GW前半最終日、普通にド晴天にも関わらず、こうして家に籠って一人、執筆である。

 

一昔前の筆者であれば、何か用事をつけて出掛けていたはずなのだ。晴天ならば無条件で。

 

別に下記事だってそれなりに溜まっているし、正直出掛けてもよかったのだが、参戦終わって帰宅してから寝るまでに風呂入るタイミングを逃したし、用事としては眼鏡を買い替えるためにOWNDAYSへ行くのと散髪ぐらいしかない。前者については、コロナ禍により曇り止め加工してもらった眼鏡というのが、筆者の老化に伴い目への負担が大きく感じるようになり、業務遂行だけでなく思考までをも歪めるレベルにまで達しているとこの頃、やっと自己分析できるようになった。

(もしかしたら、昨年、縋るようにソープへ赴いたというのも、異常とも言える眼鏡による思考変化および精神疲弊が無ければ無かったかもしれないし、某アイドルの恋愛不祥事を極度に思い詰める様子も無かったかもしれない)

 

そして後者については、QB HOUSEに行くだけだが、前回切ってもらった時に思っていたほどに量を減らしてくれなかった。結局、切る量に関係無く同じ金額で、かつ顔馴染みでもない、さらには別に好みのタイプでもないぐらいであれば、男性客に対して女性店員が散髪量を作為的に減らすというのは、結局は店員も人間だ、何ら想像に難くないことだ。そんな分析故に、今度また同じ店へ行ったとて雑に対応されて終わるのかと思うと、自然と足が重くなってしまうものだ。

 

ということで、あとはこれに加えて参戦レポ執筆、三者タスクに対する興味関心や欲求を考えた結果、一番に参戦レポが浮上したための、晴天返上の執筆に至ったというわけである。まあ、GW前半を考えれば、金曜は有休だったが終日家族と根津神社や東大を散策したし、土曜までにゆっくり寝たものの夕方以降は有楽町散策と居酒屋、そして日曜に今回の対バン参戦ということで、月曜ぐらいは家で一人ゆっくりしたくなってくるものだ。これは別に老衰どうこう関係無いと信じたい。

 

 

 

さて、いつも通り前置きが長くなってしまったが、今回参戦したのは、UP-T FESTIVALという対バンだが、同日には、ニコニコ超会議が開催されていただけでなく、通称キンマーな巨大撮影会イベント、そしてヒロインズ主催の肉フェスと、なかなかにイベント尽くしな一日であった。

 

じゃあまだ、中堅程度のドルヲタなら動員見込めそうだ、と鋭い読者は感じるだろうが、Zepp新宿ではアイジェネ、そして新宿BLAZEではバチュコリと、近い2会場でライブアイドルの真ん中と呼べるような知名度中程度かつ場数超多いアイドルがしっかり出演している。これは盛り上がること間違いないとタイテ見て感じた筆者だが、前述の居酒屋もあって、アイジェネのチケット購入期限を超過したために、参戦を断念するに至った。しかし、筆者個人の関心としては同程度だったので、今回の川崎クラブチッタ参戦も良かった。そして何より、川崎へ赴くことの大きなメリットとして、東京都心とは違った賑わい、街散策ができるということだ。ある意味、それもメイン要素に近かった。

 

 

 

 

 

 

 

「08」ニコルポップ「秀逸な選定」14:05~14:30「05」

最終参戦:2024/4/14:該当参戦レポ無し

一応、ライブは最近観ていて、参戦レポとしては『透色優色:葉桜の舞う品川にて』が挙げられる。しかし、最近では忙しくて、ライブ観たすべてのアイドルに対して参戦レポを執筆できていなかった。とはいえ、この理由が本当に多忙なのかは議論の余地がある。というのも、今回のレポタイトルに据えた「改察」、1つはライブアイドル界幅広く、今後は一層と、知名度などという壁を無視してより広く見ていきたいという想いがあるが、もう1つは外出用の眼鏡ではなく家用の眼鏡を着けて参戦したことによる筆者自身の抜本的な改善がある。屈折率高く薄型のレンズだからこそ、目が疲れにくいのだ。故に前述の通り、思考の改善もあるが、それだけでなくシンプルに目だけでなく全体で疲れにくくなったので、それにより参戦レポ執筆までもこうして影響しているのでは、という考察である。

