヤマ族の太鼓と踊り)、虔十の会代表 坂田(高尾山の生物多様性のお話し)、そうや(ジャンべ、バラフォン)、孝輔(ディジュリドゥ)、Jonny(ドラム)、Pikale(歌)、Dai(エチオピアのスライドショー)などなど
≪26日のワークショップ≫
★火を囲みアイヌ民族のグランマザー、アシリレラさんによるお話
★炎の舞師ACHICOの自宅出産体験のシェアリング、いのちのお話
★サヨコさん(サヨコオトナラ)の日本のわらべうた
★平山せいこさんの女性の身体の神秘、月経血コントロールのお話
★子宮を癒す、えなヒーリングマッサージ
★世界平和は家庭から、マクロビ&ローフード「食」のワークショプ
★その他、ベリーダンスやフラダンスなどなど
今もその他アーティストたちと交渉中。
詳細は追々アップしていきます。
とりあえず9月25日(土)26日(日)の2日間は必ず空けておいてくださいな。
そしてこのお祭りのことをたくさんの人が知り、出来るだけ多くの人に参加してもらう
出来ることなら日記やブログで転載して頂けたら嬉しく思っています。
※そしてボランティアスタッフの募集をしています(割引あり)
2日間だけの参加じゃもったいない。
一緒にこの祭りを創っていきましょう。
事前に我が家でスタッフミーティングなどを行います。
※参加アーティストの募集もしています。
我こそはと思う人は、ご気軽にご相談下さいな。
みんなでポジィテイブバイブレーションの波を起こしていきましょう。
≪昨年やったアイヌ結婚式の様子≫
・アイヌ(=人間)として........【前半】
≪森と水の祭り アイヌ結婚式≫
⇒http://
・アイヌ(=人間)として........【後編】
≪森と水の祭り アイヌ結婚式≫
⇒http://
【日時】
9月25日(土) 原始回帰への旅 (雨天決行)
【場所】
日影沢キャンプ場
<http://
東京都八王子市高尾町2181-1
【アクセス】
中央線or京王線の高尾駅北口から京王帝都バス2番のりば 高01『小仏行き』に乗車し、「日影」バス停で下車。バスの進行方向と同じ方向に200m進み、左折して林道に入る。 徒歩10分。 or Taxi
≪注≫・本数が少なく、最終も早いため事前に時刻表をご確認下さい。
・ 駐車場が少ないためお車でのご参加は出来ません。
どうしてもの方だけご連絡ください。
【時間】
25日 12:00からスタート (11:00から受付開始)
26日 10:00からスタート
・25日は朝9:00からカムイノミを行います。
参加したい方は8:30までに会場にお越し下さい。
(神様とご先祖様に食べものを捧げますので、出来れば食べものやお酒をご持参下さい)
・両日とも出来るだけお早めにお越しください。
(早い時間から盛り上げていきます)
【参加費】
25日 当日 ¥3,800 前売り ¥3,500
26日 当日 ¥2,800 前売り ¥2,500
宿泊 ¥1,000 ≪限定150名≫
(テント持ち込みの方のみで貸し出し無し)
・障害者割引、妊婦割引として半額にさせて頂きます。
(両方とも手帳をご持参下さい)
・小学生以下は無料。
【予約】 ⇒ uresipa_takao@yahoo.co.jp
(フルネーム、電話番号、メールアドレス、
25日 or 26日 or 2日間、宿泊有無)
【お問い合わせ】 ⇒ earthtribes33@yahoo.co.jp
≪注≫・詳細とスケジュール等は変更する可能性がございます。
その為随時こちらで更新していきますので定期的にご確認下さい
⇒ http://
(エチオピア フォトグラファーDaiのブログ)
・会場は森の中のキャンプ場ですので、雨,防寒対策など野外に
相応しい服装でお願い致します。
人が人を繋ぎ出来るだけ多くの人が来てくれることを願っております
《主催:Earth tribes 代表 鈴木洋見(Dai)》
★鈴木洋見(Dai)公式ホームページ↓
( http://
世界放浪の時の写真や文章、スーフィー巡礼からキックボクシング時代の写真なども載っていますので是非覗いてみてください
Bringer of the light Dai