↑のつづき。
さて、金沢市⇒富山市と続いた北陸編から、舞台は岐阜県の飛騨高山へ。
富山駅から始発のJR高山本線ひだ号に飛び乗った。
「飛び乗った」と表現したのは、急いだワケでも勢いで乗ったワケでもなく、押さえきれないワクワク感によるものである。
富山を出発した時は雨だった。
出発した電車は山の中へ入っていき…
雪だ。
吹雪いている。
こんな雪を見たのは何年振りだろうか。
そして、富山駅から1時間半、目的地である高山駅に着いた。
高山市の天候は、雪がちらつく程度。
晴れ間も少し覗いていた。
でも寒い。
初めての飛騨高山は、駅を降りた瞬間から、「この町なんかある」と思わせてくれる独特の雰囲気があった。
昼過ぎには仕事を終えることができた。
すぐにワタシはバスに乗った。
本当には電車で一駅で行けるのだが、いかんせん本数が少ない。
下呂バスセンター行きのバスで15分、飛騨一之宮のバス停で降りた。
実はあまり「一の宮」には縁がないワタシだが、飛騨の一の宮にはご縁があったようだ。
バス停からすぐに鳥居が見えた。
近くには宮川が流れる。
今回の出張は、この川とともにある。
「宮川」の名の由来は、これからゆく飛騨一ノ宮がこの川の源流付近にあるからである。
近づいて参りました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230129/13/noginohi107/1c/2b/j/o0810108015235986070.jpg?caw=800)
社名の「水無」だが、恐らく漢字は当て字。
この辺りには宮川含め、水は豊富なはずだ。
「水を成す」や「水主(みぬし)」が語源という説が有力。
「水主」は「スイム」とも読み、英語の「泳ぐ」という意味の「swim」を連想させる。
まあ、言葉は元はヒトツだったということだろう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230129/13/noginohi107/3c/0d/j/o1080081015235986763.jpg?caw=800)
雪の残る境内。
運良く、車のお祓いをしている時に遭遇し、祝詞を聴くことが出来た。
かっこいいよな~ 祝詞❗
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230129/13/noginohi107/5d/49/j/o1080081015235986769.jpg?caw=800)
十六花弁の菊花紋章。
それはそうであろう。
当社のご神体『位山』は原初の神が舞い降りた場所であり、十六柱の王子達(あるいは八組の男女ペア)は、この地から十六方位(あるいは八方位)の世界各地に散らばって統治したという伝承があるのだから。
『位山』こそ、2021年12月より始まった『出張の合間の神社巡り』の最終目的地だった。
位山への憧れは、その時の記事にも書いてある↓
位山の重要度は、天皇の持つ『笏(しゃく)』を知れば、誰しもが納得してしまうのではなかろうか。
ちなみに、『笏(しゃく)』は中国から来たとも言われているが、さらに遡ると古代ペルシャの王権の象徴としても描かれている。
恐らくさらに遡れば、古代メソポタミア、シュメール神話の王権の象徴である『プック(輪)とミック(棒)』にたどり着くだろう。
それは一周回って、
「結局元々は日本からだった…」
なんてことも無きにしもあらず。
先日赴いた御皇城山に祀られていた神様も、位山と繋がっている。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230129/13/noginohi107/7c/0a/j/o1080081015235986773.jpg?caw=800)
少し晴れ間が覗いてくれた。
とにかく、憧れの水無神社に参拝出来たことが嬉しい。
「行けるワケないよな~」と思っていたのですがねぇ。
水無神社の祭神『御歳大神』は、大歳神と香用比売の御子神である。
大歳神の兄弟(兄妹?)には、宇迦之御魂神。
大歳神たちの両親は須佐之男命と神大市比売。
先日、金沢で神大市比売を祀る神社に行った↓
つまり、神大市比売は御歳大神のお祖母様。
そして、神大市比売は『オオヤマツミ』の娘である。
オオヤマツミの御子神は実は多い。
※勿論、オオヤマツミという神名も本名ではないので、一柱とは限らないが。
オオヤマツミこそ、最近ワタシが一番記事にさせて頂いており、個人的に超重要な神様。
その本拠地は四国にあるのだ。
八+八なのである。
この「点」は後で繋がってゆく。
さて、富山市街に戻りましょう。
まだ日が暮れるまで時間はあるのだ。
つづく。
ではまた❗
2023/01/18
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