あまり世間的な時事ネタは書かないようにしようと思っていたのですが、さすがにこのCOVID-19には言及せずにはいられません。
カーサは現在このウィスルの蔓延を防ぐため、州政府の指導の下で閉鎖されています。3月19日から2週間の予定でしたが、これは延長され、4月17日現在も閉鎖は続いたままです。
私達がカーサに到着したのは現地時間3月16日(月)の午後でした。18日(水)からセッションが通常通り始まる予定でしたが、警察が来てカーサの事務局に通達があったのです。
閉鎖されるのはカーサばかりではありません。ゴイアス州内の全ての学校、教会、レストランまで人の集まる場所は全て閉鎖です。唯一営業が認められたのは日用品を売るスーパーマーケットだけでした。私達の泊まっているホテル・サンラファエルも、宿泊客以外の外部のお客様への食事の提供を中止しました。
警察から通達を受けたカーサではスタッフ達が悲しみに暮れていました。ジョアンさんが逮捕された時でさえカーサは門を閉じたことがなかったのです。逮捕以来ずっとスタッフ達はそれまで通りのセッションを続けてこられました。それが、 COVID-19のためにとうとう閉鎖されることになったのです。
写真を提出するための特設礼拝所
ジョアンさんの逮捕以来、カーサではセッションのある水曜日から金曜日の昼食時と、毎日18時からメインホールでロザリオの会が開かれ、ジョアンさんのために祈りが捧げられました。そうした古参スタッフたちが堪えきれず静かに涙を流しているのが実に印象的でした。
ゴイアニア空港
今回のツアーは月曜日の午後、明るい時間にゴイアニアに到着する便でした。
こんなに明るく、暖かく、太陽に見守られた南半球の国です。まさか真夏のこの時期にコロナウィルスの影響がここまで追ってくることはないと固く信じていたのですが…
最後のカーサツアーが2019年7月でしたので、私達にとっても実に8カ月ぶりのカーサ巡礼でした。
相変わらず手入れの行き届いたカーサの庭。スタッフ達の継続的な献身の賜物です。緑が活き活きとしていますね。
展望台からの風景↓
以前はストリートに野犬たちが大騒ぎしていましたが、すっかりいなくなり… 僅かに首輪をした飼い犬がしおらしくしているばかりになっていました。その代り…
にゃんにゃん王国になっていました!!!
ジョアンさん逮捕直前のエピソードを覚えていらっしゃるでしょうか。以前は狂った犬たちが大騒ぎしていたのですが、今はこうして犬よりも猫の方が幅を利かせているのです。私はこのことをカーサ全体の浄化がかなり進んでいるということの象徴だと思いました。以前は狂った犬たちに何か悪いスピリットが憑いていることを感じ取っていたのです。2018年の10月以降、天使vs悪魔の大戦争がこの地球上でも表面化した…と、私は理解しているのですが、私はこのにゃんにゃん王国を見ながら大きな闘いがひと段落ついたんだな、と理解したのです。
そんなことを考えていると突然森先生に「カーサの土地建物、アバジャーニア全体を浄化しなさい」とのメッセージが降りました。私達も、今回ばかりは自分自身のためだけにカーサを訪れているわけではないことを何となくわかっていましたが、エネルギーワークの一切を禁止されているこのアバジャーニアでそんなことをしていいものなのか、まさかそんなことをエンチダージが指示してくるなんてと驚きを禁じ得ませんでした。
森先生のように信頼できるカーサ公認ガイドとカーサを訪れると言うことは非常に大事なことです。私達は閉鎖中にもかかわらず特別にカーサに入れてもらい、毎日貸切で祈りと瞑想三昧でした。カーサを切り盛りしているスタッフの判断一つ一つもエンチダージの采配の一部なのです。
森先生はエンチダージの指示通りにカーサの土地建物、そしてアバジャーニア全体の浄化のためにコマンドを唱え、祈りを捧げました。そして、カーサはこの閉鎖期間中にアセンションが予定されていることがわかったのです。どうやらその準備のためにこうしてはるばる日本から森先生が呼ばれた、と言うことらしいのです。
私達はこの時期にツアーを中止するべきなのではないかと何度も悩みましたが、エンチダージは「来なさい」とのことでした。それはこういう理由だったのですね。
私達がイタリア巡礼をしたのは2月の上旬から中旬にかけてのことでした。因果関係ははっきりしませんでしたが、その時期の前後でエンチダージ自身がそれぞれアセンションしたことがわかっています。もしかしたら森先生がイタリアを巡礼したこともエンチダージにとって重大な意味があったのかもしれません。
これらは今和泉の妄想かもしれませんが、これだけははっきりと言えます。今世界中で起きていることは決して後退でも停滞でもありません。私達は確実に、飛躍的に前へと突き進んでいます。カーサで起こること、そして私や森先生の身の回りで起こることは世界の縮図です。これは間違いなく地球全体がアセンションへと向かう、痛みを伴うプロセスなのです。
ジョアンさんが解放されたという知らせは帰国直後の私達にとってどれほど嬉しいニュースだったかご想像いただけるでしょうか。その数日後、森先生は夢の中でジョアンさんから「カーサに貢献してくれてありがとう」というメッセージを頂いたそうです。そしてジョアンさんは森先生の腕を掴んで高く上げ、「この者はカーサに大いに貢献してくれた!」と大勢の前で宣言したそうなのです。
ジョアンさんが解放された理由については色々な憶測があります。刑務所の中で感染でもされたら大変なことになると判断された、というのが一般的な見方ですが、ジョアンさんと言えばかつてアメリカで蔓延したあのライム病に効くローションを開発するなど、過去に大変な偉業をいくつも残しています。実際にローションを開発したのはジョアンさんを通じて現れるエンチダージの一人であるドクタークルズなのですが、クルズはブラジルでの疫病の予防と治療に大きな功績を残した人物、ブラジルでは誰もが知る有名な偉人なので、そのドクタークルズを下ろすことのできるジョアンさんに今回も大きな期待がかけられた、という可能性は否定できません。
もしかしたらこの病気の蔓延を防ぐために、あるいは治療法を編み出すために、政府から力添えを請われたのかもしれません。または既にブラジル政府の要人にも感染者がでてしまった今、ジョアンさんによる治療が期待されたのかもしれません。いずれにしても、何らかの司法取引、あるいは大きな政治判断がなければジョアンさんの解放はなかったことでしょう。
いろいろ想像は膨らみますが、保釈の条件として「カーサでセッションをしてはいけない」という条項があるため、残念ながらジョアンさんは今後もカーサに顔出すことはできません。そして、そのカーサも閉鎖されたまま…というのが今の現状なのです。