1階は高窓だけ。仕事・趣味・睡眠を快適にする“こもり空間”のつくり方

わが家の1階にあるのは 寝室洋室 の2部屋。
どちらにも一般的な腰窓や掃き出し窓はありません。
あるのは 天井付近に細長く並ぶ高窓だけ

家づくりの計画中は、「これで本当に明るさは足りるかな?」と少し不安でした。でも、実際に暮らしてみると——この“割り切った窓計画”が、わが家には驚くほどマッチしていました。

この記事では、なぜ1階を高窓だけにしたのか、そして住み始めてわかったメリットをまとめてみます。


■ 1階は日当たりが期待できない。ならば“開く部屋”にしない選択を

そもそもわが家の1階は、隣家との間隔があまり広くありません。
そのため、普通の高さに窓を付けたとしても、十分な太陽光は見込めない環境でした。

しかも…

  • 外からの視線が気になる

  • 大きな窓だと防犯面で気を遣う

  • カーテンで常に閉じっぱなしになる可能性が高い

といった懸念も。

それなら、いっそ “外と積極的につながらない部屋” に振り切るほうが合理的。
そこで採用したのが、天井付近だけに窓を設置する高窓スタイルでした。


■ 洋室は仕事部屋&コミック保管庫。外部はシャットアウトが正解

1階の洋室は、主に 仕事用の部屋 として使っています。
さらに、趣味で集めている コミックの保管部屋 の役割もあります。

仕事や趣味に集中したい時、外の視線や光はむしろ邪魔。
外とつながらない、閉じた静かな空間の方が圧倒的に快適です。

実際に使ってみても…

  • 窓を開けることはほとんどない

  • ブラインドやロールカーテンも閉めっぱなし

つまり、普通の窓を付けていたとしても、結局使わなかったという結果に。

高窓にしておいて、本当に正解でした。


■ 寝室は“穏やかさ優先”。日差しより落ち着きを

寝室は明るさよりも 落ち着き を大事にしたい空間。

ここも高窓だけにしたことで…

  • 朝の直射日光が直接差し込まない

  • 外からの視線がゼロ

  • 夜も光漏れが少なく、安心感が強い

  • 壁面を自由に使える

など、多くのメリットを実感しています。

“外が見える=快適”ではないと、暮らしながら気付かされました。


■ 高窓のおかげで得られた快適さ

高窓だけという選択は、結果的に大きな満足につながりました。

● プライバシーと落ち着きが圧倒的

外からの視線を一切気にせず過ごせます。

● 必要な明るさだけがふんわり入る

直射日光は入らないけれど、室内が暗くなることもないバランス。

● 壁面がフルに使える

本棚・机・ベッド——どこに置いても窓の邪魔になりません。

● 空調効率も良くなる

低い窓がないことで、エアコンの風の流れが安定して快適。


■ 「外の光が必要ない部屋」は、窓を小さくする勇気が大事

家づくりでは、つい“窓は多いほうが良い”“大きいほうが明るくて気持ちいい”という発想になりがちです。

でも、部屋の用途によっては逆もまた真理。

  • 日当たりが期待できない

  • 外の景色は必要ない

  • 視線や防犯が気になる

  • 集中したい

  • コレクションを大事に保管したい

こうした条件なら、窓を小さくしたり高窓だけにしたりすることで、
暮らしやすさが大きく変わります。

わが家の1階はその良い例で、
結果として 仕事にも趣味にも睡眠にもぴったりの“こもり空間” が完成しました。

🪜毎日の上り下りがラクになる!我が家の階段寸法は「蹴上19cm×踏面24cm」

家づくりの打ち合わせ中、「階段の蹴上げをどうしますか?」と聞かれても、最初はピンとこないですよね。
でもこの“蹴上げ”――実は毎日の快適さを左右する大事なポイントなんです。


🔍「蹴上」と「踏面」ってなに?

  • 蹴上(けあげ):1段あたりの高さ。足を持ち上げる高さのこと。

  • 踏面(ふみづら):足をのせる奥行きの部分。

この2つのバランスが、階段の上りやすさ・安全性を決めます。


🏡我が家の設定は「蹴上19cm × 踏面24cm」

うちでは、階段の蹴上を19cmに設定しました。
踏面は24cmなので、計算式に当てはめると――

2 × 19 + 24 = 62cm

この“62cm”という数字、建築の世界でいう「上り下りが自然に感じる黄金比(60〜64cm)」に入っています。

実際に住んでみても、ほどよく上りやすくて疲れにくい。
急すぎず、ゆるすぎず、まさに“ちょうどいい階段”になりました。


🐾猫たちにもやさしい段差

うちには猫が3匹いるのですが、この19cmという高さは猫たちにも負担が少ないみたいです。
気づけばみんなでトコトコ上っていく姿が見られて、なんだかほっこりします。