とはいえ、そんな議論をここでやるべきか、はかなり無駄な気がするのでライブレポに移るが、筆者が入場してライブ観始めたのは既に出番後半、それでも十分、ステージ上で律儀にパフォーマンスを行うアイドル、そしてライブに釘付けになるファン、さらにはその様相を撮影する運営。この構図というのが、改めて、美しく感じられた。筆者の認識の限りでは、元ハープスターの寺田すずが主動員な気もするが、他のメンバーも推されていたので、またここから着実に、アイドルという物語が芽生えていくのかと思うと、とても感慨深い想いになった。

さて、前回出演した透色優色、こちらは品川インターシティホールという巨大なホールでの出演であった。そこでパッとしないように映ってしまったのは、他出演者がステージから離れていても現場が成されるほどに長期間の活動経歴、そして沸きやすい楽曲があること、などが挙げられるが、それに対してまだグループとしての認知度は浅い状況だと察する。まさに鶏口牛後である。強い対バンに出て対バン序盤で已む無しか、それとも中または小程度の対バンに出て良い時間帯を狙うか。

いずれにしても、為すべきライブに変わりは無いだろうが、やはり、しっかり推されている、疎外感が無い空間、などの要素は、アイドル個々のモチベーションに直結する。そのあたりも考えた上で、今後本アイドルがどう活動展開していくのかは注目していきたい。

 

 

 

「09」EMuLATE「冗長なアドバイスを反省」14:35~14:55「04」NEW!!

物販1「青」CHIYO「サインあり2shot」0K (新規特典) (Xフォロー必須)

かなり厳しいライブ空間だった。川崎クラブチッタという会場は、決して狭い会場ではない。Veats渋谷やZepp新宿については縦長の会場なので、キャパの割にはステージは狭い。一方で川崎クラブチッタは一般的なライブ会場だ。キャパ四桁相応なステージの広さである。そんなステージに出番開始時点で登壇は2名だけ、しかも明らかに緊張している様子だ。この動員でこの緊張度合、イベント問わずもっと場数踏む必要があるなと察した開始数秒であった。

しかしそれでも、懸命にフライヤー配りする姿はとても良かった。動員量でも明らかに少なかったし、この状況で張り付き型のヲタクが居てもただ依存してしまうだけだ。おまけに物販時間というのは動員の格差問わず長時間を強いられる。一時的でもいい。筆者との会話で退屈を紛らわせてもらえればという想いあって、今回物販開拓に至ったわけだが、にしてもアドバイス中心な内容になってしまった。趣味とか好きな楽曲とか、もっとラフな内容にすべきだった。まずはアイドルとして活動することへの抵抗感を消すこと、これが大事だったのにと、一人猛省する筆者であった。

 

 

 

「10」Aim「記憶ベースのプロデュース」14:55~15:15「06」NEW!!

UP-T公式のXを見返せば、ああそういえばこんな感じだった、と思い出せるし、明らかピンク推しなTOが現場を頑張って創っていたな、とも思い出せるのだが、じゃあグループ名だけでそれが浮かべたか、というと、筆者の記憶力の乏しさももちろんあるのだが、もっと特定可能な名前にしてほしいなぁとはついつい考えてしまうものだ。これだけでなく、当時の筆者は、ヲタクが頑張っていたことをアイドルに伝えようと思って物販へ赴こうとしたがタッチの差である、EMuLATEが先行してかつ記憶が混ざったのもあって、その言葉をEMuLATEで発してしまったのだ。発言直後はミスったと思いはしたが、思っていたより言われたアイドル側は不愉快そうでなかったことと、結局どこの現場だって誰かしら専ヲタがいてみんな頑張っているんだよな、と、令和な今日、熱く応援することだけがヲタクとして正解とも呼べない時代となってきた。静かに見守るヲタクというのも、愛の総量としては何ら劣ることが無いかもしれない。そんな可能性も込みで、結局、Aimの物販回収はおあずけで良かった気もしてくる。また大阪から遠征してくれた時にでも開拓するとしよう。

 

 

 

