洋の東西を問わず、権力に執着する人物がトップに立つと、多くの人を苦しめたり死に追いやったりすることが明白だ。
こういうやつらがのさばる世界には、正義があるのかと問いたい。しかし、彼らを選んでのさばらせているのは、有権者なのだ…。 いくらその選挙が公正なものでなかったとしても、一度権力を与えてしまえば、彼らはそれを手放そうとはしないだろう…。
24時間で戦争を終わらせると豪語していたトランプは結局世界中が見ている前でウクライナのゼレンスキーを侮辱し、「いじめっ子」の印象を強めただけで何も役に立たなかった。ばかりか、役に立たないのにウクライナの自然資源を一部手にしたのだ。
一方、トランプをなめているプーチンは、のらりくらりとかわしながら、結局ウクライナには「降伏しろ」という最後通告を突きつけた…。これにトランプはなにか言うだろうか? 欧州は?
(【動画】トランプ氏とプーチン氏が「勢力圏」決める世界 「正義はあるのか」)
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ロシア、ウクライナに事実上の「降伏」を要求 領土割譲や軍制限
ウクライナ侵攻を続けるロシアが、2日に開かれた両国の直接協議で、領土割譲や軍備制限など高い要求をしていることが明らかになった。ロシアの国営タス通信が、同日、提出された和平条件などを記した覚書案の内容を伝えた。事実上の降伏を求めており、ウクライナにとって受け入れられないものになっている。
直接協議はトルコのイスタンブールで行われ、双方の覚書案を交換した。ウクライナが求める停戦に、ロシアは応じなかった。
タス通信によると、ロシアは覚書案で、最終解決の条件として、一方的に併合を宣言したウクライナの東部・南部4州から同国軍が完全に撤退するよう要求。この4州や、ロシアが占領するクリミア半島がロシアに帰属することの国際的な承認も求めた。
ロシア、ウクライナに事実上の「降伏」を要求 領土割譲や軍制限
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ロシアは負けつつある、そう見ている専門家もある。しかし、ウクライナもまた負けつつあるのだ。 この戦争は、得をするものは誰もいない不必要で不毛なものだ。どちらのサイドもウイン・ウインではなく、ルーズ・ルーズ(負け・負け)だ。
だが、責任は戦争を仕掛けたロシア、プーチンにある。ウクライナは一方的にクリミアを盗られ、さらに市民を殺され続けている…。
愚かな権力者、プーチンがさらにロシアの領土を広げ、自分の権力の範囲を広げようとしているからだ。
自分は安全な場所にいて、他国の無実の市民を殺し続けている。そして自国の若い兵士たちも…。
汚い利己的な年寄りたちのために、普通に生活していただけの人たちが殺される。若い人たちが徴兵され、最前線に送られて死んでいく。
こんなことに正義なんかない。無いに決まっているじゃないか。
一方日本でも、スケールはうんと小さいが、権力に執着する政治家が目立つ。80歳を超えても影響力を駆使しようとする老害と呼ばれる政治家たちや、それを許しておこぼれにありつこうとするゴマスリたちがいる。
こういう連中は権力を一度手にしたら、二度と手放そうとしない。また、なにか勘違いして大いばりを始めるが、それを許すゴマスリたちがいることもいけない。彼らもまた、権力の一端にいると勘違いしているのだ。
兵庫県知事、斎藤氏。内部告発者保護法の違反に対しても、「違反と言う認識はない」と言い張り続けている。 法の専門家に指摘されていても、だ。 そして未だに40%近くの県民が彼を支持していることが私には理解できない…。
今度は個人情報の漏洩に関し、自分で指示を出しておいて、そらっとぼけて「やっていない」と言い張り、給与カットのみで済まそうとしている。
本当に指示を出していない(やったという証人もいるが)、部下が勝手にやったのだと言うなら、なぜ給与カットの必要がある? 矛盾しているではないか。
要するに自分が命令してやらせたことの結果が、一人の人間を自死においやり、またそれらの顛末を含めた案件を糾弾していた議員への誹謗中傷が原因で彼もまた自死をしている、それらに対する反省の気持ちがない、ということだろう。