急な階段だと足を滑らせそうで心配ですが、このくらいの段差なら安心。
毎日の通り道だからこそ、人も猫もストレスのない寸法って大事ですね。


⚖️階段づくりのちょっとしたコツ

  • 踏面を広くしたいときは、蹴上を少し低めにすると安定感が出ます。

  • 蹴上を高くする場合は、手すりや照明で安全性を補うのがおすすめ。

  • 数センチ違うだけで印象も歩き心地も変わるので、モデルハウスなどで実際に体感してみるのが一番です。


🌿まとめ

階段って、家の中では意外と「毎日何回も使う」場所。
だからこそ、蹴上げや踏面の寸法をちょっと工夫するだけで、暮らしの心地よさがグッと上がります。

我が家の「蹴上19cm × 踏面24cm」は、見た目もバランスも◎でとても気に入っています。
これから家を建てる方は、階段の寸法もぜひ“こだわりポイント”のひとつにしてみてください。

 

**1階の窓、どこにつける?

— 上にリビングがある家ならではの“正解”の探し方 —**

「上にリビングがある家って、1階はどうやって窓の高さ決めてるの?」
家づくりをしていると、こんな疑問がふと出てきませんか?

2階に明るくて開放的な家族スペースを持ってくることで、日当たりや景色を優先できるのが“上リビング”の良さ。
その一方で1階には、寝室や子ども部屋、水まわりなど、どちらかというと“プライベート空間”が集まることが多いですよね。

そこで悩ましくなるのが 1階の窓の高さ
実はここ、普通の家より自由度が高い分だけ、考えるポイントも多いのです。


■ そもそも1階は「見られやすい」場所

上リビングの家では、生活の中心が2階になるため、1階は道路や隣家に近い場所になりがちです。

つまり、
・外からの視線が入りやすい
・道路を歩く人の目線がちょうど窓に入る高さになりやすい

だから普通に腰高窓をつけると、カーテンを閉めっぱなし…なんてことも。

ここでまず意識したいのは、
**「外から見られない窓にする」**こと。


■ おすすめ①:ハイサイド気味の“高めの窓”

1階のメインが寝室や個室の場合、
窓は思い切って高めにするのがすごく使いやすいです。

● メリット

  • 外から中がほとんど見えない

  • 採光はしっかり入る

  • 家具配置の自由度が上がる(ベッドやチェストの上でもOK)

特に寝室はベッド配置が命。
普通の腰高窓だと置き場所が制限されてしまうけど、高窓ならどんなレイアウトでも相性◎


■ おすすめ②:地窓で“光と抜け”を取り入れる

逆に、道路からの視線を気にしつつも採光がほしい場合、
低い位置に細い地窓をつけるという選択肢もあります。

● メリット

  • 足元だけなのでプライバシーが守れる

  • 奥の部屋に光が抜けていく

  • 外の植物や庭石など“地面の景色”が絵になる

寝室・和室・廊下などとの相性がいいです。


■ おすすめ③:スリット窓で視線をコントロール

縦長のスリット窓は、一見デザイン寄りに見えて実用性も高い。
特に上リビングの家の1階ではとても使いやすいタイプです。

● メリット

  • 外からは見えにくい

  • 風が通りやすい

  • 防犯性も高い

  • デザイン的に外観が締まる

隣家が近い場合でも採光が取りやすくて便利。


■ 天井高との相性で見え方が変わる

2階リビングにすると、1階は天井高が少し低めになるケースもあります。
そこでポイントになるのが、

窓の上端位置(サッシの頭)をどこにそろえるか?

天井いっぱいにそろえるとスッキリ見えますし、
あえて少し下げることでカーテンボックスを仕込む余裕も。

“高窓×天井そろえ”は特に相性◎で、
見た目も中の明るさもレベルが1段アップ。


■ 室内の使い方から逆算するのが結局いちばん

1階は、寝る・着替える・収納・入浴…といった“静”の場所。

だから窓選びの優先順位は
①プライバシー
②家具配置
③必要な明るさ
④換気のしやすさ

この4つを軸にすると失敗しません。


■ まとめ:2階リビングの家は「窓を自由にデザインできる」

上にリビングがある家の1階は、普通の家より“窓の自由度”が高いです。
だからこそ、
住み方に合わせて、必要な場所に、必要な高さで、必要なだけ
という設計ができます。

  • 外からの視線が気になる → 高窓 or スリット窓

  • ベッドの配置を自由にしたい → 高窓

  • 光をやさしく取り込みたい → 地窓

  • 風をしっかり通したい → スリット窓

こんな感じで、ライフスタイルに合わせて最適な窓が選べます。

🪜階段の蹴上げ高さってどれくらいがちょうどいいの?

家づくりの打ち合わせをしていると、図面の細かい寸法の中に「階段の蹴上(けあげ)」という言葉が出てきます。
最初は「蹴上?けあげ?なにそれ?」と思う方も多いはず。

蹴上とは、1段あたりの高さのこと
つまり、階段を1段のぼるときに足を持ち上げる高さのことです。


🔍一般的な基準は?

