↑のつづき。

さて、今回の出張も最終日。

名古屋市街でのお仕事を終え、空港に向かう前のスキマ時間に、近くの神社を参拝しに行った。




『若宮八幡社』である。



本日も晴天に恵まれた。


鳥居をくぐってすぐ、『若宮龍神社』。



社殿の前には狛龍。



『若宮龍神社』
祭神 白龍大神(タカオカミノカミ)

やっぱり名古屋には白龍を祀る神社が多い気がする。
偶然出会っているだけなのかもしれないが。



手水舎。



栄え水。



拝殿。

名古屋総鎮守『若宮八幡社』

鎮座地 愛知県名古屋市中区栄
創建 不詳
祭神 仁徳天皇 応神天皇 武内宿禰命
別名 若宮八幡宮

手前のお賽銭箱には神紋の橘紋。


文武天皇の時代に、現在の名古屋城三の丸がある場所に創建されたと伝わっているのだそうな。



拝殿の前にステキな兎の彫刻。



虎さんまで。


街中にあっても境内は結構広い。

境内社も充実しております。


『若宮恵美須神社』。




昔、当社の境内には、230歳の雄狐と150歳の雌狐がいたのだそうな…という話。


そんな不思議な由緒を持つ『連理稲荷神社』。



『合殿社』
熊野社
日吉社
香良洲社
天神社
秋葉社

そういえば、香良洲神社は、行ってみたい神社リストに入っている。




社殿の中に牛さん。

境内には動物がいっぱいいる。

狛犬
狛龍

賑やかで明るい神社だ。



『神御衣神社』通称みころもさん。

現在の愛知県愛西市から合祀された。
以前は、海部郡立田村という地名だった。

実は、当社で一番気になった社。


由来。


神御衣神社の祭神は二柱。
『淡島大神(あわしまのおおかみ)』
『衣縫大神(きぬぬいのおおかみ)』


衣縫大神からまず探っていこう。

京都府城陽市水主宮馬場鎮座する
『水主(みぬし)神社』。
正面に水主神社本殿があり、
左側に樺井月神社、
右側に衣縫神社がある。

由緒によると、祭神は十座。

天照御魂神
天香語山命
天村雲神
天忍男神
建額赤命
建筒草命
建多背命
建諸隅命
倭得玉彦命
山背大國魂命


右側の『衣縫神社』の祭神は大縫命と小縫命。

天香山の御子神であり、二柱で『衣縫大神』。

大化の改新以前、衣縫部という氏族がおり、裁縫の仕事を主として大和政権に仕えていた。

物部系統らしい。


なんとなく、衣縫大神がわかってきた。


「水主」という社名は、先日参拝した、
『水無神社』にも通じる。
水無神社は、熱田神宮から草薙神剣を一時避難させた場所であり、尾張と飛騨との繋がりを感じる。


また、香川県には『水主(みずし)神社』があり、
祭神が『倭迹々日百襲姫命』というのも興味深い。

讃岐には倭迹々日百襲姫命と大いに関係がある。

香川県は四国。



そして、神御衣神社の、もう一柱の祭神は
『淡島大神』。

「淡(あわ)」は「阿波」つまり、徳島。

また四国である。

徳島と言えば、『麻』。

そして大嘗祭の際に天皇に現状する麻織物
『麁服(あらたえ)』は、徳島でのみ作られる。


『衣縫大神』の「衣(きぬ)」が「絹」であれば、
同じく大嘗祭で用いられる絹織物
『繒服(にぎたえ)』のことなのではなかろうか。


麁服=淡島大神
繒服=衣縫大神


そう考えると、『神御衣神社』の社名にふさわしい祭神である。


『四国』。

ワタシの中の重要なキーワードである。




『産宮住吉神社』。


針塚。


見所が多かった若宮八幡社。

参拝できてよかった。


さて、次が名古屋最後の神社です。


つづく。


ではまた❗

参拝日2023/01/20



人気ブログランキング