部下を切り捨てて責任を取らないばかりか、第三者の指摘や法の専門家の言葉すら「私はそのように認識していない」で跳ね返す傲慢さが尋常ではない。
こういう人物がもし国のトップになったのなら、自分の都合の良いようにすべての事実を捻じ曲げて解釈し、プーチンがゼレンスキーの攻防に対し、ネオナチ呼ばわりするような行動をとるに違いない.....。
【速報】斎藤知事「元県民局長、県民に深くおわび申し上げる」開会の兵庫県議会で情報漏えい問題に関し謝罪 自身の給与カットも言及
兵庫県議会の6月定例会が3日から始まりました。斎藤知事は議会の中で県保有情報の漏えい問題に関して、「県政に対する信頼を損なうもので、保有文書を適正に管理すべき立場にある県として、県民や元県民局長とその家族にお詫び申し上げる」などと話しました。
(斎藤知事)「県政に対する信頼を損なうものであり、保有文書を適正に管理すべき立場にある県として、県民の皆様、そして元県民局長とそのご家族、関係者の方々に深くお詫び申し上げます」
また、知事は提案説明の中で元総務部長への懲戒処分や自身の給与カットについても言及しました。
「前総務部長に対しては、5月 27 日付で懲戒処分を行いました。私自身も、組織の長として県保有情報の管理責任を重く受け止め、給与の減額措置を行いたいと考えております。今後、このようなことが起こらないよう、情報管理に対する職員の意識の徹底や綱紀粛正を図り、県民の信頼回復に努めます」
兵庫県の斎藤元彦知事のパワーハラスメント疑惑などを告発した元西播磨県民局長(去年自死)の私的な情報が、外部に漏洩され週刊誌に報道された事案をめぐり、県の第三者委員会は5月27日に最終調査報告書を公表。
元総務部長の井ノ本知明氏が県議会議員3人に情報を漏らしたと認定したうえで「斎藤知事および片山安孝元副知事の指示のもと、県議会への『根回し』の趣旨で漏洩を行った可能性が高いと判断せざるをえない」と指摘しました。
県は井ノ本氏に停職3か月の懲戒処分を下しましたが、井ノ本氏は不服として処分の執行停止を申し立てる意向を示しています。
一方で斎藤知事は報告書公表後、「組織の長として責任を感じている」として、給与カットなど自身の処分を検討する考えを示していますが、「私が答えさせていただいたことが、第三者委員会に伝わっていないことは大変残念」「第三者委の指摘はひとつの指摘」と、漏洩指示を一貫して否定しています。
【速報】斎藤知事「元県民局長、県民に深くおわび申し上げる」開会の兵庫県議会で情報漏えい問題に関し謝罪 自身の給与カットも言及
そしてボスがこうだから、子分までもが…。
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【速報】片山元副知事がコメント「元総務部長の行為は適正」「懲戒処分はおかしい」私的情報漏えいで第三者委の報告書に「文書内容の共有は相当」
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長の私的情報が外部に漏えいされた問題をめぐり、県の第三者委員会が「知事や副知事の指示により漏洩が行われた可能性が高い」との調査報告書を公表しました。
報告書の公表を受けて、兵庫県の元副知事だった片山安孝氏は、元総務部長が県議らへの情報漏えいが認定されたことについて、「必要かつ相当な範囲の議会根回しであり、適正な業務である。見解を異にする」などとの見解を示しました。
◆「文書内容の共有」は相当◆
片山氏はコメントの中で議会への根回しについて「県政運営の円滑化のため、県議会の一定の役職にあたる県議には、その県議も公務のうちにあるとの考えのもと、必要かつ相当な範囲で情報共有するもの」としたうえで、「当時告発文書問題が過熱する様相を呈していたことから、文書の内容や背景事情等を一定役職にある県議と必要な範囲で共有しておくことは相当と考えます」としました。
さらに、第三者委が認定した内容について「3人の県議に漏えいした」とすることに限定している点について、「非常に疑問に思う」と述べました。