「11」KissBee「反転的な戦術」15:15~15:40「09」

最終参戦:2021/6/13:該当参戦レポ無し

2021年ということは、一応コロナ禍か後ぐらいになるのか、別に風俗に狂ってたわけでもないし、どうして参戦レポが残ってないかと思ってしまうが、逆に言えば、それほどになんだかんだで筆者は、参戦レポを重視しているということだろう。やっぱり今後は今回のように、執筆する時間をしっかり設けるとしよう。もっとも、そうなると土日の過ごし方が確定してきて、土曜は参戦、日曜はレポ執筆ということでかなりマンネリ化しそうだし、大抵の場合は土曜より日曜の方がイベント数が多いこともあって自然と土曜参戦だと混雑濃厚だ。いやでも参戦する側の総量が違ってくるか。駄目だ不毛な議論だ、今後も参戦したい時に参戦すればそれでいい気がしてきた。

さて、ライブレポに移りたいが、やはり一番初めに書くべきなのは、グループ自体がかなり経歴が長いということだろう。今回が3年ぶりの参戦かぁ、とどこか驚かずにいられるのも、2014年から活動しているアイドルグループなためだ。この活動期間の長さが何を生むかというと、壇上よりも現場側、動員の層について議論の価値がある。通常のアイドルグループは、結成または過去他のグループで活動していていずれでも高々平均3年程度な経験、老若男女幅広い動員が可能だ。そして令和な今日、現場はすっかり落ち着くか、活気を狙ったプロデュースで爆上がりするかだ。しかし、経歴が遥かに長いアイドルグループとなれば、新規獲得は難しく、中年男性が中心な動員層となり、現場としてももはや居場所の如き感覚なので今更体力を大きく削って盛り上げようという士気は無く、かといってライブ音楽への愛が尽きたわけでもない、でなければとっくにヲタ卒しているだろう。などいろいろ挙げられはするが、簡潔に言えば、雰囲気がかなり違う。やはり言語化しても説明し切れない要素が数多いので、実際にライブへ行って現場を味わってほしいところである。

なお、ステージの完成度については、必ずしもグループ経歴とは比例しない。超パフォーマーが卒業して新メンバーが為体であればグループ全体で完成度が著しく下がるのは何も珍しい話ではない。KissBeeの場合はというと、新メンバーも総じてダンスの完成度が高く、表情管理もしっかりしていた。フロアを見てライブもできている。やはり、リーダーである中山星香の存在は欠かせないが、Xを確認したらこのライブ前日にはキンマーに出ていたということだ。後述のFloreRisaもそうだが、やはりリーダーを務めるほどにグループに影響ある存在というのは、人一倍幅広く活動し、努力をしているのだろう。筆者と同い年とはいえ、その生き様には自然と尊敬の念が湧くものだ。今度は何年後にライブを観れるだろうか。とはいえ今回の様子なら、また今年中にでも観てみたいものだ。

 

 

 

「12」遥か、彼方。「表現者」15:40~16:05「07」NEW!!

パフォーマンスは普通に良かった。所感としては、現時点でのエネルギーの大半を楽曲表現に費やしているために、フロアにライブを届けるというところ、具体的にはレスや掛け合いなどが不足しているように感じられた。アイドル側の立場になって考えてみれば、ライブに臨むまでの日々のレッスンにて、歌やダンスを極めるところに重きを置き過ぎなのではないかと考える。しかしこれはアイドル個々人よりかは運営側に責があるように筆者は考えるが、かといってそのような攻め方を一概に劣だと見做すことも愚かしいだろう。今日、地理的にも心的にも、本当に様々な場所でライブアイドルは存在し、人間的な相性をも含めて、生み出されるアイドルグループというのもまた千差万別である。また、ファンになり得る者、年齢層や性別なども今の時代、かなり多様化した。だからこそ今回、筆者が仮に上記のように感じ得たとしても、おそらく刺さる人にはぶっ刺さるはずだ。いろいろと情報が欠けている中で議論するのも愚かしいというものだ。これぐらいに留めておこう。(5555字)

 

 

 

日時:2024/4/28(日)、11時半~20時

会場:川崎クラブチッタ

タイトル:UP-T FESTIVAL NEXT vol.2

出演組数:21組