住宅の階段では、蹴上の高さは20cm前後が一般的です。
建築基準法でも「蹴上の高さは23cm以下」と決まっています。

ただし、実際に住んでみて「のぼりやすい」「おりやすい」と感じる高さは人によって違います。
例えば――

  • 18cm前後:ゆるやかで上り下りが楽。年配の方や子どもにも優しい。

  • 20cm前後:標準的でコンパクトに階段をおさめやすい。

  • 22cm前後:少し急だけど省スペース。間取りを優先したいときに選ばれる。


🏡ゆるやか階段は「ゆとりの象徴」

最近は、2階リビングや吹き抜けのある家など、階段を“通る場所”というより“見せる空間”にするケースも多いですよね。
そういうおうちでは、蹴上を低め(18cmくらい)にして、1段の踏み面(足を乗せる部分)を広めにとると、とても上品な雰囲気になります。

上り下りもゆっくりできて、猫ちゃんも安心して歩けます🐾
(うちの猫も階段を上り下りするたびに「どこ行くの〜」ってついてきますが、ゆるやか階段なら安心です。)


⚖️間取りとのバランスも大切

もちろん、蹴上を低くするとその分、段数が増えます。
階段の全長も長くなるので、間取りに余裕があるかがポイント。

反対に、コンパクトな家では蹴上を少し高めにして省スペース化することもあります。
そのぶん、手すりをしっかりつけたり、足元照明を入れるなど、安全対策を忘れずに。


📏理想のバランス式

建築の世界では、階段の上りやすさの目安にこんな式があります。

2 × 蹴上げ + 踏面 = 60〜64cm

これが人間が自然に歩きやすい寸法バランスなんだそうです。
たとえば、蹴上18cm・踏面27cmなら
「2×18 + 27 = 63」でちょうどいい感じ。


🌿まとめ

階段の蹴上げは、たった数センチの違いでも毎日の使い心地が変わります。
家づくりの打ち合わせで「階段の寸法、どうされますか?」と聞かれたとき、
「蹴上は18cmくらいでゆるやかにしたいです」と言えたら、もう上級者です✨

 

 

階段って、ただの「通り道」だと思っていませんか?
実は我が家では、階段にこそ小さな贅沢を詰め込みました。

全体の設計は「尺モジュール」ベースですが、階段だけはあえて「メーターモジュール」を採用。
それだけでも、日々の動線がぐっと快適になったんです。

今日はそんな我が家の階段に込めた、ちょっとしたこだわりをお話しさせてください。


1.あえてのメーターモジュールで、広々階段に

通常、日本の住宅設計は「尺モジュール(約91cm)」が基本。
でも階段って、そこに幅の余裕があるかどうかで、印象が全然変わるんですよね。

我が家では、階段だけは100cm幅のメーターモジュールで設計。
そのおかげで、上り下りのときも「ん、狭いな…」と思うことがなくなりました。

荷物を持っていてもすれ違いやすいし、猫たちが足元を通っても安心感があります(笑)


2.踊り場は「一段だけ」がちょうどいい

階段の途中には、あえて一段だけの踊り場をつくりました。

最近の住宅だと、スペースを有効に使うために180度ターンの6段構成が多いと思います。
でも我が家ではあえて広さを重視して、ほんのちょっとだけスペースを使わせてもらいました。

そしてこの踊り場の片隅には、猫のための「地窓もどき」を設置。
そこから外を眺めるのが、うちの猫たちの日課になっています。
顔だけちょこんと覗かせてる姿が、もう…たまらなく可愛いんです。


3.階段下も抜かりなく、スケルトンの抜け感

階段下には床下エアコンが入っていて、その上部には採光用の小さな窓。
さらに、踊り場にも別の窓を設けて、一体感のある“ひと続きの窓”のように見える工夫をしています。

階段本体は、スケルトン仕様のささら桁階段
最初は「片持ち」や「力桁」なんかも検討したけれど、既製品の中で一番スッキリ見えるこのタイプに落ち着きました。

結果的に、明るさも風通しも良く、空間がぐっと広がって見えるようになりました。


4.階段のアクセントは、鉄骨製の手すり

そして最後のポイントが、鉄骨製の手すりです。

見積もりに「45万円」と書いてあったときは、正直ちょっと目を疑いました…。
でも、これが大正解。

スリムで無駄がなく、それでいてしっかりとした存在感。
視線を邪魔しないので、空間全体もすっきり見えるんです。

ちょっと勇気のいる金額でしたが、結果的にこの階段のになってくれています。


毎日がちょっと楽しくなる階段

住んでみて思うのは、階段って「生活の中で何気なく通る場所」こそ、ちょっとしたゆとりが大切だということ。

我が家の階段は、そんな小さな贅沢を詰め込んだ場所。
上り下りするたびに、気持ちが軽くなるような。
猫たちとすれ違うたびに、ちょっとほっこりできるような。

そんな「お気に入りの場所」になっています。