千寺詣で
№56 橘寺放生院 2008.11.11
宇治橋の守り寺とも呼ばれます。
寺伝では推古天皇12年(604)に聖徳太子が建立したとされ、鎌倉時代に叡尊によって再興されました。
叡尊は宇治川の中洲に十三重の石塔を建てるとともに、当寺で放生会を行ないましたので、方丈院と呼ばれるようになったそうです。
№57 金峯山寺(きんぷせんじ) 2008.11.12
吉野山は古くから山岳霊地として知られ、修験道の道場として多くの寺社が建立されてきました。現在も山中にはたくさんの寺院・神社がありますが、その中心となっているのが金峯山修験宗総本山の金峯山寺です。
写真はその本堂にあたる蔵王堂。東大寺大仏殿にはかないませんが、木造としては屈指の大建築です。山に登ってきて、このお堂を目にする時は、さすがに驚きます。
ここから少し歩きますが、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)もお勧めです。
№58 普済寺 2008.12.16
東京都立川の多摩川べりにある臨済宗建長寺派に属する禅寺です。
かつてこの地は中世の武士団・立川氏の屋敷があったところで、普済寺も立川宗恒が文和2年(1353)に建長寺の物外可什を招いて建立したとされます。
境内には立川氏のものとされる首塚もあり、中世史の一断面を見る思いをさせる寺院です。
なお、寺宝に国宝の六面石幢(せきどう)があるそうですが、拝観はできないようです。
№59 極楽寺 2009.2.7
鎌倉にある真言律宗の寺院です。戒律復興を唱え、貧者救済や土木工事などの社会事業に力を入れた叡尊教団の東国での拠点になった寺院で、文永4年(1267)に忍性(にんしょう)によって創建されました。
この日は一日、鎌田東二先生の鎌倉ルポの同行取材をしたのですが、江ノ島で解散をした後、まだ明るかったので当寺を取材したという思い出があります。
№60 金剛峯寺 2009.3.11
金剛峯寺という寺号は、古くは高野山の諸寺を総称するものでしたが、明治以降は高野山真言宗の総本山となる寺院のことを指すようになりました。
高野山は俗世と隔絶した山中にあるのですが、歴史的に火災の難が多く、意外に古い建築などが残っていません。
せっかく高野山を取り上げながら金剛峯寺の写真だけではつまりませんので、弘法大師が今も入定(瞑想)しているという奥の院と、根本大塔が建つ壇上伽藍の写真も載せておきましょう。
奥の赤い塔が根本大塔(多宝塔)、手前の宝形造の堂は御影堂。