東村山寺社めぐり | ZZ・倶舎那・渋谷申博のブログ

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渋谷申博としての本業は神社仏閣、神道・仏教に関する文を書くことです。ZZ・倶舎那は「もう一つ」のペンネームです。

仕事の区切りがつき、天気もよかったので、今日は東村山まで寺社めぐりに行ってきました。
なぜ東村山かというと、ここには都内で唯一の国宝建造物を有する正福寺があるからです。久しぶりにその千体地蔵堂が見たくなったのです。
今日回った寺社はいずれ「千寺詣で」や「千社詣で」
http://www.myspace.com/1004214454 でも紹介しますが、今回は趣向を変えて散歩の様子を報告したいと思います。

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西武新宿線東村山駅西口を出て、まっすぐ西に向かいます。文化の日の昨日、正福寺では地蔵祭があったらしく、街灯にはまだ幟が下がっていました。
その道沿いに、「南無不動明王」と書いた燈籠が4つ下がった門が並んでいる小道があります。さっそく誘われて入っていってみると、東村山不動大善院(天台宗)でした。


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本堂前の奇岩の上に安置されたセイタカ・コンガラ童子の像が印象的です。左手の方には築山に三十六童子がおられます。

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門前の道をまた西へ行きます。しばらく行くと「→正福寺」の看板があるので、そこを右に。やがて正福寺の門が見えてきます。

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これが国宝の千体地蔵堂。応永14年(1407)に建立されたものですが、やはり国宝の円覚寺舎利殿とほぼ同じ形式の建物です。

千体地蔵堂と呼ばれるのは、堂内に10センチほどの地蔵像がたくさん奉納されているからです。18世紀頃のものが多く、祈願がある人は一体を借りて帰り、願いが叶うと2体にして返したといいます。
国宝になるだけあって、本当に美しいお堂です。梁や組物が実に美しく整っています。
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隣接して八坂神社があります。かつては正福寺の鎮守だったのでしょう。

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門前の道を今度は西武線の方に向かって歩きます。道なりに5分ほど歩いたところで弁天池公園に出ました。

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池の中央に鎮座するのが出世弁財天女宮(本来は公園全体が弁天様の境内だったのでしょう)。
お宮へは二つの太鼓橋を渡っていきます。水面が広々として気持ちがいいのですが、橋が老朽化しているのがちょっと怖い。

公園のトイレには近辺の地図があるのでチェック。

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弁天橋を渡って住宅街へ。
民家のすぐ横に、普通の家と同じような建物の清正公(せいしょうこう)のお堂がありました。
清正公とは加藤清正を祀るもので、主に九州では割と広まっている信仰です。東京では白金にお祀りする寺院があるくらいであまり知られていないので、こんな所で出会うとは思いもよらず、少々びっくりしました。

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清正公から10メートルほどのところに猿田彦神社が鎮座しています。


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猿田彦とは高天原から下ってきたニニギノミコトの道案内をした神様で、道祖神と同一視されることもある神格です。
境内にあった由緒書きによりますと、この神社は明治28年(1896)東村山の停車場ができたのを機に地域の発展を願って庚申塔を神社に変えたものだそうです。
神社にはこうした成り立ち方もあるのだと初めて知りました。やはり歩いて訪ねてみないとわからないことがたくさんあります。

線路沿いの道を川越方面に行くと、諏訪神社があります。

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言うまでもなく信州の諏訪大社の分祠ですが、明治以前は徳蔵寺の鎮守でした。その頃は境内に立派な杉林があったそうで、徳蔵寺の本堂はその杉で造られたと伝えられています。

もうちょっと回りたい気持ちもありましたが、完全にオフというわけではないので、今日はこれでおしまい。

東村山駅前に戻り、ブックオフでセロニアス・モンクのCDを買って帰りました。