九州電力が2035年をめどに、あらたな原発の開発を進めると発表しました。
中味は明確になっていません。今回はやるつもりですというレベルの発表です。
私自身は放射能と生物は共存できないという考えでいます。
根底には、原爆で父の家族が黒焦げにされて死んだという事実があるから。
投下以降、たくさんの人々が放射能の影響で苦しみ、そして死んでいったという事実があるから。
福島での第一原発爆発事故後の小児甲状腺がんの発生状況。一般的には100万人に対して1名から2名の発症レベルと言われているこの病気が、福島の現地では300人程度になっています。
一般的な公的機関の発表では「事故が直接影響を与えているかは不明」となっています。
もちろん、この状態に対して裁判が起こっていますが、裁判のことすら一般TV報道で紹介されていません。
当然でしょうね。電気事業連合がスポンサーの番組では、報道番組に圧力をかけているでしょうし。
でも私は今回の九電の発表にはある種の期待があります。
それは技術的に、どんな自然災害被害がおきても、完全無欠な発電施設が構築されてるのではないか。
現状のように、発電時に余った70%の熱量を海水を冷却水として引き込んで、温度を上げた上に海にもどすことはせず、山の中で処理できるようでなくては困ります。
この最近の大雨、台風被害での土砂災害は海水温度が上昇しているのが原因だとわかっています。当然ながら原発、火力発電所が海水温を上昇させているのはわかっています。第一原発事故後、全ての原発を止めた結果、海水温度が3℃から4℃下がったのは確認されています。
九電が自然災害に強く、もちろん事故時も人体への影響は0で、海水とは無縁の、新たな原発を構築するのなら、私は賛成します。じっくり本気になって説明してほしいものです。