しばらくぶりですが、その間コツコツと配線をしていました。
メイン基板部分ができて、20日に電圧を加えてみましたが、参考にした雑誌の回路図どおりではとてつもない電圧が出たりしました。
電源部のデカップリング抵抗や回路内のプレート負荷抵抗を6カ所、あーでもないこーでもないと、取り替えて調整したところなんとか規定の電圧になりました。雑誌の記事は鵜呑みにしないほうが良いと再認識させられました。
今回のイコライザは、初段(2ユニット構成)で正帰還をかけて、イコライザ素子を通ったあとの段で負帰還をかけているのですが、初段(2ユニット構成)の後ろ側のユニットのグリッドにはー30Vの電圧が出ています。Cバイアスのマイナス電源も存在しないのですが、この電圧には悩まされました。但しカソードには1.6V程度の電圧がかかり、このユニットには1mA程度の正常な電流が流れています。
要はグリッドがこの程度のマイナス電圧にならないと、正帰還なので過電流が流れてしまうのだろうと判断しました。
イコライザ周辺のRCA入力配線を終わらせて、イコライザアンプのテストを実施しました。
70mV程度の正弦波を入れて、出力側の波形をみるときれいに出ています。右側も同じ電圧の波形です。ひと安心ですが、今度は出力部の残留ノイズを測定しました。ややフリッカーが出ていますが、左右ともに0.6mVです。
これで本当の一安心です。一番難しいイコライザが正常にできていれば後は怖くありません。
引きつづき、配線を進めます。
コンデンサがオレンジ色に変身しています。バンブルビーのときはメカニックで精悍でしたが、電圧をかけてみたら、漏れる漏れる。
0Vになるはずが、100Vや32Vが出たりで絶縁できていません。
オレンジは全部0Vを示してくれたのです。金輪際バンブルビーは使いません。
また報告します。