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トニーのゆっくり回覧版  真空管アンプ自作のブログ

真空管アンプの製作、音楽、生活のことなど

しばらくぶりですが、その間コツコツと配線をしていました。

 

メイン基板部分ができて、20日に電圧を加えてみましたが、参考にした雑誌の回路図どおりではとてつもない電圧が出たりしました。

 

電源部のデカップリング抵抗や回路内のプレート負荷抵抗を6カ所、あーでもないこーでもないと、取り替えて調整したところなんとか規定の電圧になりました。雑誌の記事は鵜呑みにしないほうが良いと再認識させられました。

 

 

 

今回のイコライザは、初段(2ユニット構成)で正帰還をかけて、イコライザ素子を通ったあとの段で負帰還をかけているのですが、初段(2ユニット構成)の後ろ側のユニットのグリッドにはー30Vの電圧が出ています。Cバイアスのマイナス電源も存在しないのですが、この電圧には悩まされました。但しカソードには1.6V程度の電圧がかかり、このユニットには1mA程度の正常な電流が流れています。

 

要はグリッドがこの程度のマイナス電圧にならないと、正帰還なので過電流が流れてしまうのだろうと判断しました。

イコライザ周辺のRCA入力配線を終わらせて、イコライザアンプのテストを実施しました。

 

 

70mV程度の正弦波を入れて、出力側の波形をみるときれいに出ています。右側も同じ電圧の波形です。ひと安心ですが、今度は出力部の残留ノイズを測定しました。ややフリッカーが出ていますが、左右ともに0.6mVです。

 

これで本当の一安心です。一番難しいイコライザが正常にできていれば後は怖くありません。

 

引きつづき、配線を進めます。

 

コンデンサがオレンジ色に変身しています。バンブルビーのときはメカニックで精悍でしたが、電圧をかけてみたら、漏れる漏れる。

 

0Vになるはずが、100Vや32Vが出たりで絶縁できていません。

 

オレンジは全部0Vを示してくれたのです。金輪際バンブルビーは使いません。

 

また報告します。

 

 

 

 

以前から雪印の6Pチーズを買うたびに、なんだか昔に比べて半分になってないかと、家族としゃべってました。

 

そうしたらこの最近、メーカーが昔のバージョンの6Pチーズを再販売していて、家族が買ってきました。

 

 

箱からして高さが違う。

 

 

 

うわあ、なんてこった。厚みが半分になってる。

 

 

そこで重量をはかったら、昔は37gで現在は24g。昔は1.6倍の重量だったのですね。

 

でもこういう再販とかをメーカーがやってて恥ずかしくないのかな。ここまでちまちま小さくしてコストダウンをはかってきたことがばれてしまって。

 

実は私は小さなころはチーズが苦手でした。匂いや、味や固さがどうも石鹸とダブってしまって、おいしいとは思わなかったのです。いつも自分の分は姉にあげていました。

 

ある日、姉がいつものように二人分食べようとしたのを見て、急に悔しくなって、自分の分は自分が食べると取り返してぱくっとやったのです。

 

その日から食べられるようになりました。

 

 

16日の午後にやっと完成しました。一部実体図に間違いを発見し訂正しました。

想像はしていましたが、段々と込み入って、密集配線、サーカス配線になりました。

 

 

 

そして今回はコンデンサーにバンブルビーを使いました。

問題になるのは絶縁リークです。何しろ70年~60年前の部品です。

 以前私は勘違いしていました。絶縁はテスターを当てて40MΩ以上なら大丈夫と判断していました。本当は絶縁抵抗計で500Vをかけながら、そのときの抵抗値を測定しなければならないのです。

 今回使ったものは確認した結果、最小でも1MΩ、大きい物は10MΩあります。

動作条件が200V程度ですから、リークは1MΩの物でも0.2mAなので大丈夫でしょう。他にもバンブルビーは手持ちがあるのですが、0.7MΩとかまるっきり0Ωのものもあるのです。湿気の多いところではこのアンプは使用しない方がいいかもしれません。

 またリードが短く、根元から継ぎ足したものも今回使用のものにはあります。

 

もう一つの目玉は、やはりカップリングコンデンサの一部にWestern Electricのロゴの入ったものを使いました。これらは絶縁も無限大で、テスト後に電荷が残っていて感電しました。嬉しい感電です。

 

 

やっとアンプのエンジン部ができあがりました。動いてくれるでしょうか。この基板ユニットを家族に見せたら、爆弾みたいと言われました。おかしな感性です。

 

さてもう1枚の基板、アクセサリー用も今から頑張ります。

 

なんとなくですが、残りの人生でプリアンプはあと5台。電源トランスやスイッチ、可変抵抗の在庫と私の気力などから5台が限度しょうか。

 過去7台作りました。イコライザからみた内訳はCR型が4台、マッキンタイプが2台、マランツが1台です。

 次はマッキンで行きましょうか。その前に、CR型のこのサイテーションⅣを完成させなければいけませんね。