トニーのゆっくり回覧版  真空管アンプ自作のブログ -23ページ目

トニーのゆっくり回覧版  真空管アンプ自作のブログ

真空管アンプの製作、音楽、生活のことなど

落札していただいた方からの報告です。

 

原文そのままです。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

サイテーションIVの印象をお伝え致します。

6/2に受取ってから電源はONのままで使用し、
CDとTV音声でアンプのいろいろな機能を試しました。

**SP:ALTEC・A7タイプ(マクソニック箱に、416-8A+50年代シーメンス10cmTW)

**私の可聴帯域:10000Hz以上はほとんど聴こえていないでしょう?

**CD音源:(1)ヘレン・メリル/ウィズ・クリフォード・ブラウン
       (ヘレン・メリルがこれほど艶っぽく歌ったことはありません。)

      (2)ケニー・ドーハム/静かなるケニー
       (憂いを感じさせる多彩な音色を楽しめました。)

     (3)グレン・グールド/ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第5番
       (グールドのハミングがしっかり聴こえました)

     (4)昭和歌謡のコンスピレーション
       (聞きなれているはずの歌手たちなのに、それぞれの個性が際立ちました)

アンプ機能:トーンコントロール(クリックタイプではないので戸惑いました)
      ブレンド(MONOとSTERE間の連続可変機構? MONO⇒STEREOで音場拡大し声が迫る)
      ハイカット・ローカット(レコードでより有効と思われます)

総評:生っぽい音になりますがきつくはならず、音色はふくよかで輪郭もしっかり見える感じです。

   音質調整はこちらの要望に程よく応えます。

オリジナルを優しくしたデザインも秀逸だと思います。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

作り手としては嬉しい報告です。プラシボ効果も多分にあると思います。

 

まずまずの実力を発揮しているようです。

 

でもつくづく、安い買い物だなあと思います。これ30万円でもおかしくないと思うのです。手間暇かけましたし、それなりの部品も使いましたし。

 

今後は知人からの依頼があれば、製作して進呈することをメインにします。

 

 

そういえば、サンスイSW-50 アンプも大変気に入っていただき、とても褒めていただきましたが、左からちいさなジーというノイズがでるそうです。修理するので着払いで送ってほしいと頼みました。おそらく送料は3000円程度です。また送る時も私は送料を負担します。合計6000円。

落札金額9万6千円なり。何をやっているのでしょうね。ガレージメーカーが同程度の製品を販売したら、定価70万円相当です。

 

 

なんだかこの最近はいやになっています。世知辛くなりました。

 


 

TOKIOの彼がハラスメントか何かで、無期限活動自粛になりました。

 

この件で被害を被ったのは、TV局のスタッフだったようで、一般人(ファンも含めて)にはハラスメントの直接実害はなかったようです。

 

自分の立場を利用して、無理難題を要求する、押し付けるのは人として最低ですけど。

 

昔はこんな勘違い人間がたくさんいて、平成の初めまでは、世の中的に周囲はそれなりに対応していたようでOKだったような気がします。

 

最近のコンセンサスでは、こういった人物は訴えられて当然。罰を課せられて当然になっています。


芸人に一般社会人のルールを適用していることに、少し違和感を覚えます。

TV・ラジオに登場する人物は、ハラスメントのスクリーニングを受けて、問題のな
い人達でなければならない、現在はこれですね。

 

スポンサーの企業も、コンプライアンス違反のタレントを使わない。これが今の一般的状況。矛盾してますよ、スポンサー企業の中にもパワハラ野郎は絶対いますから。

みんなきれいごとばっかり。

 

 私の意見です。そんなことないだろうという意見もあるでしょうが、いわせてもらいます。

 

一芸能人がある特定の人達に被害を与えたなら、当事者間で解決すべきだと考えます。いきなり「コンプライアンス違反があったので、もう彼をおろす」ではなくじっくり協議をすべきだったと思います。「うちのスタッフはあなたの振る舞い、要求が耐えられなくて一緒に仕事をしたくないと言っています。コンプライアンスにも抵触するので、今後態度を改めてくれませんか、それができないなら今後の仕事も考えさせてもらいます」

 思い上がっている人物にも、一度チャンスを与えてはどうかなと。それでもだめなら契約カットもやむなし。いきなり抹消はファンもショックでしょう。

 

田原俊彦さん。ラジオで女性アナウンサーの手を触る。「真ん中の足は今でも上がる」発言。

 彼のこの騒動で思うのは、彼自身も昔から変わっていないということ。こういう発言は彼のコンサートでは日常的なもので、昔から彼を追っかけている年齢のいった女性ファンは逆に大喜びしているようです。利害が一致していていいじゃないですか。

 

トシちゃんの失敗は、発言のTPOを考慮していなかったという点。女性アナも自分のファンも同じに考えてしまったというのが原因なのでしょう。

 

やっぱり彼も失言を繰り返している高齢政治家と同レベルになってしまっているようです。

 

但し、私自身は公ではない場所で、仲間で飲んでいる時には、真ん中の足発言以上の話をしています。

 

