
自己愛性パーソナリティ障害について
以前も少し調べたことがありますが、先日見たyoutubeの解説がとても分かりやすかったので改めてご紹介。
心理カウンセラーの野口嘉則さん。
話し方が穏やかで聞きやすく、押し付けがましくないので心にスッと入ってきます。
「自己愛的」な人の特徴
自己愛的な人の特徴としてこんなことを挙げています。
自尊心やプライドが傷つきやすく、完璧な自分しか愛せない。
優劣・勝ち負けにこだわり、嫉妬しやすい。
叱責されることが極度に苦手。謝れない。
批判に対して過剰反応する。恥をかくことを恐れる。
身近な人を自分の思い通りにコントロールしようとする。
クレーマー化しやすい。
自己愛的になってしまう要因
条件付きの愛を受けて育つ
幼少期、親の期待に応えた時にだけ褒められるなどして育つと、自己愛が強くなりやすいそうです。
テストでいい点をとったときやいい子にしている時のみ褒められ、失敗をすると褒められない。
そういう環境で育つと、苦手なことがあったり、時には失敗もする等身大の自分を認めることができなくなるそうです。
心に残った言葉があったのでメモ。
子どもの自尊心はかけっこで一等になった時に褒められて育つのではない
かけっこでビリになった時に抱きしめられることで育つものである
野口先生曰く、自己愛は誰にでもあるもの。
ただ、その傾向が特に強くなると、自己愛性パーソナリティ障害と呼ばれます。
その特徴は以下のようなものだそうです。
①自分の業績・才能を自慢する
②賞賛を過剰に求める
③上昇志向が強く、結果主義
④特権意識が強い
⑤共感性が欠如している
⑥自分より優れていると見える人に嫉妬する
自分に対する特権意識から、自慢しがちで(隠れ型の場合はにおわせる)、周りの人を子分のように扱ったり、
批判に対して反撃をしたり、共感性が乏しいので頓珍漢なことを人に言ってしまったり...
そんな人、周りにいませんか?
「距離を置く」のが1番の対処法だそうですよ!