間口3mの細長い家に夫婦+子2人

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集合住宅の階段の隙間から転落した事故。

ご冥福をお祈りします。









今日は手摺の話を。


ニュースでは、手摺の基準に建築基準法は無いと書いてありますが、手摺を設計する時には、




高さ1.1m以上、隙間は11㎝以下、縦桟




になるように設計しています。

元となる規定はどこからきているんだろう…当たり前のように、この規定に合うように設計していたので、規定元を気にしたこともなかったです。

(個人住宅は、自由でよいと思っています)




この規定に合わない手摺も沢山あるので、法としての基準では無く、どこかの団体がガイドラインとして規定しているのかもしれません。






今回の場合、この隙間は手摺には該当しないのかもしれませんが、個人的には、建物の転落する可能性のある場所では、11㎝を超える隙間ができないようにしています。






今回、何故15㎝の隙間が出来たのか、写真からではよくわからないですが、後から塞ぎ金物でカバーをして、カバーに落下防止ワイヤーをつければ防げた事故だと感じます。






私の近所でも、子供達を連れていく病院で、吹抜けに面した手摺が、


端っこの手摺と壁との隙間が11㎝をこえる


ヒヤリとする病院がありますアセアセ


赤い部分が、結構空いている…。




手摺は、内装仕上げより先に取り付けることも多いので、壁仕上げの寸法の余裕をみたり、手摺の施工性を優先して、手摺が壁から離れた位置になってしまったと思うのですが、普通に子供が落ちる隙間なので、いつか事故が起きそうですガーン






また手摺の強度は、目安となる数値はあるのですが、法律では決まっていません。







どの程度を想定して強度計算するかは、設計者の判断によりますし、知識の無い設計者の場合は、そもそもこの基準を知らない人もいるかと思います。






デザインを優先して、細いフレームで組んで、明らかに見た目が弱そうな手摺も。


なるべく近づかないことをオススメします…。




昔は気にもしませんでしたが、知識が増えるたび、危険そうな場所・弱そうな手摺には近寄らないようにしています。


海外の事故動画で、ショッピングセンターの吹抜けの手すりに大勢がよりかかって、手摺が壊れて、吹抜けから何人もの人が落ちる動画を見てショッキング過ぎました…。






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 (2023年〜過去に家づくりネタを書いていました)



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