気持ちの入りようで30センチは飛ぶこともあるぜとか。ある仲間は赤い錠剤はとても効果があってずっと硬いぞとか、まあ体験談をもとにみんなよくしゃべります。

 

ただそんな話をしていても、コンプラ違反にならないのは、絶対に一般の女性が同席していないからです。仲間は公私を良く弁た人物ばかりです。

 

教訓:

1.時代は変わった。おおっぴらにしゃべっていたことも、ある状況、特定の環境でしかできなくなっている。それを自覚して発言すること

 

2.なんでもかんでも、他人に気をつかっていると思うことが言えなくなる。気詰まりを感じたら出かけて行って、おもいきりなにをしゃべってもOKの相手、環境下で吐き出すこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6L6GCのプッシュプルアンプを作ります。

 

こんなイメージです。アンプのデザインとシャーシ上のトランス、球のレイアウトを決めるには、シャーシと同じ大きさの板の上に現物をならべるのが一番です。

 

 

 

パーツの位置寸法の決め方は、現物のセンターに定規を当てていきます。パーツの位置はそのセンターで決めて行きます。トランスもソケットも。

 

下の写真は90度回転していてわかりづらいですが、シャーシ向かって左側面の、MT管、出力管、OPTのセンター位置をシャーシ前面、後ろ面から測って決めたところです。MT管のセンターは前から30ミリの位置。出力管は75ミリの位置です。

定規を当てて実測73なら75ミリと5の倍数にします。


 

 

 

さらに下は右側面のチヨークコイル、PTのセンターの寸法を決めているところです。

 

 

 

 

同様にして、次はシャーシ正面の横長手方向の部品の位置も、定規を当てて決めます。

基本的にシャーシ端面とトランスまでは8ミリのスペースを確保。トランスとトランスの間は5ミリから10ミリ程度が(アンプ全体の大きさを見ながら)、全体の見た目、バランスよく収まると思います。

 各パーツすべてのセンター位置が決まったら、図面を描きます。すみません最近ずぼらになり、方眼紙には描いていません。

 

寸法が決まったら次はケガキです。

この趣味の世界では、方眼紙にキレイに図形を描いたあとに、シャーシに貼り付けて、センター位置にポンチを打つ。そして方眼紙を貼ったままドリル加工から始める、というのが従来からの正統な方法です。

 

私も昔この方法でやってました。でも今は図を描くのが面倒、ポンチを打った上から、ドリルの刃を当てるとセンター位置から穴がズレないだろうか。四角やACインレットの多角形の加工断面が、紙でみづらくないか、という諸々の理由で、これをやめて、

 

「直接コンパスの針でシャーシ表面にケガいています」

 

もちろん従来の方法に習熟され、精確に加工できるベテランの方もいらっしゃるでしょう。要は慣れた方法が一番だということ。

 

さて直接ケガキの方法ですが、いきなり針をアルミ面に立てません。下書きとして鉛筆で描いていきます。鉛筆描きが終わったら、もう一度その上にパーツを置いて、正しいか確認します。

 OKならいよいよ、コンパスの針です。製図用のデバイダの針でもOK。片方引っ込めて、片方の針だけ長くして使います。

 

 

ケガキ終了です。大きな丸穴は製図用のテンプレートを使っています。また斜め45度の線を横方向に繰り返して引くときは、三角定規を使うと便利です。使い方をご存じなければ動画で確認できると思います。あ、もう三角定規を使う人もいないかもしれませんね。みんなCADですよね。うわ、超アナログ。

 

黒丸で囲んだところはΦ5の穴だという表示です。

 

 

 

 

 

 

 

指さした十字ターゲットは、ソケット固定用のΦ3穴です。

 

 

 

この最近ソケット周辺には4ミリから5ミリの放熱穴を複数明けるようにしています。

この明け方ですが、今は4ミリの丸をたくさんケガいています。この丸穴の中にちょうどドリル刃で4ミリの穴を明けます。

少しずれたら、穴の反対方向を細丸ヤスリでじわじわ広げて、加工穴のセンターをターゲットのセンターと一致させて、最期にその上から重ねるようにΦ5のドリルで穴を拡大します。

 放熱穴はもっと大きなものを数を減らして明けてもいいでしょうし、ソケットを落とし込んだサブパネルにつけて、球のハカマの周辺には大きな穴を明けて、スペースが確保できているという方法でもいいと思います。

 

 

デバイダってなに?テンプレートって?

そうですよね見たことも無いものの、名前だけ告げられても分かりませんよね。

下の写真でオレンジの四角いのがテンプレート。すぐ上の金属のものがデバイダ。

 その上の青い半透明のくにゃくにゃしたものが、雲形定規。これはグラフの線を滑らかにする役割。そして右下が三角定規のセットです。

 65歳以上のかたは、よくお分かりだと思います。

 

 

次は穴あけの実際について説明します。動画をアップできるよう、撮影とアップロードの準備をしています。うまくいかなかったらお許しください。