ご訪問ありがとうございます。
時々リブログ(紹介)させていただいている
緩和医・大津先生の記事を
ご紹介リブログさせていただきます。
※私が大津先生はじめ、緩和医療について
読んでいるのは、過去にも書いた通り、
私の通う病院には緩和病棟がなく、
緩和医療が不透明だから。
私は巷の免疫細胞療法を受けたことのある
経験者です。
(エビデンスも参考にする、どちらかと言えば重視
する私としては~あくまで、私の価値観です~
当時も今も、巷に溢れる免疫細胞療法で固形癌が
縮小するほどの威力があるとも思っていないですし、
術後病理検査結果の悔しい結果を受けて、
他に足す治療もなかったので、理論的には、
ADCC活性を作用機序とするハーセプチン
+自分の免疫力で微小転移を撲滅を狙うために、
自分の免疫力UP狙いで活性化自己リンパ球療法
~一言で言えば、瀬田クリニックと同根、
巷に溢れるリンパ球療法は基本的には大差ない~
を試した、 療法単独でない限定利用ですし、
結果は目に見える訳ではないし、
高額なので、軽々には他人にお勧めはしません。
しかし、免疫療法を受けたことを、後悔もして
いません)
ご紹介と共に、感想も述べてみたいと
思います。
ステージ4(転移性癌)の方ほどの切迫感では
なかったとは思いますが、
3年前に、
画期的なエビデンスもない、藁と分かりつつ
免疫細胞療法を試した結果を、
今振り返ると、
精神の安定に貢献してくれた、
心の緩和的な効果が最も大きかったのだと
思います。
(当時は、まだ、先進医療が終わった頃
ではありましたし、それで副作用のない
ことも分かっていましたし…
害はなくダメ元で、出来るだけのことを
したという考えなので、詐欺とも思って
いないですし、
免疫療法の先生も、詐欺的なことも
仰らなかったですし…)
費用対効果には確かに難点がありましたが、
(それも私は予め、治療前から思っていた
こと、分かっていたことです。)
もしも1年内に転移したとしても、
高額の免疫療法を受けたことを、
特に後悔することもなかったと思います。
丸山ワクチンを丸山先生が必ず患者を
励ましながらお渡しになっていたのも
似たようなことかな、
と思います。
医療者でない素人患者は、どうしても、
癌を何とかしたい、そのための治療を
求めてしまいがち、
積極的治療を諦める、受け入れることは、
頭では分かっても
(私は頭では十分理解はしました、が、
当時は、心がついていかなかった、
元々、諦めが悪い性分だからも
ありましょうが…)
大きな葛藤があるから、
だと思います。
ーーーー
以下、「」は大津先生の記事からの引用
「
医療者にも様々なスタンスがあると思います。
何らかの病気に対して効く可能性がある
治療を最後まで徹底的にしてあげることが
希望である、というスタンス。
」
巷の免疫細胞療法クリニックもそうで
しょうし、
三好先生の抗がん剤の使い方や、
「あとは緩和と言われたら」という
キャッチフレーズは、
まさに、それを物語っていると思います。
梅澤先生の抗がん剤の使い方や
自由診療・代替療法への許容度も、
こちらを目指したものかと思います。
抗がん剤は実際、癌細胞を殺せるエビデンス
もある治療であり、量や適応といった、
使い方の違いだけなので、
免疫療法とは若干違うとは思いますが…。
「
いや、見せかけの希望を見せても
最後に裏切られて、
何も準備できないのならば、
それは希望と言えるのか、
そこに希望はあったと言えるのか、
というスタンス。
」
三好先生や梅澤先生は、抗がん剤を
お使いで使い方の違いだけですし、
梅澤先生:
手術不能の末期癌(転移性癌)は治らない
三好先生:
引き分けに持ち込む
長く共存するための治療ですから
上記に書きましたが、
「見せかけの希望」を見せているわけでは
ないと、私は信じています。
四次元ピンポイント照射の植松先生も
同様だと思います。
「
前者が強ければ、
何らかの治療を最後まで適応させようと
するでしょうし、
後者が強ければ、厳しいことを伝えてでも
残り時間を有意義に過ごしてもらうことを
重視するでしょう。
これは非常に難しい問題です。
」
梅澤先生や三好先生の抗がん剤の使い方も
免疫細胞療法も、
副作用がほとんどないですから、
有意義に過ごせなくなるとも言えず、
巷の免疫療法の問題は、
高額であること、金銭に余裕がなければ
有意義なことに使えなくなってしまうこと
もあるのかな、
ということだと思います。
治せると騙していたら論外だと思います。
私自身は、初期治療で達観してしまって
いるので、
転移後に巷の高額な免疫細胞療法は
しない
(だから、転移疑いもあるのに、まぁ、無駄金と
言われることに弁護士費用をかけたのですが…)
予定ですから、
大津先生のような、本来の
(と書くのがよいかどうか、素人の私には
言葉の妥当性は分かりませんが)
緩和医療を、第一に考えています。
ただし、
抗がん剤の副作用軽減や免疫力UPという
緩和的な側面は、
医学的根拠は何もないですが、
否定もしません。
プラセボ効果も否定できないし、
緩和的な効果がないというエビデンスも
明らかでない現時点では。
そして、
お金儲けのために、
『免疫療法そのもので癌が縮小することは
ほとんどない』という真実も伝えず
免疫療法を提供しているクリニックは
詐欺的だと思いますので、
引っ掛からないように注意しましょう、
と思います。
なお、
「
いや、見せかけの希望を見せても
最後に裏切られて、
何も準備できないのならば、
それは希望と言えるのか、
そこに希望はあったと言えるのか
」
というのは、
免疫細胞療法も、標準治療の抗がん剤も、
本質的なことは同じだと思います。
副作用が最も大きい、
保険診療の殺細胞性抗がん剤を、
効く確率(高くない、エビデンス)
も示さず、
あるいは、転移後の癌が、
抗がん剤で治ると、
騙して、あるいは期待を持たせて
治療を行う
保険診療の医師が多々いらっしゃるのも
事実のようで
副作用の強さ、身体的害がある分だけ
『何も準備できない』
になってしまいます。
効く確率(エビデンス、後向き統計でも)
と、発生し得る副作用及びその確率を
きちんと提示し、
患者が自己責任で選択できるように
すればよい、
騙す医師がいたり、
きちんと事実を知ろうとせず自己責任を
負えない患者や家族がいるから問題なのだ、
(免疫療法も抗がん剤も)
とも思います。
※私は抗がん剤否定論者ではありません。
根治補助としては最大限を望みましたし
転移後は緩和的抗がん剤の使い方を
検討しています
(使い方は、まだ、判断つきかねている、
迷いに迷うポイントです)