◆「議会根回しを包括的に了解した」◆
また、知事からの指示に関しては、「私は別の職員から知事の指示があったと聞きましたが、知事は個別具体の指示をしたのではなく、議会根回しを包括的に了解したものと受け止める」としました。
そして、元総務部長が停職3か月の懲戒処分を受けたことについては「行為は何ら問題がなく、不服申し立て、執行の停止は当然と考えます。県が告発した漏えいの案件があるにもかかわらず、元総務部長の件のみを取り上げて、先に懲戒処分を行うことはおかしいと考えます」と見解を示しました。
◆知事は指示を否定 元総務部長は処分に不服申し立て◆
兵庫県の斎藤元彦知事のパワーハラスメント疑惑などを告発した元西播磨県民局長(去年自死)の私的な情報が、外部に漏えいされ週刊誌に報道された事案をめぐり、県の第三者委員会は5月27日に最終調査報告書を公表。
元総務部長の井ノ本知明氏が県議会議員3人に情報を漏らしたと認定したうえで「斎藤知事および片山安孝元副知事の指示のもと、県議会への『根回し』の趣旨で漏えいを行った可能性が高いと判断せざるをえない」と指摘しました。
県は井ノ本氏に停職3か月の懲戒処分を下しましたが、井ノ本氏は不服として処分の執行停止を申し立てる意向を示しています。
一方で斎藤知事は報告書公表後、「組織の長として責任を感じている」として、給与カットなど自身の処分を検討する考えを示していますが、「私が答えさせていただいたことが、第三者委員会に伝わっていないことは大変残念」「第三者委の指摘はひとつの指摘」と、漏えい指示を一貫して否定しています。
【速報】片山元副知事がコメント「元総務部長の行為は適正」「懲戒処分はおかしい」私的情報漏えいで第三者委の報告書に「文書内容の共有は相当」 | MBSニュース
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そもそも私的情報を流した目的は、そうすることで告発自体の信ぴょう性を貶めることだっただろう。
さらに戻れば、内部告発者を特定し罰したこともそもそも違法なのだが。それらのすべてを斎藤知事という権力者、そして告発を受けた張本人が行っていたことが問題にされているのだ。
告発内容については、第三者委員会で複数件を事実と認めている。しかし、それすら斎藤氏はきちんと謝罪もしていないし、処分も受けていないのだ。
告発自体はその内容が真実かどうかを確認する前段階のものであり、事実でないものが含まれていたとしてもそれによって処分されるべきではない。訴訟を起こすこと自体が処分されないのと似ているだろう。その内容を精査して判断するのは裁判所の役目であり、だからと言って訴えた側が処分される必要はないのだ。
しかし、この件では告発者は処分され(第三者委員会ではこれを違法と判断)、彼の私的情報まで漏洩して多くの人に共有された。これを「適正な業務」と言い張る片山氏の言い分には、かなり無理がある。
しかし、日本もだんだん、アメリカのようになってきたな…。
殺人をしても、有能な弁護士をつければ「無罪」になれるように、法の隙間をついたり屁理屈をこねまわして自分を正当化する連中がふえてきたのだろう。
あくまでも手にした権力を手放さないために、どれほど恥ずかしいことをしても許される。
自分のためにはどんな屁理屈もこねるが、他者のつらさ、悲しみ、苦悩には共感しないし、自分のふるまいも反省はしない。
謝ったら負けだ、とでも思っているのだろうか。
言い張れば許されるという前例をつくりつづけていけば、法治国家としての基盤は崩れるだろう。 法律があって、それを守らない人々がいるのであれば、どれほどの地位、権力があっても許してはならない。
本来、法を犯したものはそれを素直に認めて罰を受けるべきだが、「違法じゃない」と言い張り、言い逃れていれば、ウヤムヤになって人は忘れてしまう。そう思っているんじゃないかという人々が増えてきた。
日本の武士道の精神は地に落ちたものだ、と思う。本当に尊敬できない…。
いや、もともと権力を手にすることを追い求める「政治家」と呼ばれる人たちは、そんなものは持ち合わせていないのかもしれないが、実に醜いものだと思う…。