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トニーのゆっくり回覧版  真空管アンプ自作のブログ

真空管アンプの製作、音楽、生活のことなど

17日の午前中にケースの続きをやりました。

 

4隅のアルミアングルの支柱に穴を明けました。支柱の下側は3ミリのネジ固定穴。支柱の上は3ミリのネジを切りました。

 

特に上側の4か所別々の支柱にネジを切るのは手間でした。

 

支柱にネジ止めして、前後のパネルを取り付けてみました。

 

 

 

MC昇圧トランスも取り付けてみました。

 

 

 

蓋を上から取り付けて、ケースを組み立ててみたところです。

 

 

ややいびつですね。これが限界です。

 

 

 

 

 

取り敢えず組み立て出来ましたので、再度分解して微調整、塗装、RCA端子の磨きをします。

 

その後内部配線です。このMCケースを板シャーシに実装します。

 

 

板シャーシの加工は週末になりそうです。

 

 

 

 

LEAD社のS-12という手ごろなサイズのアルミケースがあります。Amazonで@521で送料620円 。合計で1,100円を越えます。

 

しばらく悩んでましたが、自作することにしました。

 

自作は、自分の希望通りの大きさにできます。材料は物入を捜すとおそらく見つかると思います。

 

ただ、問題なのはこの暑さの中の作業です。1,100円払った方がいいんじゃないか。

 

いやいや、やると決めたんで自作します。1.2ミリ厚みのアルミと同じく1.2ミリ厚みのアルミアングルが見つかりました。

 

 大まかに説明すれば、コの字型に曲げたアルミを上下から合わせる形。両端部に板を当てがって、片方はRCA端子を4個取りつけます。

 

材料を切り出しました。幅50、高さ40、長さ90ミリのケースを作ります。

 

ケースは片方、すでに折り曲げています。これはホーザンの折り曲げ機を使いました。

 

 

 

黒いベークのRCA端子。これはメーカー製のアンプから取り出したもの。役に立つことがあるもんですね。

 

このRCA端子を出すために、リーマで穴を拡大しています。Φ12程度までの丸穴はリーマで拡大していきます。

 

リーマはぐいと押しながら、時計の針方向に回して、穴を大きくしていくのです。

 

しかしながらリーマの剛性で、このままではアルミ板が曲がってしまいます。

 

 

 

 

よって簡易バイスに挟んで固定しました。被加工物は固定するのが基本です。手で押さえていても無理があります。

 

 

 

この写真もそうです。アルミアングルをワークベンチの角に突き当ててC型クランプで固定しています。こうして動かさないようにしておけば、正確な位置に穴が明きます。この場合はハンドドリルが必須です。

加工には、ワークベンチ、C型クランプ、簡易バイスがあればまず大丈夫です。

 

おおお、汗がポタポタ滴り落ちます。全身製塩工場のようです。もちろんポットに入れた冷水を外で飲んでいるのですが、ときどき屋内に入ります。おとうさんシャツが塩を吹いてるよ。何を言われてもかまいません。ただただアルミの切子を室内に持ち込まぬようにドアを明ける前にズボンをパタパタやるのです。

 夏にアンプを作るというのはこういうことなのです。今日は37℃ありました。

 

 

 

黒ベークのRCA端子。このままでは外形が大きいのでカットします。このケースに取り付けるためのΦ3穴をすでに明けています。片側の外形をカットしました。反対側もこれからカットです。

 

 

なんとか収まりそうですが、穴が少しいびつです。あとからきれいな穴が4個揃うように、丸ヤスリで調整します。

 

 

こんな感じで、アルミアングルの側面に穴をあけて、上下のケースと固定させます。上蓋側のネジはΦ3のネジを切ってドライバーで着脱可能にしておきます。

 

残念ながら今日はここまで。時間が無くなりました。

 

明日は夕方、大阪に向けて出発します。2時くらいまでに、このMCトランスケースと板シャーシの加工を終えたいのですが、どうでしょうか。

 

 

 

以前入手していたMCトランスがあります。

 

DENONのAU-310というもの。この中からトランスを取り出して、ジャンクプリに使おうと思っています。

 

ケースのふたを開けます。

 

 

 

 

 

トランスの下部からの引き出し線をみれば、インプットが赤と緑で、緑がマイナス側だとわかります。アウトプット側は白と黒で、黒がマイナス側だとわかります。

 

ただ、この手のケース入りMCトランスのRCA端子のアース側の配線は、イレギュラーな配線がしてあります。

右側のトランスのRCAインプットのアースには、左右の二次側のマイナスの2本を一緒に配線し、なおかつ右側の一次側のアース線も一緒に半田付けしてあったり。

 

きれいに左右を分けて、配線していないのです。きっとメーカーのノウハウなのでしょう。

 

これをケースごと、プリアンプに持ち込むと楽なのでしょうが、大きなレバースイッチが不要になり、邪魔です。スイッチ分ケースが大きくなってしまっています。

 ケースを切断・折り曲げしようにも、鉄の1.2ミリ厚みなので歯が立ちません。

 

個別にケースをコンパクトに作った方が早いのです。但し鉄製は無理でアルミになります。そういえば亜鉛合金?のケースも市販されていますのでそちらを捜してみようかなとも考えています。ちょうどのサイズがあればいいのですが。

 

MCトランスはハムを引きやすいのでやっかいです。鉄のカバーはむり。アルミでシールド効果があるのかもよくわかりません。

少し検討します。

 

今回は整流に球を使います。順当にいくなら6X4 です。

 

ヒーターにドロップ抵抗を入れて5Vの5MK9を使ってみたいとも思っています。半端整流ですが、π型平滑回路を4段も組めば、リップルも問題なく減少するでしょう。